海外営業になるには?仕事内容や役立つ資格、向いている人の特徴を紹介!
- 2020.04.01
投稿日:2020年4月1日|最終更新日:2024年5月8日
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海外営業の概要や仕事内容
海外営業とは
海外営業とは、海外をメインに営業を行う職業です。商談を行ったり、製品を輸出入したり、また現地マーケティングを行ったりと、海外の企業を相手に営業活動を行っています。
海外営業の勤務形態は大きく2つに分かれ、日本を拠点にして海外に出張するパターンと、現地に駐在するパターンがあります。自社製品の市場開拓や自社の拠点開拓を担当する場合には、海外駐在になることが多いでしょう。
また、海外営業は海外で仕事を行うため、外国語力やプレゼン力など非常に高いスキルが求められる職業です。日本企業の海外企業との取引や海外進出は年々進んでいるため、今後も海外営業の活躍は期待できるでしょう。
海外営業の仕事内容とは
海外営業の仕事は海外での営業活動ですが、その具体的な仕事内容をご紹介しましょう。
- 現地パートナー開拓
- マーケティング
- 現地企業との商談、価格交渉
- 販売戦略考案、実施
- クレーム、トラブル管理
- 契約業務
- 製品の輸出入
- 貿易事務
- 書類作成
- 顧客対応
- ミーティング、報告業務
海外営業はこのような業務を行い、海外との取引において自社の利益を生み出しています。全て外国語での対応になることも多く、言葉や文化の違いに対応しながらの業務になるため、高度なスキルが必要となるでしょう。
海外営業になる方法
海外営業になるには、海外での取引がある企業に就職しなければなりません。海外営業専門での採用案件は少なく、まずは営業職として就職し、国内営業から始めることが多いと予想されます。
経験を積んで実力が認められれば、より高いスキルを必要とする海外営業担当へ移動できる可能性があります。また、外国語能力が高い方であれば、就職後すぐに海外営業を担当できることもあるでしょう。
海外営業に繋がる就職をするために規定されている学歴や資格はありませんが、4年制大学を卒業していることやTOEICの点数を条件に挙げている企業は少なくありません。就職試験も簡単ではないため、就職を見据えた外国語力の習得や面接に備えたプレゼン力の向上など、早い段階からの努力が必要でしょう。
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海外営業に求められる資格や試験
海外営業になるために、必ず持っておかなければならない資格や試験はありません。しかし、海外営業には英語力が必須であり、その力を測れる資格を持っておくことは、海外営業職に就くためにも役立ちます。
そして、英語力を測る資格として世界的にメジャーとなっている資格試験が「TOEIC」です。そこでここでは、「TOEIC」について概要をご紹介しましょう。
TOEICとは
TOEICとは、英語のコミュニケーション能力を測る試験であり、このネーミングはTest of English for International Communicationの略から来ています。世界150カ国で実施されている非常にメジャーなものであり、毎年学生から社会人まで多くの人がチャレンジする試験です。
TOEICは、レベルによって試験が分かれているのではなく、取得点数によって自身のレベルが判別できるようになっているのが特徴で、この点数は就職活動においても重視されるなど、近年その人の英語力を示すものとして注目されています。
TOEICでの成績は、海外でのコミュニケーションが必要な海外営業職業にとって、就職においても実務においても、大いに役立つでしょう。
難易度や試験について
TOEICの試験にはいくつか種類がありますが、ここでは日本において最もメジャーなTOEIC L&Rについてご紹介しましょう。
TOEIC L&Rはリスニングとリーディング能力を測る英語試験です。満点は990点であり、900点以上を取るにはネイティブレベルの英語力が必要であるとされています。
近年の平均スコアは580点程度ですが、満点の990点を取る受験者も毎年いるようです。
試験の詳細は以下の表をご確認ください。
●TOEIC L&R試験
受験日程 | 1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月 |
受験料 | 7,810円(税込) |
試験会場 | 全国約80都市 |
試験形式 | マークシート(リスニング495点、リーディング495点) |
