DJになるには

  • 2020.04.01
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DJの概要や仕事内容

DJとは?

DJとは、「Disc Jockey」の略称のことで、音楽を流したり選曲したりするだけでなく、機械の操作や指示などを行う人のことを言います。
DJの種類にはラジオDJやクラブDJ、モバイルDJなどがありますが、ここでは主にクラブDJをDJとして詳しくみていきます。

DJはその場にあった選曲や新しい音楽の提供、既存の曲の早さを変更したりフレーズをループする手法を用いて提供したりと、いろいろな作業を行っています。

DJの仕事内容とは?

一般的にDJといえば、ヘッドホンを片耳に当てたスタイルでレコード盤をキュッキュと操作したり機械のスイッチを上下にいじったり…という姿をテレビなどで目にすることが多いですよね。
これは“次の曲へ切り替えるために曲の速度などを調節していく”という作業を切り取った場面で、具体的にDJが行う作業である
①曲をかける
②曲のミックスをする
③曲のアレンジをする
④作曲する
という作業のうちの②の場面ということになります。

ただ単にあの動作だけを行っているわけではなく、その場面の盛り上がりやクールダウンなどを考えながら音楽を調整しているのですね。

では、①から④までの作業について、もう少し詳細にみていきましょう。

①曲をかける
クラブやイベント会場で曲をかけます。
流したい曲はあらかじめ購入した曲の中から、その場にあった曲の選択をしますので、持っている曲が多ければ多いほど引き出しがあるということになります。
また、ただ曲をかけるのではなく、その場にあった曲をタイミング良く選択しなければなりません。そのため慣れるまではかなり緊張する作業であるとも言えます。

②曲のミックスをする
曲と曲をつなぐ作業のことで、「カットイン」という次の曲のつなぎたい場所へ一気に切り替える作業と、「ミックス」という前後の曲のテンポをそろえて自然に曲を切り替える作業の2つのパターンがあります。
フロアの空気を保つための作業で、多くのDJが利用する技術です。

③曲のアレンジをする
既存の曲の速度を変えたり、同じフレーズをループしたり、アカペラを乗せたりしてアレンジを加えていく作業です。
新しい音楽の演出をするため、手腕やセンスが問われます。

④作曲する
DJは楽曲の知識が豊富であるため、既存の曲だけでなく自分の持ち曲をかけることができるようにするためなどで作曲することがあります。
精力的に活動するDJほど、作曲していると言います。

DJになる方法(資格取得方法等)

DJになるために特別な試験や資格は必要ありません。
いくつかDJになる方法をチェックしてみましょう。

①専門学校などに入学する
DJには専門学校があります。
学校によっては卒業生の9割以上がDJとしてデビューするところもあり、DJとしてデビューするための最も確実な方法だとも言えるでしょう。
また、学校で講師をしている人物も現役のDJで、中には海外デビューしている方もいらっしゃるそうです。機材の使い方はもちろん、活躍中のDJと仲良くなることでクラブを紹介してもらえることもありますし、デビューしてからの生活についても詳しく聞くことができるでしょう。

②DJ活動を行う
機材を使えたりクラブに合う曲を知っていたりすること…などが前提になりますが、クラブなどのお店に通い、そこで働く店員やDJと仲良くなってイベント主催者などに紹介してもらえるチャンスを掴んでいくという方法もあります。
地道な方法にはなりますが、常連になるほどクラブに通い、イベントに参加していくことで知名度を上げていくことになります。

③求人を探す
それほど多くはありませんが、イベントDJやクラブの専属DJの求人募集が出ていることがあります。
求人数が少ないと言うことは競争率も必然的に高くなります。そのため選考で求められるデモテープや、DJとして活躍している動画などでしっかりとアピールして、競争を勝ち抜いていく必要があります。
勝ち抜けた場合、継続して契約してもらえたり、専属DJとなれたりする可能性がありますので、働く場や収入が安定していく可能性があるということになります。
狭き門ですが、諦めずに求人を探して競争をしていく価値はあるでしょう。

資格難易度や試験について

試験について

DJになるための資格は必要ありません。
ただし、機材の使い方など基本ができていないとDJとして活躍することは難しいと考えられるため、まずはDJの専門学校などで学ぶ必要があるでしょう。

