お仕事コラム

QBハウスに就職したい! | 就職するには?

lifemap

駅の改札や繁華街で「ヘアカット10分1000円」といった青い看板を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

そういったヘアカットの専門店としてとトップのシェアを誇るのはQBハウスです。QBハウスの売りは1080円という安さと自分でカットを済ませられるという手軽さです。

2017年11月の段階で国内に534もの拠点を持ち、120店舗を展開する海外事業も好調の非常にビジネスとして成功している企業です。

今回はそんなQBハウスに就職するにあたってどのようなものが必要なのか、採用率が低いのはなぜなのかについて一緒に考えていきたいと思います。

QBハウスに就職したいと考えている方はもちろんのこと、将来美容関係の職業に就きたいと考えており、どのようなスキルが求められるのか、どのような運営をしていけば人気が出るのかについて知りたいと考えている方もぜひ本記事を最後までご覧ください。

QBハウスとは?

QBハウスは先ほどもご紹介したように、1080円で髪の毛を切ることができ、さらに10分で一連の流れが完了するという手軽さですが、魅力のカット専門店です。

一般的な美容院は1日に15人前後を施術するのが一般的となっていますが、QBハウスは一人で約4倍の40人から50人ものお客様を担当する圧倒的な数の多さが特徴です。

なぜここまで時間を短縮できているのかと言うと、タイムロスを徹底的に省くための独自の散髪器具が用意されているからです。

タイムロスを徹底的に防ぐための器具としてエアウォッシャーというものが挙げられます。これは散髪後に頭に残った髪を一気に吸い上げて取り除くものとなっており、シャンプーやブローの必要がないので、散髪後に頭に残った毛や服についた毛を一瞬で取り除くことができます。

これにより水道代やシャンプー代もかからないので、さらに料金を安くすることに成功しているということです。

その他にも美容師が最も動作をせずに素早くカット行える角度を研究したり、髪の毛を回収する機械を独自で開発したりなど、様々な工夫が凝らされているQBハウスです。

実は採用率18%の難関!どうしてそこまで難しいのか?

そんなQBハウスですが、実は採用率18%の超難関なのです。

なかなか18%の合格率の企業は聞いたことがありませんが、どのようなこだわりがあるのでしょうか。

選ばれた優秀な人材だけは入社できるというブランディングにも成功しており、求人媒体を介さない自社ホームページへの直接応募は全体の5割にも及ぶそうです。

QBハウスが最も求めているのはスキルや学歴ではなく、「応募条件として唯一求めるのは人間力」と言っているように、人として当たり前のことを守ることができるか、常識をちゃんと守っているかどうかが求められるそうです。

遅刻には特に厳しく目を光らせているように、「評価シート」というものがあり、何分遅刻したか何分早く到着したかまで細く評価シートに記載されているようです。

それは自分たちが扱っているのは時間を大切にするサービスであり、自己管理ができない人の場合採用しないというスタンスがあるそうです。

なんと面接は2時間にも分けて2回行われます。

その人の生い立ちから話を聞き、どのような教育方針で育ったのか、部活動は何をしたのかはもちろんのこと、志望動機将来のビジョン、定年まで勤続できるかなども含めて徹底的な面接を行うそうです。

筆者もQBハウスで髪の毛を切ったことが何回かあり、それも出張などの際に関東や関西東海など様々な地区で数回切ったことがありますが、どの店舗のスタッフも要望通りのヘアスタイルに仕上げてくれた上に、対応が丁寧でした。

このようにQBハウスはスタッフの質を徹底的に良くすることを大切にしている企業なので面接には並々ならぬ思いをかけているので、しっかりと対策をすることが大切でしょう。

QBハウスの労働環境は?

実際しっかりと対策をして勝ち取ったQBハウスの労働環境はどのようなものになっているのかも確認していきましょう。

美容師の離職率は新卒1年で約半分3年目にもなると7割にも上るというかなり高い数値で、非常に美容師の環境は良くないです。

美容院の多くが厚生年金保険・健康保険などの社会保険制度の強制適用の対象から除外され、保険に未加入です。申請すれば加入は可能ですが、雇用主もお金を納めなければならないため、これを出し渋る個人事業主も多く、劣悪な環境で働いている方も多いです。

しかしQBハウスは社会保険を完備し、残業代は1分から支給、サービス残業一切なし、休日も月6日から10日まで自由に選べるようにしており、定年制を廃止しています。

最高齢のスタッフは何と八十歳で、全スタッフ1600人中4人に1人が10年以上も働いているという素晴らしい労働環境が整えられています。

美容師の中には家のローンはおろか賃貸契約すら断られてしまう方も多いですが、QBハウスは給与の水準が同年代のサラリーマンと比べても遜色なく、男性のスタッフで「婚約を申し込んだ彼女の両親も納得してくれる給与体制だった」という声もあるそうです。

また業界初の取り組みである社内カットスクールも設立しており、もともとカットの経験が少なかったり、ブランクがある新入社員でも技術不足のために6ヶ月のカリキュラムを受けることができます。

もちろん給料もらいながら受けられるので、「人間性を評価してもらえたものの、スキルにはあまり自信がない」という方でも働くことができます。

つまりQBハウスでしっかりと働くにあたって最も求められることは人間性であるということです。

まとめ

今回はQBハウスがどのような企業なのか、労働環境はどのようになっているのか、就職するにはどのような対策が必要なのかについてご紹介してきました。

QBハウスは社員に優しい企業であり、そしてお客様に最大の価値を提供するために様々な工夫を凝らしている企業です。

このように優良な体質で回っている企業は長続きしますし、安定しているので、一般的な美容師の給料や労働環境では子育ては難しいと考えている方はぜひQBハウスに就職を目指してみてはいかがでしょうか。

美容師を目指せる学校を探してみよう!

記事URLをコピーしました