中卒から美容師になる方法-美容師学校への進学

中卒の方が美容師になるにはどのような方法があるのでしょうか。

今回は中卒の方が美容師になる方法についてご紹介していきたいと思います。

大きく分けて3つあります。

中卒でも美容師になれる？

まず本記事の結論として中卒でも美容師になれるということは強調しておきたいと思います。

「自分は中卒だから美容師になれない、何年もかかってしまう」ということはないので、その点についてしっかりと分かった上で本記事を進めていきます。

中卒でも美容師になる方法3選

中卒でも美容師になる方法は大きく分けて3つあります。

それぞれ費用や進むべき学校などが変わってくるので一緒に確認していきましょう。

中卒でも美容師になる方法①「高等課程」の認可を受けている美容学校

まず1つ目の選択肢は中卒の方でも入学可能な美容学校に入学することです。

ほとんどの美容学校は高卒または高専を卒業していることを入学資格とする専門学校に分類されるのですが、高等課程として認可を受けている高等専修学校は一般的に高校で学ぶ教科もカリキュラムに組み込まれているので、中卒の方でも入学可能となっています。

「高等課程」の認可を受けている美容学校①バンタンデザイン

例えばバンタンデザインは高等部の認定を受けている専門学校であり東京と大阪に学校があります。

中学3年生の方はもちろんのこと高校1年生の方が転入することもできますし、高校を中退した方も転入学することができます。

高卒の資格と美容師免許を取れる専門学校となっており、全日本ヘアメイク選手権でも第22回グランプリと準グランプリを獲得している実績のある専門学校です。

高等部ということで高校についての勉強をたくさんしなければならないのかと思われがちですが、専門科目が77%となっているので好きなことをとことん学んでスキルアップしようとホームページにも記載されています。

3年間かけて基礎力から現場対応力まで身につけることができ、実習中心の授業に加えて校外授業や公募コンテスト対策など実社会業界とのつながりを主眼に置いた実践型プログラムが特徴となっており、専門学校にも引けを取らない集中型の専門的な授業を受けられる学校となっております。

「高等課程」の認可を受けている美容学校②国際共立学園高等専修学校

国際共立学園高等専修学校も高卒の資格と同時に美容師免許取得を目指すことのできる専門学校です。

社会人スキルを持ったビューティークリエイターを育成するという目標のもと、ビジネススキル、マナーなどの社会人基礎力を身につけ、18歳で社会人として即戦力で活躍できる美容師を3年間で養成するのを目的としています。

導入されている設備が全て最新のものとなっており、美容業界の現場で求められる技術知識を基礎から応用まで積極的に学ぶことができるというのも、国際共立学園高等専修学校の大きな特徴となっております。

学んだことを活かしクリエイティブな感性を磨くこともできる専門学校です。

授業や学校行事などを通して対人能力を身につけることができるのも大きな特徴となっており、美容師に特に必要とされるコミュニケーション能力を養成することで卒業後すぐにお客様と楽しく喋ることのできる美容師を目指すことができます。

中卒でも美容師になる方法②美容学校の通信課程で学ぶ

美容学校の昼間課程は高卒または高専卒の入学資格としていることが多いですが、美容学校の通信課程は中卒以上でも入学可能な場合が多くなっております。

昼間課程のカリキュラムは基本2年間ですが通信課程は3年間となっているので、卒業するまでにやや時間はかかってしまいますが、それでもメリットが多くあります。

特に学費が安いのが大きなメリットとされており、昼間課程の学生が2年間で約200万円から280万円の学費がかかる一方で通信課程は3年間で約50万円から80万円で卒業を目指すことができるのであまりお金がないという方も余裕をもって通うことができる点も大きな特徴となっております。

中卒でも美容師になる方法③高卒認定資格を取る

高卒認定に合格した後に専門学校に進学するという方法もあります。

特に通信過程でなく昼間家庭で学びたい方は高等学校卒業程度認定試験に合格することが必要となっております。

この資格を取得すると「高校を卒業したと同等の学力がある」とみなされるので専門学校や大学に進学することができるのです。

年に2回行われているため直近で試験がある場合はとりあえず受けてみるのも選択肢のひとつです高確率は45%程度となっているのであまり高くありませんが、高校レベルの学力がある自信がある方は是非とも一度受験してみて欲しい資格となっております。

まとめ

今回は中卒の方でも美容師になる方法があるのかについてご紹介してきました。

大きく分けて3つの方法がありますが、どれも予算や目的などによって方法が変わってくると思うので、本記事を参考に予算や目的に応じて任意の選択肢を選んでほしいと思います。