【文理選択】文系・理系の選び方についてポイントを押さえよう!

【文理選択】文系・理系の選び方についてポイントを押さえよう!
        

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投稿日:2023年6月8日 | 最終更新日:2023年12月21日

自分が学ぶ方向性を考え、文系・理系どちらかのコースを選択する「文理選択」。
「数学が苦手だから文系にしよう!」ついついそんな判断をしてしまいそうです。

しかし、長い目で見たらこのタイミングで行われる文理選択は、これから迎える進学活動や将来どんな職業に就きたいかなど未来に関わってくるもので、とても重要な選択なのです。

本記事では、これから実際に文理選択を行う方、文理選択について詳しく知りたいという方を対象に、文理選択のポイントを押さえてご紹介していきます!

文理選択とは?

一般的には、高校1年生の夏休み前後から文理選択に関する希望の調査が開始されます。
秋から冬にかけて最終希望を確定させますが、それまでの間に担任の先生と個別面談、もしくは保護者を交えた三者面談が実施されるなど、慎重に選択が進められます。
このタイミングで選択されたコースに基づき、高校2年生からは実際に「文系コース」「理系コース」それぞれのクラスに分けられて、学修が進められます。今後、大学や専門学校で学びたい科目や受験に関わるため、それぞれのコースで専門的な入試対策が行われます。

文系・理系、どちらを選べばいい?

相談イメージ01

実際に文系・理系を選択する時、科目の得意・不得意がどうしても判断基準になりがちです。
しかし、前に述べた通り、目先の得意・不得意のみで文理選択を行ってしまうと、これから志望する大学や専門学校、希望の学部だけでなく、将来就きたい職業への進路が遠回りになってしまう可能性があるのです。
高校に入学して間もなく、卒業後の進路が明確な人もそうでない人も、自分が文系・理系どちらに向いているのか、次のポイントを参考に考えてみましょう!

POINT① 自分の趣味や関心のあることを思い出してみよう!

「未来の自分がうまく想像できない」高校1年生では、そんな方も少なくないでしょう。
まずは「今」の自分は、何に関心があるか?何をしている時がワクワクするか?自分が好きなことの中に、将来やりたいことのヒントが隠れている場合があるので、思いつく限りリストアップしてみましょう。そこから文系・理系の分野に結びつくものがあれば、コース選択のきっかけを発見したことになります。

POINT② 自分の好きな科目から考えよう!

日々、授業を受けている中で、「自分はこの科目が好き」という分野があると思いますが、好きな科目を言い換えると、「興味のある学問・分野」であるとも言えます。
得意・不得意で決めるのではなく、自分の「好き」な気持ちに沿って決めることは、今後の原動力にも繋がります。好きな分野であれば学びも深くなり、今後の進路選択にも大きく影響してくるのではないでしょうか。

POINT③ 将来就きたい仕事から考えよう!

進むべき大学や専門学校がまだ決まっていなくても、将来就きたい仕事や、具体的にやりたいことがあるという方もいるでしょう。
例えば、医学・看護系の職に就きたい場合、高校卒業後は医学部や看護学部がある学校を選択することになりますから、理系を選ぶことになります。文理選択のイメージが湧かない時は、どのように学びを進めていけば目標に到達するのか、将来就きたい仕事から逆算して考えてみましょう。


POINT
④ 学びたい分野がある大学や専門学校のオープンキャンパスに参加しよう!

学びたい分野や興味のある学問がある大学や専門学校が開催しているオープンキャンパスに参加することで、気になる学部に入学するための入試科目について情報を得ることができます。入試科目を含めて、気になる学部で学べる分野について理解を深めましょう。
「この分野だったら頑張れそう」「楽しそう」「面白そう」といったような、ポジティブな気持ちに、文理選択のヒントが隠れていることがあります。

文理選択について考える時の注意点

将来にかかわる文理選択、後悔がないよう決め進めていきたいですよね。
以下のような安易な判断には注意し、将来の進路や関心のあることを踏まえたうえで、必ず自分の意志で決めましょう。

▼NG POINT

友達や周囲の人が「〇系だから」自分もそうしよう

全体的に文系の比率が多くて簡単そうだから文系にしよう

特にこだわりなく迷っていたら「とりあえず理系」を選ぼう

よく分からないからSNSの文理診断の通り(鵜呑み)にしよう

編集後記

ここまで、文理選択についての概要やポイント、注意点をご紹介してきました。
高校に入学して間もなく、自分の方向性を定める選択に悩んでいる方も多いと感じます。
具体的な文理選択が分からないまま判断を迫られ、進級後に後悔してしまう人も少なからずいるのも事実です。
進路活動の一歩とも言える文理選択をこれから控えている人へ、できるだけ「自分が納得できる選択」をしてほしいと願っています。文系・理系のどちらかが正解という訳ではないので、自分自身が納得のいくコース選択をできることを最優先させましょう。