保護者向け特集 大学版│コレカラ進路
お子さんの進路を考える際、選択肢としては大学への進学や専門学校への進学を検討するご家庭が多くあります。
そこで「大学と専門学校は何が違うのか?」「大学に進学するメリットは?」などの疑問を解決し、少しでもお子さんの進路選びに役立てていただければ嬉しいです。
それではまずは大学と専門学校の違いから解説していきます。
Q1大学と専門学校の違いは?
大学と専門学校には明確な違いがあり、それぞれ特徴がありますので見ていきましょう。
大学
学術的な知識を「幅広く」学ぶ場所
大学では、4年間で入学した学部の他にも様々な分野の授業や講義を受けられるため、学びたい事をじっくり探しながら学んでいくことができます。
また、ゼミやサークル活動が充実しているので、学問の他にも「社交性」 「自主性」「協調性」など社会人としてのスキルも身につけることができます。
専門学校
専門学校は働くための知識と技術を「専門的」に学ぶ場所
専門学校は専攻した学科/コースに関する知識と技術を深める学校ですが、大きな学校だと他の学科の授業を履修できる場合もあります。
実習が多く、スキルや技術・資格を取得するには最適の学校と言えます。学校と企業との繋がりも強く、就職先を決めやすい傾向があります。
Q2大学の種類とは?
進学先の選択肢は多様で、大学も大きく分けて「国立大学・公立大学・私立大学」の3つに分類されます。
日本全国の大学数は約800校(短大や専門職大学も含む)近くあり、その中でも私立大学の割合は約70%と言われています。
そして、2019年4月より、高等教育の多様性を提供する「専門職大学」や「短期大学」も設立され、新たな選択肢が増えています。
また、通信制大学もあり、社会人が学び直しを行うリカレント教育でも注目されています。
私立大学
国立大学や公立大学と異なり、私人や民間によって設立された大学です。そのため大学ごとに特色がことなり、独自のカリキュラムや研究活動を展開しています。
国立大学
国の政府によって運営されており、国の予算で大学の基盤や設備が整備されています。東京大学や京都大学など、名だたる学校が名を連ねています。
公立大学
地方公共団体や自治体によって設立・運営されている大学です。地域独自のニーズや特性に沿った教育が受けられます。
Q3大学を選ぶメリットとデメリット
〇メリット
4年間の修業期間がある
専門学校と比べると修業年限が4年あるため、お子さんはやりたいことや将来についてじっくり考えながら学ぶことができます。
充実した一般教養科目で、幅広い知識も得ることができます。
学位を取得できる
専門学校と比べると修業年限が4年あるため、お子さんはやりたいことや将来についてじっくり考えながら学ぶことができます。
充実した一般教養科目で、幅広い知識も得ることができます。
キャンパスライフを楽しめる
4年間の期間があるため、自由な時間も多く、サークル活動やアルバイトなど学業以外のことにもチャレンジできます。
×デメリット
専門学校よりも学費がかかる
大学は4年間、専門学校は2年間(医療・看護系は除く)ですので、4年間の学費総額は当然、専門学校よりも高額となります。
4年間という時間があるがゆえに・・・
4年間という時間があり、前述した通り学業以外にも時間を使うことができます。時間があるがゆえに、仮に将来を考えないまま過ごしてしまうと、就職活動で壁にぶつかってしまうでしょう。
Q4大学を選ぶ時のポイント
大学を選ぶポイントは様々で、個々の状況によっても異なります。
ここでは簡単にご紹介していきます。
①自分の興味のある分野があるか
大学を選ぶ際に、お子さんの将来が明確に決まっていなかったとしても何を学びたいかは薄っすらとイメージあるはずです。ですので少しでも興味のある分野を学ぶことができるか?は重点におきましょう。
②キャンパスや設備が充実しているか
①の項目とも結びつくものでもありますが、興味のある分野を学ぶための設備がどの程度充実しているかは必ず知っておきたいポイントです。
また、4年間通うわけなので、キャンパス全体の充実度も大切です。食いしん坊さんには学食も大切ですね。
③就職率や就職実績どうか
大学を4年間過ごした先にあるのは「就職」です。そのため就職率や就職実績もチェックしておく必要があります。
就職実績で自分の知っている企業があれば、お子さんが将来をイメージする際のヒントにもなるでしょう。
④4年間の学費はいくらか
避けては通れない問題。それは学費です。
4年間でいくらかかるのか?は4つの項目の中でも1・2位を争うほど大切な項目です。
また、奨学金や学校独自の学費支援を行っている学校もありますので、オープンキャンパスや入学相談会に参加して確認しましょう。
まずは気軽に資料請求
大学のメリット・デメリットも選ぶ際の基準を知るにも、まずは学校の情報を集めることから始めましょう。
親御さんがお子さんに進んで欲しい大学があったとしても、押し付けてしまうのではなく、耳をかたむけ、本人と一緒に考え、じっくり探していきましょう。
お子さんの進学が良い方向へと進んでいくことを願っています。