試験時間 | 120分 |
受験資格 | 特になし |
合格条件 | 特になし(990点満点) |
※2024年現在の概要です
今後の海外営業の将来性
近年、あらゆる企業において海外企業との取引や海外進出が加速しています。そのため、欧米や中国をはじめ途上国の企業や工場で日本の企業が商談を行うことも少なくはありません。
今後も先進技術や安価な人件費・材料費などを求め、海外企業と日本企業の取引、および日本企業の海外進出は続いていくことが予想されます。そして、取引を行うためには営業の人間が必要になるため、海外営業の需要はより高まっていくでしょう。
ただし、海外で営業活動を行うには、言語力をはじめとした高い能力が必要であり、それを培うための努力も求められます。それを続けられれば、海外営業として長く活躍することができるでしょう。
海外営業の就職先
現在、多くの日本企業が海外企業と取引を行ったり海外に進出したりしています。よって、海外営業職の就職先はさまざまですが、主な例としては、各種メーカーや商社などが挙げられます。メーカーの海外営業職では、自社の製品を販売している現地企業との商談を行い、商社の海外営業職では、現地業者からの買い付けなどを行うことになるでしょう。
近年、海外での営業を行なっている企業は多く、海外営業職の求人も少なくはありません。ただし、採用されるためには高いスキルが必要であるため、就職は決して簡単なものではないでしょう。
海外営業の平均年収・MAX年収
海外営業職の平均年収は400万円〜500万円ほどだと言われており、特別なスキルが必要な分、国内営業職よりもやや待遇が手厚い傾向にあります。ただし、この年収は会社や勤続年数、成績によって大きな差があり、大企業での海外営業を担当していたり優秀な成績を残したりしている場合には、さらに高収入を得られる可能性も期待できます。実力や待遇次第では、年収1000万円超を目指すこともできるでしょう。
また、海外営業職は、基本給に加え、海外営業に対する特別手当を付与されていることが多いようです。
海外営業に向いているのはこんな人
海外営業職は、国外のさまざまな国に出張し、営業活動を行います。そのため、外国語能力は必須。英語はもちろんのこと、英語以外にプラスアルファの言語も堪能である方は、海外営業に向いていると言えるでしょう。
英語以外の役立つ言語は、頻繁に訪れる出張国や取引会社のある国など、業種や会社によって違いますが、近年では中国語やフランス語、スペイン語などが人気です。
さらに、コミュニケーション能力に長けていて人と話すことや異文化交流が好きな方であれば、海外営業をうまく行えると考えられます。
また、海外営業職は移動が多く、気候や時差、食事などの面でも負担が大きい仕事です。自宅に帰れない日も多く、肉体的にも精神的にも強くなければ、海外での営業をこなすことはできないでしょう。よって、肉体・精神ともに体力があることも、海外営業職にとって重要な要素です。
海外営業に関連する職業や資格
海外営業に関連する職業
海外営業に関連する職業としてメジャーなものには、まず「商社マン」があります。商社マンはその名の通り商社で働く人のことであり、その中に海外営業をこなしている人も多くいます。
また、「通関士」や「貿易事務」という職業も海外営業にとって関わりの深い仕事です。「通関士」は品物の輸出入に関する手続きを代行し、「貿易事務」は企業に属して貿易のための書類作成などを行っています。海外営業は貿易に関わることが多いため、これらの職業と連携することもあるでしょう。
海外営業に関連する資格
海外営業に関連する資格には、先述のTOEICの他にも、以下のようなものが挙げられます。
- 中国語検定
- 実用フランス語技能検定
- スペイン語技能検定
- TOEFL
- 貿易実務検定
- 日商簿記検定
外国語関連の資格は、現地での商談やコミュニケーションに大きく役立ちます。特に、訪問回数の多い国の言語をマスターしておくと良いでしょう。
また、貿易や簿記などの知識も営業業務に生かせる可能性があります。
おすすめの海外営業になるための専門学校
ここからは、おすすめの海外営業になるための専門学校をご紹介します。
いずれも海外営業分野でとても評価の高い学校なので、海外営業になるために専門的に学びたいという方には最適な学校です。
専門学校 東京ビジネス・アカデミー(2024年4月 東京スクール・オブ・ビジネスより校名変更)【東京都渋谷区】
◆関連学科:経営学科
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