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STEP02 進学選択

大学選びのポイント


大学は、興味のある分野を学術的・理論的に学ぶとともに、専門外にも幅広い教養を身につけるための教育機関です。
「なんとなく」で入学し、ギャップを感じて、後悔をする在学生も少なくないため慎重に比較・検討することが大切です。

学びたい分野を選ぶ

まずは学科・分野から選んでいきましょう。自分の学びたいものをしっかりさせてから学校を選ぶことが大切です。 また、昨今では学部名だけを見て何を学ぶ学部か分かりにくいという傾向が増えています。
自分の学びたい学問が学べるかどうかを判断するのは学部名ではなく、各学部のカリキュラムなどを確認しましょう。

大学の学問分野系統別

人文科学分野
外国語/外国文学/言語学/考古学/宗教学/心理学/人文地理/地域研究/哲学/日本文学/美学/文化人類学/文芸学/歴史学 など
社会科学分野
観光学/教育学/経営学/経済学/国際学/コミュニケーション学/社会学/商学/政治学/福祉学/法学/マスコミ学・メディア学 など
理学分野
宇宙科学(天文学)/化学/自然地理/情報科学/自然人類学/数学/生命科学/生物学/地球科学/物理学 など
工学分野
医用生体工学/応用物理・基礎工学/核融合・原子力工学/画像・音響工学/機械工学/経営工学/建築工学/材料工学/資源・エネルギー工学/情報工学/生産・システム工学/船舶・航空宇宙/通信工学/電気・電子工学/都市工学/土木工学 など
農学分野
水産学/獣医畜産学/農学/農芸化学/農業経済学/農業工学/林学 など
保健分野
医学/看護学/公衆衛生学/歯学/神経科学/スポーツ・健康科学/薬学/リハビリ・放射線・臨床検査等/経営・事務系(医療系) など
家政分野
家政学・生活科学/食物学/児童学/住居学/被服学 など
芸術分野
音楽/デザイン/美術/芸術 など
総合・新領域分野
環境(工学系、社会系、理学系)/国際(社会系、人文系、法律・政治・経済系)/情報(コンピュータ系、社会系、生命系)/人間(身体系、社会系、人文系) など

この中から自分はどの道に進みたいのか、まずはそこから考えてみましょう。

学校選びの基礎を押さえる

卒業後や就職先を意識しよう

学科や学部により卒業後の進路や就職先が大きく異なります。就職率にも差があるのもまた事実。
自分が学びたい学問が将来どのような職業につながるのか、実現性は有るのかを意識してみましょう。

偏差値に囚われすぎない

荒唐無稽な差がある場合は考えものですが、期間と本人の努力によっては合格できる可能性もあるため気にしすぎないほうが良いです。
後の就職活動で差が出るとはいえ、本来偏差値は学校に入れるかどうかの指標に過ぎません。
数校受験し、合格した中で一番高い偏差値のところを選べば良いというものではなく、あくまで自分が一番学びたいことを学べる学校を選ぶようにしましょう。

周りに流されない

友達と同じ大学に行きたいから、有名な大学だからとりあえず…、親がいけというから…etc.
そういった選び方をしてしまうといざ通い始めて自分に合わないと思った時、目も当てられません。
自分の中で明確な比較・検討の優先順位をつけて、自信を持ってその学校を選んだと言えるようにしましょう。

就職率・中退率

就職率の中でも、どれだけ自分が目指している分野に就職できているかを知ることが大切です。
また、就職率を見る際に注意しておきたい点も。
1.就職率の中にアルバイト・パート・派遣・非正規雇用などが含まれている場合がある
2.就職浪人の場合に「就職希望者数」から除外される場合がある(就職の意思なしと取られる)
3.希望業界以外の就職も含まれている場合がある
学生を就職させるために学校がどんなサポートを用意しているかもポイントです。

学費・奨学金・お金のこと

大学進学において一番シビアなのがお金の問題。
学費の比較はもちろんですが、大学進学をした場合に新生活に必要な費用をトータルで考えることが大切。
たとえば、学費が若干安くても一人暮らしをしなければ通いづらい大学だった場合、その費用を考えると割高になってしまうことも。
また、合わせて奨学金や学費ローンについてもよく確認しておきましょう。学校独自の奨学金がある大学や、医療分野などでは指定の病院に一定期間勤務すれば返済が免除になるものなどもあります。

分野にあった学校選びを!

一言で大学選びといっても、人によってどんな大学が適しているかは様々。
学費から選ぶ人もいれば、立地や講師の実績・設備の充実などを基準に選ぶ人も。
ここでは人気の分野を中心にどのような点がポイントになるかを解説します。

人文科学分野

◆就職率・就職先(文系の就職は理系よりも難しいとされるため、要確認)
◆教授の実績

社会科学分野

◆資格取得率(目指す職業に付随した国家資格など)
◆就職先(自分が目標とする就職先に進んでいるか)
◆教授の実績

理学分野

◆学内設備(学びたい・研究したいものが実現できる環境か)
◆就職先(自分が目標とする就職先に進んでいるか)
◆教授の実績

工学分野

◆学内設備(作りたいものが作れる環境か)
◆就職先(職域(企業)が同じでも職種が求めているものかどうか※技術職ではなく事務や営業になっている場合も)
◆教授・卒業生の実績

農学分野

◆学内外設備(農園・バイオ設備・牧場など)
◆就職先(自分が目標とする就職先に進んでいるか)
◆在校生・卒業生の実績

保健分野

◆国家試験合格率
◆倍率・偏差値
◆実習先の病院

家政分野

◆資格合格率(管理栄養士など)
◆就職先(自分が目標とする就職先に進んでいるか)

芸術分野

◆設備・環境(制作環境・課題提出前の学生の動きなど)
◆先輩の作品を見る(自分の追いたい方向性が学校とマッチしているか)

総合・新領域分野

◆就職率・就職先
◆教授の実績

まとめ

大学を選ぶときにまず大切なのは分野を定めること。
その後に重視するべきことは、学費か立地かカリキュラムか、偏差値か…優先事項は人それぞれ。
自分が学校を選ぶときに重視する順番がはっきりしていれば、複数の学校で迷ってもスムーズに比較検討ができるようになります。
また、進みたい分野ごとに重視するポイントも忘れずに確認しておきましょう。

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