「釣りが上手い」だけではダメ。
釣り場と、それを取り巻く人たちのつながりにも思いを馳せよう。

小森 嗣彦 氏

1974年兵庫県出身、東邦大学卒業。JBTOP50シリーズに出場するかたわら、亀山ダムや桧原湖、琵琶湖、霞ヶ浦水系などバラエティーに富んだフィールドにおけるプロガイドとしても活躍している。2008年に自身初となるビッグタイトルJBSuperBassClassicで優勝。その後2009年と2010年には2年連続でJB TOP50年間総合優勝を獲得している。2012年には三度目となるJBTOP50総合優勝を果たすともに、BasserAllstarClassicも制覇。スモールベイトのスペシャリストとして知られ、あらゆるコンディションでも安定した成績を収めるバーサタイルなアングラーとして高い評価を得ている。

現在、数多くのフィッシングカレッジ卒業生が釣り業界で活躍しています。これは学校のカリキュラムが優れているということだけではなく、学生たちの「意識の高さ」によるものでしょう。将来の夢や目標が漠然としている若者も多い中、フィッシングカレッジの学生たちは入学した時点で釣りのプロになりたい、あるいは釣りの業界で仕事をしたいという情熱を持っている点が素晴らしいと思います。なにより、同じ目標を持った仲間やライバルたちと切磋琢磨できる環境はほかにありませんから、入学した以上は努力を怠らず頑張っていただきたいです。そして、これから業界を目指すみなさんには、日本の釣りの将来についても真剣に考えていただきたい。釣り場というのは魚と水だけで成り立っているわけではありません。「釣りが上手い」というだけでなく、地元の方々をはじめとした「釣り場を取り巻く人々の気持ち」にも配慮できる人間になっていただきたいと思います。

業界から一目置かれる教育機関となったフィッシングカレッジ。
釣りに関すること以外にも様々なスキルを磨いてほしい。

今江 克隆 氏

1964年大阪府出身。同志社大学在学中からJBトーナメントに出場するとともにめきめきと頭角を現し、1989年にはJBアングラーオブザイヤーを獲得。その後、1989年にBasserオールスタークラシックを制すると1996年にJBクラシックでも優勝を飾り、当時の国内におけるメジャータイトルをすべて制覇。2001年にはJBワールドシリーズ(現TOP50)チャンピオンを獲得、2005年にはJBエリート5の初代ウイナーとなるなど、JBのトップカテゴリーでは最多となる22勝を挙げている。その活躍はプロアングラーに留まらず、自ら代表取締役を務める"イマカツ"ブランドをはじめとしたさまざまなタックル開発を手がけるなど多岐にわたる。

開校当初は釣り業界から冷ややかな目で見られることもあったフィッシングカレッジ。しかし、現在では青木大介や北大祐に代表されるようにプロアングラーとしての地位を確立した卒業生も多く、メーカーやショップ、そしてメディアでも数多くの卒業生たちの姿が見られるようになっている。彼らのような先輩たちの努力もあり、現在のフィッシングカレッジは業界から一目置かれる教育機関になったといえるだろう。事実、私が代表を勤めるイマカツでも卒業生が正社員として勤務している。ただし、業界内での認知度が高くなったとはいえ、その一員として活躍できるかどうかは本人次第だ。それには釣りの知識や技術だけでは不十分。英語や中国語といった語学やPCの知識など、さまざまなスキルを磨くことで自分の目標にたどり着いてほしい。また、近年はソルトウォーターの釣りにも注目が集まっているだけに、たとえばバスにこだわるのではなく、さまざまなカテゴリーにトライしてほしい。

マスターズ参戦1年でTOP 50に昇格できたのは、仲間や講師など、ヒューマンでの出会いがあったから。
出場するからには年間1位を目指します!

藤田 京弥 プロ

富士河口湖校2017年卒業

2018年のJBTOP50に参戦する藤田京弥プロは、2017年に富士河口湖校を卒業。JBマスターズ1年での昇格は、まさに「スピード出世」だ。これも学園生活の恩恵だと藤田プロは言う。「まずは環境。時間があれば河口湖で釣りをしていました。また、多くの仲間と情報交換したり、講師の方々にいろいろ教えていただいたり...自分1人ではこんなに早くTOP50に上がれなかったと思います。出場する以上はベストを尽くして年間1位を目指します」と語った。
実は藤田プロは現在TOP50に出場している藤田夏輝プロの弟。兄弟でのTOP50出場は史上初だ。「仲がよいのでライバルという感じではないのですが...兄弟で切磋琢磨したいです」と話してくれた。

よき仲間であり、よきライバル。
フィッシングカレッジでの出会いは、ほかでは得ることのできない財産になる。

佐々 一真 プロ

福岡校2010年卒業

JB河口湖やJB山中湖で頭角を現し、2016年からJBTOP50に参戦している佐々一真プロ。2017年は地元九州の遠賀川で開催されたJBTOP50で準優勝を果たすとともに、BasserAllstarClassicWild Cardで優勝して初のオールスター出場を果たした。
「WildCardの優勝は嬉しかったですが、本戦ではよくなかったので満足はしていません。ほかにも惜しい大会があったので、2018年はTOP50で優勝することが目標です」と語った佐々プロ。「ヒューマンでは同じ目標を持つ仲間との出会いが財産になります。よき仲間であり、よきライバル...そして、先輩たちともそんな関係になれるところが大きなメリットです」とコメントしてくれた。

講師として、学生たちから刺激を受ける毎日。
同じ土俵で戦う以上、簡単に負けるわけにはいきません。
カレッジでは自分なりの目標を見つけて、楽しく進もう!

斎藤 哲也 プロ

富士河口湖校大学部2013年卒業

2017年、JBジャパンスーパーバスクラシックというビッグタイトルを手にした斎藤哲也プロは、富士河口湖校の講師を務めている。講師として学生を指導しながら、選手として競い合う立場は難しそうだが「いい刺激になっています。同じ土俵で戦う以上、簡単に負けるわけにはいきませんから」と笑顔で応えてくれた。クラシックの優勝は2日間楽しめたことが勝因だと語った。
もっとも近いところで学生たちと接している斎藤プロは「釣りの世界は厳しいですが、やりがいがあって楽しいです」という。「カレッジへの入学はあくまでスタートにすぎません。自分なりの目標を見つけて、そこに向かうことを楽しんでほしい」と話してくれた。

ヒューマンでしか学べないものがある。
学生という時期だけにしか学べないものがある。私にも学ぶべきことはまだまだたくさんあります。

青木 大介 プロ

旧東京校2003年卒業

TOP50シリーズで2度の優勝を果たし、自身3度目となるワールドチャンピオンを獲得。まさに圧倒的な強さを見せた2017年の青木大介プロ。そして、2019年からアメリカB.A.S.S.への挑戦を宣言したことで、2018年は「区切りの年」になると語った。
「ゼッケン1を背負う以上、これに恥じない成績を残したいですね。ただ『締めくくる』というより、日本で学べることをしっかり学びたいという気持ちです」と語った。「私にもまだまだ学ぶべきものが多いですが、ヒューマンでしか...そして、学生という時期しか学べないことがたくさんあります。釣りの腕を磨くだけでなく、釣り以外の自分も磨いてほしいですね」とアドバイスを贈ってくれた。

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