お仕事コラム

美容師の平均労働時間はどれぐらい?

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美容師はやりがいがある華やかな職業であるものの、ほとんどの方が労働時間は長く、体力的にはきついと言います。

実際のところ美容師の平均労働時間はどのくらいなのでしょうか。

ライフワークバランスが叫ばれる昨今、アフターファイブを充実させつつ美容師として活動することは実質的に可能なのでしょうか。

今回は美容師の平均労働時間について考えつつ、美容師としてライフワークバランスを保ちつつ働くことが可能なのかについて考えていきたいと思います。

美容師の平均労働時間は?

美容師の平均労働時間は1日最低8時間、特に研修中などの方は1日10時間から12時間以上の労働になる方も多いようです。特に美容師は駆け込みでサロンに来たお客様などにも対応しなければならないことが多く、一人の施術で数時間かかることも珍しくないため、突然長時間の残業が発生することもあります。もしお客様が帰った後に清掃をしなければなりませんし、何よりも研修の間はその後に何時間も練習をする必要もあるので半日以上サロンにいるということも多くあります。

正直、一般的な「ホワイト」の基準からは外れる

ここまで読んできてわかるように、誤解を恐れずに言うならば一般的なホワイト企業的な働き方の基準からは大きく外れるのが美容師としての働き方です。残業が全くない職場でも最初の頃は閉店後に練習を行う必要がありますし、強要されるものではないですが、自分の練習の時間を作らないとなかなかスキルが上達しません。

固定のお客さんを獲得することも難しくなってくるため、、実際上司に指示されようが指示されまいが練習をする必要があります。つまり最初の頃はサロンに1日10時間はいるという前提で働く必要があります。

もちろんスキルを身に付けることができ、特に個人の練習を毎日行うようにが必要もなくなってくればだんだん残業も少なくなってきます。

「一生毎日10時間働ければならない」というわけでは全くありませんので、最初の数ヶ月〜数年間を頑張ることができるかどうかが大切になってきます。

美容師としての業務、カットやカラーなどを練習することが楽しくて仕方ないという方ならば特に問題はないでしょう。

しかしいくら楽しくても体は疲れるものですから、自身の体が疲れていると感じた時は無理せずに帰ることも頭の片隅に置いておきましょう。

ライフワークバランスを大切にする人は独立も視野に入れる

ライフワークバランスを大切にする人は独立も視野に入れるのも選択肢のひとつです。

美容師は最初の頃はスキルを磨くために居残りで練習をする必要があります。

むしろ逆に今度は人気が出てきた時はSNSなどを介して指名されることが多くなってくるのでどんどん収入は増えてきますが、結局長時間働かなければならないことになる方も多いです。

もちろんどんどん色々な方を担当し、一人一人に喜んでもらえるならば1日10時間以上だって働くことができるという生粋の体力がある、美容師にぴったりの方ならば特に問題はないかもしれません。

しかし実際問題、週に1回程度の休みで毎日10時間以上働いていたらストレスフリーで働けていたとしてもそのうち体にガタが来ます。

ある程度予約を断ることができるような方ならば特に問題はありませんが、自分に来た指名は全部こなしたいと思うような良い意味でも悪い意味でも美容師にぴったりの方は独立してしまうことも選択肢のひとつです。

独立さえしてしまえばあなたを慕って指名してくれる人には直接施術することができなくても「〇〇さんのサロンならば安心して利用できる」と通ってもらえます。

経営などの業務などをこなさなければならないものの、一方で自分が現場に立つ時間は少し短くすることができます。

美容師として独立するには?

とはいえ理容師として独立すると言ってもそんな簡単なことではありません。

仕事を辞めて会社を自分で建てるという事ですから自分で全ての責任を負わなければなりません。

失敗した場合従業員の生活を保障できないので、かなりの責任が伴います。そこで美容師として独立するために必要なポイントを考えておきましょう。

事業計画を立てる

まずは事業計画をきちんと立てることです。独立開業のイメージを文字や数字にきっちりと落とし込んでいきましょう。独立開業するにあたり必要な物件や資金目標とする売上利益何人ぐらいの従業員を雇うかなどをしっかりと考えていきましょう。最初はイメージが湧かないかもしれません。しかし独立開業を意識して行動をすることでアンテナを張ることができるので毎日何時間も計画に時間を立てなきゃ避けなければならないというわけではありません。働きながらでも考えることができます。

勤務先で経営について学ぶ

あまり早い段階で勤務先において「自分は将来独立したいです」とアピールするのは良いことではありませんが、こっそりと勤務先で経営について学ぶことは大切です。スキルが身についてポジションが上に上がってきたりすると経営のイロハを学んだり運営のサポートを任されたりする場面も増えてきます。

学生の段階からアンテナを張る

学生の段階で独立について考えることができている方は非常に強いです。なぜならばある程度学生の方が時間がありますし、ビジネススクールなどに通うこともできるからです。

この記事を読んでいる中学生や高校生の方は美容師として将来独立する選択肢がある場合、早い段階で時間に余裕があるときにビジネスの本を読んでみたり、専門学校に通いながら通信のビジネススクールを利用できないか考えてみたりすることも良いでしょう。

特に最近はYouTubeなどで簡単に本の要約をしてくれたりするサービスもあるので、時間のある方はながら見でもいいので見ておくのも選択肢のひとつです。

まとめ

今回は美容師の平均労働時間について考えると共に美容師としてライフワークバランスを保ちながら働くためのポイントについてご紹介してきました。

美容師はやりがいがある仕事ですが、見習いの段階ではしっかりと練習する時間が必要ですし今度はスキルが上がってきて指名が増えてくると逆に労働時間が増える場合もあります。

そこで独立するというのも選択肢の一つですが、独立するにあたっても必要なポイントはいくつかあるので、本記事を参考にいろいろと勉強を進めてみることをお勧めします。

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