大学版

短期大学特集│コレカラ進路

lifemap

短期大学と大学・専門学校の違いって?

短期大学と大学・専門学校の違いって?短期大学はどんな人に向いているのか学ぶ内容や、入試内容・他学校との違いを解説します!

短期大学は、四年生の大学と同じような幅広い教養を身につける一般教養のみならず、専門的な職業や実際の生活に役立つ能力を育成するための教育機関
研究に重きを置く大学よりも将来の仕事につながる教育内容になっています。
大学と比較して、短期間で教養科目+専門科目などを学ぶため、大学と比較しても忙しい学生生活となります。
より実践的な学びとなるため、実習時間は大学と比較し、多い傾向にあり、座学よりも実習に重きがおかれています。
その分卒業後は即戦力として働くことができるため、一般教養を身につけつつ早く社会に出たい人におすすめの学校です。

大学・専門学校との違い

大学

  • 特定の分野の学術的な研究を行う 
  • 実践/実習よりも理論重視
  • 教養教育などで幅広い知識と視野を養う
  • 卒業単位の中で一般教養科目が4割程度
  • ★修業年数  …4年間
  • ★平均的な学費…国立 約243万円 私立文系 約429万円
    私立理系 約588万円

短期大学

  • 幅広い教養を身につける 
  • 職業や実生活における能力を育成する
  • 大学と専門学校の中間的な立ち位置
  • 卒業単位の中で一般教養科目が4割程度
  • ★修業年数  …2年間/3年間
  • ★平均的な学費…私立2年制 約229万円

専門学校

  • 実践的/実務的な教育 
  • 職業教育に特化した学び
  • 専門教育が授業の約8割
  • ★修業年数  …1~4年間
  • ★平均的な学費…2年制 約234万円

短期大学のメリット・デメリット

メリット・デメリットをしっかり比較して自分にあった学校かよく考えてみよう。

短期大学のメリット

大学と比較して、短期集中での勉強となり、早く卒業できます。そのため4年制大学よりも学費が安くなる上、社会に早く出ることができ経済的です。
専門学校と比較すると実習のみならず幅広い教養を身につけることもできます。また、基本的に少人数のため、学習面や就職面の支援が手厚い傾向にあります。

短期大学のデメリット

2年間(医療系は3年間の場合もあり)で一般教養・専門的な科目を学ぶので、4年制大学と比較すると忙しい学生生活になります。
中には4年制大卒以上を求人の規定とする会社もあるため、今の段階で目指している企業がある場合は、進学前に入社規定の学歴部分を確認しておくことをおすすめします。

こんな人におすすめ

  • 専門的な知識をつけて早めに社会に出たい人
  • 知識と実践のどちらも習得したい人
  • なるべく学費を抑えたい人
  • 大学へ編入したい人

短期大学の入試について

短期大学では主に一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜での入試が一般的で、推薦入試・総合型選抜で入学する比率が高い(およそ75%)と言われています。
また、大学入学共通テスト利用入試も導入されています。

それぞれの入試の違い

学校推薦型選抜

学校長の推薦が必要。
書類審査+学力評価+面接などにより合否が決まります。
基本的に「指定校推薦」と「公募制推薦」のいずれかの入試となります。
2021年に改定され、新たに学力評価が必須となり「各短期大学が実施する評価方法等(小論文、プレゼン、口頭試問、実技、資格・検定試験の成績等)」もしくは「大学入学共通テスト」のなかの一つ以上が対象となります。
出願開始は11月1日以降、合格発表は12月1日以降となります。

総合型選抜(旧AO入試)

学校長の推薦は不要。
複数回面接が行われ、合否が決定します。
旧AO入試は学力試験が行われないことが多かったのですが、2021年度の改定により学校推薦型推薦と同様に「各短期大学が実施する評価方法等」もしくは「大学入学共通テスト」いずれかが必須となりました。
2021年度から出願開始日が9月1日からとなりましたが、学校によって異なるためスケジュールをしっかり確認しましょう。

短期大学から大学への編入学について

短期大学から大学に編入学すると、大学卒業資格やより高いレベルの資格取得を目指すことができます。短期大学での学びの中で、学問を更に追求したくなった場合や大学卒業資格を求める企業への就職を求める場合に編入学を行うことができます。

編入学試験は、すべての大学で行われているわけではありません。事前に目指す大学が編入学を募集しているかをよく調べておきましょう。編入学をする前提で専門学校・短大に入学する場合もありますが、その場合、大学や短期大学からの編入のみを受け付けている学校もあるため専門学校と短期大学で悩んでいる場合は次善に確認し必要であれば短期大学に進学するようにしましょう。

短期大学についてわかったら!
気になる学校の資料を請求して更にくわしく知ろう!

記事URLをコピーしました