専門学校と大学の違い

~鍼灸柔整編~

進路を考える上でまず大学へ行こうかそれとも専門学校へ行こうか悩む人も多いと思います。特に大学でも専門学校でも国家資格の取得が可能な場合やクリエイティブ・IT系などの技術職に将来就きたいと考えている人には大学へ行くべきか専門学校へ行くべきが悩みどころですよね!?そんなモヤッとをスッキリ解決!鍼灸柔整分野の専門学校と大学の違いを解説します!

鍼灸柔整業界とは

鍼灸柔整業界というのは、針やお灸という東洋医学を利用して身体的な不調を改善させる「鍼灸師」や、接骨院等で手術を用いない治療を施す「柔道整復師」といった仕事を中心とした業界のことです。
それぞれが「はり師」「きゅう師」「柔道整復師」国家資格となっており、その専門性から就職はもちろん開業や副業も比較的しやすい職種であるため、今人気を集めています。
似た仕事に「整体師」等がありますが、こちらは国家資格ではなく、治療の際も保険適用外であったりと役割が明確に違います。
人間の自然治癒力を最大限に活用した治療法ということで、医療分野や介護分野、スポーツ分野でも重宝されている技術です。
一口に鍼灸柔整業界といっても実際の活躍の場は多岐に渡ります。
最近では美容鍼灸等も注目を集めており、専門サロンも増えてきて、開業する場合の選択肢も広がりを見せています。
そんな鍼灸柔整業界ですが、実際に「柔道整復師」や「はり師・きゅう師」になるためにはどうしたらいいのでしょうか。

鍼灸柔整業界を目指す

それではまず「柔道整復師」になるための方法についてご紹介します。
「柔道整復師」になるには国家資格の取得が必要です。
国家資格取得のための試験を受けるためには、指定の専門養成施設(3年以上)か四年制大学で指定の科目を履修が条件となっています。
試験の合格率はおおよそ60%ほどで、国家資格の中では易しい方ではありますが、しっかりと対策をしなければ不合格となるレベルではあります。
どちらにせよ修学は必須となるので、まず目指す進路は専門学校か、大学かに分かれるでしょう。

一方鍼灸師と呼ばれる「はり師」「きゅう師」になるにも、おおよそ同じで専門学校や大学で指定の科目を履修する必要があります。試験は2つにわかれていますが、同時に受験する場合には共通科目の免除が受けられます。
合格率は80%弱を前後で推移しており、柔道整復師よりも合格率が高いです。

平成10年頃以降、厚生労働省の方針転換によって養成施設はどんどん増加しており、柔道整復師や鍼灸師を目指す人も増え、今現在活躍している人の数もかなり増えました。
それでも冒頭で挙げたように活躍の場が多岐に渡るため、今なお人気な職業として進路に据える人は少なくありません。
安定志向の人が増えたことも、国家資格であるこの職業の人気を手伝っています。

大学と専門学校の違い

鍼灸柔整業界を目指すにあたって資格を取得する場合、専門学校や大学に通う必要があることについては前述の通りです。
それではどちらの方がより優れていると言えるでしょうか。
一概に言えるものではありませんが、それぞれ比較していきながら考えてみます。


まずそれぞれがどういった教育機関なのかおさらいしてみましょう。
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【大学】
希望した学問を中心に学ぶながら一般教養を幅広く身につける。
学問の学び方としては学術的・理論的な側面が強い。

【専門学校】
希望した職業に関する知識や技術に特化しかカリキュラムで学ぶ。
就職・資格取得を目的とし、実習中心の学びとなる。
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いかがでしょうか。このくらいの違いなら何となく知っていた、という人も多いかもしれません。

これだけではいまいちどちらがいいのか、メリットデメリットはそれぞれありそうな気がしますよね。
ではそれぞれのメリットデメリットについてクローズアップしていきましょう。

まず大学のメリットは、4年制でしっかり学べること、一般教養も学べること、大卒という証が手に入ること、一般企業への就職が専門学校より狙いやすいことです。
ここから要約すれば、鍼灸柔整1本に絞らず、保険を残しながら学生生活も楽しみたい。そんな人に向いているかもしれません。

一方専門学校のメリットとして、入学が容易、3年制が多く学費が抑えられる、実践デビューが早い、実習が多く即戦力を目指せる、資格対策が徹底されており100%合格という学校もあるといったところです。
こちらは本当に鍼灸柔整業界を目指すなら、より適していると言えるでしょう。

さらにここに鍼灸柔整業界の特徴として、活躍の場が実力重視であることが多いのが専門学校のメリットをさらに強めます。
柔道整復師やはり師、きゅう師の主な活躍の場は、医療系や介護福祉、スポーツ分野というのは冒頭でもありました。もちろん開業という選択肢もあります。
こうした業界はまず大卒であることのメリットが薄くなります。大企業での採用は大卒でなければ受けられないこともあるほど一般的な価値は高いものですが、鍼灸柔整業界では話が別です。
どちらかと言えばしっかり専門的な知識と技術を身につけていることが大前提で、即戦力の人材の方が喜ばれます。
つまりなるべく早く実践に向かえる方が後々も有利なため、修業年限としても専門学校の方が有利です。
一般企業への就職も専門学校から出来ないわけではなく、むしろ一部の優秀な大学でもなければ就職率にそれほど大きな違いがあるわけでもありません。

こういった業界の特徴を考えても、大学と専門学校の違いを比べた時に専門学校の方が有利な点が多いのが分かります。
当然学校によっても様々な特徴があるので、進路選択の際は色々な学校を比較検討しましょう。

専門学校の選び方

全国に養成施設は柔道整復師だけでも100校以上にものぼり、一人暮らしを考えている場合はもちろん、実家から通う場合でも複数の学校が選択肢となるでしょう。
まず何を基準に考えるかと言えば、やはり第一は国家試験の合格率または合格者数だと思います。
受験者数や合格者数が分かればなお良く、受験者30名、合格者30名(合格率100%)の学校より、受験者100名、合格者90名(合格率90%)の方がいいかもしれません。
また通学時間はなるべく短い方がいいため、アクセス面も重要です。
電車の中で勉強や休憩を、というのも可能ではありますが、切り替えは重要です。
学校では集中して学び、その他では休息を取る、例えではありますがそうしたメリハリは大事にしましょう。

他にも学費や卒業生など、比較検討する材料は様々ありますが、まずある程度ネット等で調べたらいくつか学校パンフレットを請求してみましょう。
ネットにない情報もまとめられており、非常に参考になるはずです。
そしてやはり何より大事なのは学校の雰囲気や周辺の環境です。
3年間は少なくとも通うわけですから、学校の先生や学生の雰囲気は自分に合っているか、メリハリつけて学べる環境があるかは重要。
それを知るには実際に行ってみるほかありません。
専門学校では体験入学などのオープンキャンパスが随時行われていますので、都合のいい日程で申し込んでみましょう。
実際に行ってみて授業を体験したらちょっと違った、思ったよりいいかも、がすぐに分かります。
講師や学校の先生に直接相談することで疑問点も解決することが可能なので、迷ったら保護者の方と行ってみるのもいいかもしれません。

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