その上で、ある程度自分がDJとしての知識を持っていることを証明するために、資格を取っておいても良いのではないでしょうか。
そこでご紹介したいのが「DJ検定」です。

DJ検定は一般社団法人日本DJ協会主催の検定で、「音楽を通して国境を超えた元気な世界を創る」という同協会のビジョンの第一歩としてまず5級が、2019年12月1日より開始されました。
調査時点では5級しか開始されておりませんでしたが、4級以上は準備中で、これからDJ協会認定のスクールが開講出来るという1級まで受けられるようになるそうです。

●試験の概要
では、DJ検定受験の流れについてみていきましょう。

①「DJ検定」LINE@登録
「友だち追加」からDJ検定LINE@を追加します。
返信が来たら「5級受験を希望」と返信します。返信をもって登録となります。

②受験問題ページURLが届く
DJ検定LINE@からDJ検定5級の試験ページURLとパスコードが送られてきます。

③WEB上で受験する
②で送られてきたパスコードを入力することでアクセスをすることができます。
アクセス後、受験を開始します。

④合否結果通知
回答終了後、DJ検定LINE@より合否結果のお知らせがあります。
合格条件は100点中80点取得することです。

⑤合格証明書画像の送付
合格者にはDJ検定LINE@より合格証明書の画像が送付されます。

今後のDJの将来性

改正風俗営業法によって、従来は原則午前0時(最大午前1時)までだったクラブの営業は店内の明るさなど一定の基準を満たし、都道府県公安委員会から「特定遊興飲食店」の許可を受ければ、原則24時間営業ができるようになりました。
このことからDJが活躍することができる時間が増えているクラブなどがあることもわかりますので、将来性が無いとはいえないでしょう。
ただし、一般企業のように常に求人があるとは限らず、デビューして長く活躍できる人はほんの一握りです。常に努力をして自ら将来性を持たせていくことが大切です。

DJの就職先

主な就職先はクラブなどですが、他にも
・結婚式の二次会のDJ
・ダンスホールのDJ
・野外ライブのDJ
など様々な場所で活躍しています。

また、DJの仕事だけで食べていくのは難しいため、バーテンダーやミュージシャン、タレントなどと兼業している方が多いようです。

DJの平均年収・MAX年収

DJの平均年収は約200~300万円だとしているサイトもありますが、イベント1回出演で2万円という求人があった場合、100~150回出演する計算になりますので、例えば土日祝日など休みのたびに確実にイベントに出演できる方などでないとその金額にはならないでしょう。
そのためおおよそ150~200万円が平均年収だと考えられます。

一方で有名になればかなり高額な年収になることは間違いなく、例えば日本で有名なダンスボーカルグループのDJの最大年収は”宝くじ一等レベル”だそうですし、世界でみると2019年の「世界で最も稼ぐDJランキング」の一位はザ・チェインスモーカーズで、約50億円の収入があったようです。

DJに向いているのはこんな人

DJの仕事はフロアの空気やイベントに合った曲をかけていくことにあります。
ただ音楽が好きなだけでなく、たくさんの曲を知っていて、音楽の知識を豊富に持っている(マニアックなレベルで)ことが求められます。
また、華やかな場で活躍するためにかなり高い社交性は必須となるでしょう。クラブDJだとその場を沸かせるように自らが楽しめる人でなければいけませんし、仕事を取得していくためにも人脈を築くことができなければなりません。

DJとして活躍するためには音楽がマニアックなレベルで大好きで、高い社交性をもって活動していくことができるポテンシャルが高い人が向いていると考えられます。

DJに関連する職業や資格

関連する資格

●MIDI検定
MIDIというのは「Music Instrument Digital Interface」の頭文字をつなげたもので、音楽の演奏情報を正確に伝えるための世界共通の統一規格です。

MIDI検定は一般社団法人音楽電子事業協会の認定資格で、電子音楽の事実上の標準規格であるMIDIを理解し、活用できる人材を育成することが目的となっています。DJはデジタルでの作曲をメインに活動していくため、持っていれば役立つ資格となる可能性があります。
MIDI検定は1級から4級まであり、1級はプロ、2級は音楽制作実務・指導者、3級はMIDI規格の基礎、4級はミュージッククリエイター入門のレベルとなっています。

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