人気スタイリストが教える美容師になるための学校選び!

美容師のお仕事ぶっちゃけ授業

ヘアスタイリスト 渋谷謙太郎

airディレクター 兼 LOVEST 銀座 by air 店長
現在、数多くの一般誌、業界誌、CM、ヘアーショーで活躍中のトップスタイリスト。
多くのメディアで紹介され、美容師としての知名度はトップレベル!
多数の一般誌の中では表紙、ファッションページ、ヘアページで多くのモデル・タレントを担当。
その他にも、数多くの業界誌、CM、ヘアーショー、コレクションなどを手掛けている。

彼のつくるスタイルは常に流行の発信源となり、多くの女性から高い支持を受けている。
華やかさだけでなく、お客様一人ひとりを大切にする彼の姿勢が、多くのお客様を惹き付けている。
また、教育部リーダーとしてもスタイリスト、アシスタントの教育を行っている。

常に流行の発信源として活躍する中で、さらに良いものを提供したいという、向上心を抱き続ける彼の今後のさらなる飛躍が期待されるスタイリスト。

1時間目質問コーナー

美容師を目指す高校生や社会人のみなさんに事前にアンケートを実施。 現役で活躍する渋谷先生に、直接質問してみました!実際にプロとして働いているからこそ分かるアドバイスが満載!

美容師になるのは難しいの?(高2/女性)

なるのは比較的簡単です。なってからが勝負です。
全国にある美容室の数・専門学校の数に比べて、学生の割合が少なくなっているので就職はしやすいと思います。
昔は20倍~30倍の倍率だった有名美容室も、現在は5倍くらいになっていますよ。
ただ、美容師はほとんど自営業に近いので、いかに自分のお客さんを増やしていくかが難しい所だと思います。

親に反対されています…説得するにはどうしたらいいですか?(高3/男性)

僕の親は大丈夫でしたが、生徒の97%が大学進学の進学校だったので、がっかりはしていたと思います。
おじいちゃん・おばあちゃん世代の人たちは、美容師に対して「下働き」というイメージを持っているようで、少し反対をされました。「頑張るから!」とやる気をみせることで説得しましたよ。自分でとことんやるという本気の姿勢をみせれば大丈夫だと思います。
漠然と大学に進学して、やりたいことが見つからずに就職浪人になるより、自分のやりたいことがはっきりしている方が僕はいいと思います。自信を持って頑張って!

正直、美容師って食べていけますか?(大学生/女性)

頑張れば頑張っただけ対価がある仕事だと思います。
それに定年退職も無いので、身体を壊さなければずーっとできる仕事です。
お金の話をすると、自分のお客さんをどれだけ持てるかが収入に比例していきます。だいたい100人で普通のサラリーマンくらい。すごく売れている人だと1,000人。300人くらいが中堅といった所でしょうか。
業界的には高給の業界ではありません。特にどこかお店に所属していると給料制+歩合になるので人それぞれです。変な話、20年やっても月収20万円の人もれば、26歳で年収600~700万円の人もいる。稼ごうと思えば2,000万円を越える人だっています。
本当に自分次第。でもそこが面白い。

美容師は、なれても仕事が辛く給料も安いため辞める人が多いというイメージがありますが、実際は「修行期間」も含めて雇っているのでどうしても一般企業よりは初任給が下がります。
現在は、人手不足に加えて、教育により力を入れる動きが業界全体で見られるので給料も上がってきていると思います。
目指す価値はあると思いますよ。

結婚後も続けられますか?(高2/女性)

美容師として上に上がっていくのは男性の方が多いです。結婚や出産を機会に離れる方も結構います。
でも、自分のお店を持ったり、子育ての合間を見て練習をしたり、努力をしている方ももちろんいます。
業界としても女性の雇用状態はかなり問題視していて改善の流れになってきているので、逆にこれから目指す人にはいいかもしれません。
昔に比べてずいぶん働きやすい環境になってきていると思いますよ。

学校を探そう
2時間目お仕事の話

プロの美容師として長く働いている渋谷先生が語る、仕事観とは?
普段気をつけていることや成長のひみつなどをぶっちゃけトークしてくれました!

