ファッションを仕事にするという夢を持ち続けてください。

優哉さん

優哉さん

大学途中でマロニエへ転学。東京へ渡り、テレビ、広告、雑誌等でのスタイリングのほか、舞台やアーティストの衣装デザイン・製作など幅広く活動する。2013年より自身のブランド「MELANTRICK HEMLIGHT(メラントリックヘムライト)」を始動し、東京コレクションなどのショーにも参加する。

◆マロニエの魅力は?
仕事で役立つ知識からアイデアの生み出し方まで、仕事をする上で重要なスキルを身につけられました。プロフェッショナルな先生方による的確な指導が、今の仕事に大きく役立っています。

◆ものの見方を教わったことで多角的な視野を養うことができた。
思い返すと、マロニエ時代はダメダメな学生でした。入学当初はオシャレだったら天下をとれると思っていましたが、月日が流れると、まじめにコツコツやっている仲間のほうがパターンがうまく引けたり、知識も長けていて…。1回生の秋頃には、プライドは打ち砕かれていましたね(笑)。授業の中で印象に残っているのは「ものの見方」を教わったことです。例えば、グラスはワンピースのラインで、ストローはファスナーのアクセント…というように、まわりにあるものを洋服に置き換えらえるようにする訓練は、発想の源としてとても重要なことと改めて感じています。これからファッションを目指す人には、どんな勉強も夢のために必要なことだと信じて、どん欲に知識や経験を吸収していってもらいたいですね。だって、家族を養うために仕事をしている日本人が多い中、大好きなことを仕事にできるわけですから。日々の課題を億劫に感じるのではなく、マロニエで学ぶことがとても価値があることで、楽しいことなのだと実感しながら過ごしていただきたいです。そしてマロニエの卒業生と一緒にファッション業界を盛り上げられたら、とても誇らしいし、うれしいですね。

自分の「大好き」を貫けばこの世界はどこまでも広がっていく。

 林 香衣 さん

林 香衣 さん

マロニエを卒業後、若杉先生のもとで縫製の修行をおこない、フリーランスのデザイナーとして舞台衣装を制作。2009年に同級生と一緒にファッションブランド「FUTATSUKUKURI」を立ち上げる。現在は子育てをしながら、デザイナーとして活躍している。

◆学生時代に突き詰めた好きなことが今の自身の作風につながっている。
小学校の頃からファッションが好きで、高校の先生に薦められて体験入学に参加したのがマロニエとの出会いでした。私が所属していたデザインコースは、性格もファッションも個性的な人ばかり。だからこそ私も、ありのままの自分を包み隠すことなく、音楽に、マンガに…と好きなことに没頭することができました。友達と刺激し合える環境で、よりおもしろいもの、自分らしいものを追い求めた日々が、今の私の礎になっているのだと思います。卒業後は、若杉先生のもとで縫製の技術を学び、フリーランスのデザイナーとして劇団衣装を作ったり、古着のリメイクアイテムを販売したりしていました。その後、マロニエの同級生と一緒に「FUTATSUKUKURI」を立ち上げました。FUTATSUKUKURIは、「幼い頃の記憶や憧れにデザインを加えて新しい価値を生み出すこと」をコンセプトにスタートしました。

◆ブランドを立ち上げて8年。結婚、出産を機に、新たな道へ。
3年前にパタンナーの同級生が退き、現在は運営面を主人が担当し、ブランドの新しい可能性を追い求めています。私自身も結婚し、出産を経験することで、デザインの考え方が大きく変わりました。以前は、過去を振り返ることがデザインの基本でしたが、現在は料理や育児などの日常生活がインスピレーションの源になっています。例えば、2年前に発表した「ベイビーブルース」がテーマのコレクションでは、赤ちゃんと暮らす楽しい気持ち、不安な気持ちをブルースに例えて洋服に落とし込みました。そのため、授乳服やエプロン、おんぶ紐などがモチーフになっています。卒業して仕事をしている今、マロニエで学んだことが大いに生かされていると身をもって感じます。分からなければ分かるまで教えてもらえる環境にいる今、自分の身になるまで追求してほしいです。学校で学ぶことはファッションの世界で働く上で全てが自分の糧になります。是非、学生でいられる時間を大切にして、たくさん吸収してください。
咲き乱れよ若き乙女たちよ!(おとこのこも含む)

自分にはこれしかない、そんな情熱を大切にして。

 木下 枝美 さん

木下 枝美 さん

マロニエを卒業後、東京のスタイリスト事務所A2に1年間所属。テレビ、雑誌でのスタイリング経験を積んだ後、雑誌を中心に活躍するスタイリストの専属アシスタントを3年間務め、2011年に独立。現在は装苑などの雑誌関連から、ONWARDのウェブサイトでのスタイリング、ブランドのカタログ等幅広い分野で活躍している。

◆マロニエの魅力は?
実践的なスキルを伸ばせる環境です。ミシンやトルソーなどを専用で使用することができ、納得がいくまで取り組める環境がマロニエにはあります。担任制で細やかな指導がある点も魅力ですね。

◆感性を磨き、臨機応変にベストのスタイリングを表現する。
私は現在フリーのスタイリストとして、雑誌やウェブサイト、ブランドのカタログなどの様々な媒体でスタイリングをおこなっています。具体的には、撮影前の打合せから、服や小物などのリース、そして撮影現場での着こなしの確認までトータルにおこないます。同じ仕事は二つとなく、シーズンやトレンド、ブランドや商品によってもコンセプトが変わるので、臨機応変にベストのスタイリングをできるかが、難しくも楽しいポイントですね。様々な要望に応えるため、自分の感性を磨き続けることも心がけています。様々なブランドの展示会やショーに行ったり、ファッション以外の映画やアートにも触れたり…そういった経験が、次のアイデアソースになり、スタイリングの幅にもつながってきます。スタイリストは「華やか」で「かっこいい」というイメージがあるけど、実はけっこう体育会系。体力面はもちろん、現場では「なんか足りないよね、こういうアクセない?」といった要望が突然出てくることもあります。そういった時に素早く対処できる「対応力」も必要です。そういう面ではマロニエでの学びや4年間務めたアシスタントの経験がすごく活きていますね。事前の準備から現場まで気が抜けませんが、最新のファッションに触れられて、自分の感性が作品として表現できるスタイリストという仕事に、とてもやりがいを感じています。

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