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STEP01 進路選択

将来何になりたい?将来の夢の決め方


将来の夢が決まらない……とりあえずじゃダメ?

あなたの将来の夢はなんですか?
高校生になってしばらく経つと、もれなく全員の前に立ちはだかる大きな課題の一つが、進路選択です。
今まさに高校2,3年生なら、志望校決定しなければという局面の方も多いのではないでしょうか。
将来何になりたいか決まってないけど、とりあえず進学先は決めなきゃいけないから成績的に問題ない大学を第一志望に……。
そう言う人は珍しくないですし、それもまた正しい進路選択の方法と言えるかもしれません。

中にはもちろん、子どもの頃からの夢がある人、目指す人がいる人もいて、進路選択に迷いが無い方もいるかと思います。
しかし、進学意思または実績のある高校生以上へのアンケート結果を見てみると、就職先を決めたのは20歳を超えてからが50%を超えています。
高校生の間に将来の夢が決まっている人は10%ほどしかいないのです。

つまり、将来の夢は決まってないけどとりあえず進学する、という人が大多数を占めているということになります。 かくいう筆者自身も、進学先を決定するときに将来の夢は決まってませんでした。 むしろ将来の夢が決まったのは就職して数年経ってからです。つまり就職自体も”とりあえず”だったと言えるかもしれません。

そもそも働く目的とは?好きなことを仕事にするということ

そもそも、将来の夢とはイコール将来の仕事ではありません。
将来どういう生活をしていたいのかが将来の夢なのであって、それと仕事がどう関わってくるかは人に寄ります。
極論ですが、仕事とはお金を稼ぐ手段でしかないのです。

例えば野球が好きで一年中野球に関わっていて、だからこそプロ野球選手になりたい人。
例えばイラストを描くのが好きで毎日毎日イラストを書き続けて楽しく過ごせているからそのイラストを売り物にしてイラストレーターになる人。
そういう人たちは自分の好きなことがそのまま仕事になり生活になり、好きなことでお金を稼げる、つまりその人たちにとってはそれが天職とも言えるかもしれません。

一方でアニメや漫画が好きだからそれらを見るプライベートな時間は大事にしたい、だからこそ仕事は時間キッチリで終わるような環境で働きたい人、趣味にお金がかかるから忙しくてもたくさん給与が貰える仕事を目指す人もいます。

仕事に求めるものは、人によって違うのです。
同アンケートで就職の際の決め手に関する設問では、56%が仕事の内容ややりがいを指し、その他は安定性やプライベートの充実を決め手としているという結果が出ました。

ここでもう一度聞いてみます。
あなたの将来の夢はなんでしょうか?
とりあえず偏差値の近い大学へ進学することで、あなたの夢には近づけるでしょうか。
趣味に関連することが学べる専門学校へ進学すれば、それを仕事に出来るのでしょうか。

どんな選択でも決して間違いではありませんが、この機会にもう一度振り返ってみてもいいかもしれません。

まず自分の好きなことを振り返ってみる

将来の夢について考えて浮かばない人は、一度今自分が好きなことについて振り返ってみましょう。 なんでもいいので、箇条書きにしてみましょう。
映画が好き、旅行が好き、アニメが好き、読書が好き、寝ることが好き、食べることが好き、色々あると思います。
他にも昔習っていたこと、部活の経験や好きだった授業に、周りの人から〇〇に詳しいと言われていることでも構いません。

そうした箇条書きから、活かせる職業を探してみます。
そしてその仕事内容を調べて、興味があるなら候補の一つとして目指せる学校を探しましょう。
どうしても仕事に繋がらなさそうならば、それを趣味として両立できる仕事を探します。

それでも何も思い浮かばないときは、もし毎月毎月自分に100万円入ってきたら何をするかを想像してみます。
買いたいものを買い、そのあとに働かずに生活できるだけのお金が入ってきて、その上であなたがやりたいことは恐らく好きなことなのだと思いますし、将来の夢にも通じるヒントになるはずです。

働き始めてからでも将来の夢は見つかりますし、変わっていくものです。
あまり悩みすぎず、でも考えないで進路決定することはなく、自分が何をして生きていきたいかはしっかり軸として持っておくことが大切です。

進学先と将来の夢は違ってもいい

進学のやり直しは出来ません。
厳密にいえば一度専門学校や大学に言っても、編入や再進学は可能ですが、その分時間は過ぎてしまいます。
どんな勉強も無駄にはなりませんが、過ぎた時間と進学実績は取り消すことができません。

だからこそ進学先は吟味すべきですが、それでもなかなか決まらないことはあります。
そうなってから初めて、家から通いやすいからや、偏差値が近いからという理由で進路選択する余地が出てきます。
学んだことを活かすため、また学んだことから新たに好きなことを探すために進学するということです。

大事なのはこの進学先の選択の時に、自分の将来について一度落ち着いて考えてみることです。 このページを読んでくださったあなたは考えるきっかけを手にしているはずです。
是非あまり深く考えすぎず、かつしっかりと後悔の無い進路選択をするためにも、自分の将来について考えてみましょう。

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