美容師のやりがい

1番はダイレクトに結果が出ることです。
直接お客さんに「ありがとう」と言ってもらえたり、満足して帰って頂けるとやっぱり嬉しいです。
そこから毎回来て頂くようになったり、クチコミで広めて頂いたり、自分のやったことがそのまま成果として返ってくるのでやりがいがありますよ。

目指したきっかけ

進路を決めたのはギリギリでした。高3の秋くらいでしょうか。
美容師は会社員に比べて、自由に自分の個性・ライフスタイルを生かせる仕事だと思ったからです。
お客さんを集めたり、何かあったときの責任はすべて自分に返ってきますが、自分の頑張りがはっきり分かるので面白いですよね。今だからこうしてお話していますが、一番最初に美容師を選んだ理由はもっと単純でしたよ。

手に職を付けたかった。
業界が華やかそうだった。
モテそうだった。

どんな動機でもいいと思います。どんなきっかけであれ、今こうして楽しく仕事ができているので。

今の仕事の内容

お客さんをカットする以外にも雑誌などでヘアメイクもしています。有名な方だと山田優さんなどでしょうか。
ヘアメイクを目指す人なら、美容師免許を取得することをオススメします。仕事の依頼が入る際にも優遇される場合が多いので。美容師からネイルやメイクなどに仕事を広げていくことはできますが、逆の場合は免許を持っていたほうが強いです。ぜひ頑張って取得してみてください。
現在、休日は週1回です。代官山のTSUTAYAまで散歩したりゆっくりしています。
働き始めは忙しいイメージの美容師ですが、就職してすぐの頃は逆にしっかり休んでいました。上にいけば行くほど休みの日にやるべき事が増えてしまうので。モデルハントや練習を営業日にやって、休みは文字通り休んでいました。とはいえモデルハントも自分の時間だから楽しんでやっている人には、意外と苦じゃないんですよ。 仕事も休日も、時間の使い方は自分次第で調節できます。

普段の仕事で意識していること

手を抜かない。真面目にやる。事前の用意を常にすることですね。
普段から雑誌を見て感性を一定レベルにしています。「こんな感じにしてほしい」と一言言っただけで、なんとなくわかってあげられる、そんな状態にしておくように心がけています。
でも、これも特に義務としてやっているわけではなく、好きな事なので楽しみながら情報収集しています。

将来の夢

形はどうあれ、ずっと美容師をやれたら良いなと思っています。
ずっと現場に立って、お客さんの髪をきれいにしたいです。
はさみ1本あれば食べていけるこの仕事を続けたいですね。

学校を探そう
3時間目お仕事の話

社会人になったからこそ分かる、学校の選び方を教えてもらいました!
プロの目線でのアドバイスは必見ですよ!

こんな学校を選ぶべき

自分が好きな街の学校を選ぶのが良いと思います。
渋谷・池袋など、そのエリアの雰囲気がダイレクトに学校に反映される事が多いですし、学校が終わった後に遊ぶ場所が、自分の感性を磨くところになります。
毎日自分が過ごしたい雰囲気の場所を選ぶことをオススメします。

あとはメインの授業以外のオプションが自分に合っているかどうかをチェックしてみるといいですよ。
エステやメイク・カラーコーディネートなど、学校毎に力を入れている所が違うので、自分に合ったものを選ぶのが1番良いと思います。

学校に行ったらコレを聞いてみよう

各学校毎に力を入れているオプションについて聞いてみたらどうでしょうか。
「力を入れている理由」っていうちょっと突っ込んだ質問をしてみても、おもしろいかもしれません。

あと、実は学校毎に裏テーマがあるんですよ。
授業内容やカリキュラムとは別に、人間力を育てる部分での教育は学校によって違います。
「遅刻は絶対だめ」「入学後すぐに合宿」「近所の美化活動」など様々です。
一見きつそうな内容かもしれませんが、社会に出るとき・就職した後から必ず役に立つ所です。
雇用する側から見ると、合宿なんか良いですね。
普通なら社会に出てから自分で学ばなければいけない人間教育(一般常識)を学生のうちから鍛えてくれる学校を選べば、社会に出た時に仕事がしやすいと思いますよ。

学校を探そう

「美容師になるために」あえてするべきことはありません。
高校生のうちから美容室でバイトしたいっていう人もいますが、バイトで覚えることなんて、働いてから1ヶ月くらいで追いつかれちゃうくらいの差なのであまり変わりません。

だから、今のうちに遊んでください。変な意味じゃなく、好き嫌いをせずに色んなものを興味を持ってトライして経験をしてほしいです。今しかできないことを全力でやってほしいです。
好きな事だけじゃなくあまり興味のないことでも、若いうちしかできないことをやっておくと人としての幅が広がると思います。
あとは友達をたくさん作って色んな人と話をして、自分の個性やライフスタイルを豊かにしてほしいと思います。

本当に夢のある仕事だと思います。
はまるかはまらないかはその人次第ですが、いいなと思ったらやってみるのをオススメします。
頑張ったら頑張った分だけ見返りのある仕事だし、広がるものがいっぱいありますよ。
人と人が直接関われて、自分のやったことに対してダイレクトに感謝されるすごく良い仕事だと思し、やっていて楽しいです。
だから美容師をやっていて美容師の仕事が嫌いな人はいないです。
会社員だけどやりたくない仕事をしているっていう話をよく聞きますが、美容師をやっている人たちはその仕事を本当に好きでやっています。

興味のある人はぜひ目指してみて欲しいと思います。 モテるしね笑