美容師になるにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

高校生で美容師になりたいと考えている方は多いでしょうが、高校卒業後、どのような進路を選び学んでいく必要があるのかについて知りたいと考えている方も多いはずです。最近では高校から美容師資格を取得できるような学校があります。

通信制で資格の取得を目指す学校もあり、そちらについてもご紹介していきます。

中学生や社会人の方で、美容師を目指したいという方にも本記事はお勧めとなっております。

美容師になるには？

美容師になるには国家資格である美容師免許の取得が必要です。厚生労働省指定の美容師養成施設を修了することで国家資格の受験資格を得ることができ、その国家資格に合格することで美容師資格を取得することができます。最近は通信課程で資格を取得することも多く、通信課程は3年間学び、美容師の資格を目指します。また、美容室に就職して働きながら資格取得を目指すこともできるので、お金がない、学校に通う費用が足りないという方は奨学金を利用するのも選択肢の一つですが、いきなり美容室で働き出すというのも選択肢のひとつです。

美容学校の学費は？

美容系の専門学校の学費は少し高い傾向にあります。

2年間で200万円から270万円が卒業までにかかる費用であると考えておけば良いでしょう

また少しでも学費を抑えたい方は通信課程を利用するのも選択肢のひとつです。美容系の専門学校の通信課程は学費が50万円から70万円程度に抑えられるので、お金がない、または働きつつ美容師の資格の取得を目指したいという方は通信過程を利用することをお勧めします。

また夜間課程も少し学費が安くなっています。一般的な専門学校が200万円から270万円である一方で、夜間の専門学校は150万円から200万円程度で卒業を目指すことができます。

美容師の離職率が高いって本当？

美容師の離職率は高いと言われていますが、これは本当なのか気になる方も多いでしょう。

残念ながら美容師の離職率は非常に高く、1年目までが30%、2年目までが44%、3年目までが56%と言われており、他の業種は平均して3年以内の離職率が30%ほどと言われていることを考えると、非常に離職率が高いと考えられています。

ではなぜ美容師の離職率が高いのか、そしてやりがいを持って長く働くためにはどのようなことを気をつければよいのかについても考えていきましょう。

美容師の離職率が高い理由①勤務時間が長い

美容師の離職率が非常に高い理由として勤務時間が長いことが挙げられます。

もちろん店舗によるのですが、基本的に人手不足の業界なので1日10時間から12時間働くことが多い業種です。

特に開店前と閉店後に長時間練習をしたり、店内の清掃をしたりしていると帰る時間は遅くなる一方です。

残念ながらその残業時間の給料が出ないこともあり、勤務時間の長さから美容師を離職する方は少なくありません。

美容師の離職率が高い理由②給与が少ない

美容師の離職率が高い理由その2として考えられるのは給料が少ないことです。

先ほどもご紹介したように美容師は長時間労働が当たり前の業界であり、10時間から12時間働くのが日常となっている場合も多いです。

しかし残業代が反映されないサロンも多く、中には半日以上働いているのに手取りの額が20万円に満たないという方もいるそうです。労働時間に見合っていない給料の安さから美容師を辞めてしまう方も残念ながら多いそうです。

美容師を長く続ける方法①就活の際に就労体制がしっかりしているサロンかどうか見極める

美容師を長く続けるためにはどうすれば良いのかについても考えていきましょう。

まずできる対策としては専門学校を卒業して就職する際にサロンの面接を受けると思うのですが、その際にしっかりと就労体制がしっかりしているか確認しておきましょう。

もちろん企業によっては聞こえの良いことばかり言って実際に入社してみると嘘ばかりだったということも全くないというわけではありませんが、あらかじめ就労体制などについて細かいことを質問しておくことでブラック企業を回避することができることが多いです。

美容師を長く続ける方法②スキルやマーケティング力を身につけて独立する

もしくは美容師としてのスキルを身につけたり、マーケティングについてしっかりと勉強して独立してしまうという方法です。

自分のサロンを持つことができれば給与の管理も自分次第ですし、人気店に成長させることができればスタッフを雇うことができ、スタッフにも十分な給料を支払うことができます。

何より自分が長時間労働する必要もなくなります。

特に最近ではインスタグラムやtiktokなどを用いたマーケティングが上手な美容師の方もたくさんいらっしゃいますし、そうした方のSNSを普段から参考にし、どのようなマーケティングの方法をとっているのかについて学びながら、専門学校や市販の本などでマーケティングについて勉強しておくと美容師を長く続けることができるでしょう。

特に専門学校を卒業して美容師を目指す方が多い昨今ではマーケティングについて勉強している美容師の方が多くありません。

しっかりと時間をかけて勉強することができればサロンを開業し安定した売上を出すことは不可能ではありません。