ごあいさつ

西川鎭央

さくら総合専門学校 学校長

本校は、平成9年に開校し、これまで臨床工学科と救急救命科から多くの卒業生を輩出して参りました。
「人を助ける人になる」というスローガンを掲げ、多くの卒業生は、地元の病院や消防署に就職し、地域医療の最前線で活躍しています。

学生の皆さんの“夢の実現”のため、先ずは国家資格の取得、採用試験の合格に向けて、各分野のスペシャリストである経験豊富な教職員が全力で指導しております。 また、限られた短い期間で知識や技術を学び、国家資格の取得や採用試験に合格するためには、学生本人の努力に加え、教職員や保護者の皆様のサポートも必要です。
学校におきましては、放課後や土曜日も校舎を開放し、学生が学びやすい環境を提供しておりますと共に、学生の皆さんの質問や相談に対応し、密にコミュニケーションを取りながら進めております。
近年、どの分野においても業務が複雑になり、より高度になってきていますが、いつの時代においても現場で一番重要なことは”チームワーク”です。 今後も、社会人としての常識、人を思う気持ちや助け合いの精神を同時に身に付け、信頼される社会人に成長するよう、教職員一丸となって指導して参ります。

病院、消防署との連携など、救急救命士は チームで働く仕事。人間関係を磨くことが重要です。

太田直希さん

宮城県佐沼高等学校 出身
石巻赤十字病院 勤務

■きっかけ
高校時代、医療系の仕事に就きたいと色々調べていたとこ ろ、病気やケガで苦しんでいる人を一番早く助けることができるのは救急救命士だとわかったので救急救命士を目指そうと決めました。
その後2年生になり、消防か病院で働きたいと思い、就職活 動をしました。そこで病院実習でもお世話になった地元の病 院でドクターカーの運用のため救急救命士を募集しているのを見つけ、無事就職することができました。

■働き方
勤務体系としては8時半から17時までの勤務です。 業務内容としては、ドクターカー(ドライバー、診療補助)業 務や院内における各種一次、二次救命講習の運営等が中心です。 特にドクターカーで出動した場合は、救急救命士として医師の 指導下において救急救命処置を実施しますし、石巻赤十字病院では医師を含む全職員にBLS講習を義務付けとしており、院内救急救命士が中心となって指導にあたっています。

■魅力
消防の救急救命士であれば、病院に搬送した後の患者さんに関わることはほぼありませんが、病院勤務の救急救命士の 場合は現場から搬送、そしてその後の処置の流れまで見るこ とができるので、とても勉強になります。 元から「救急」に関する内容がとても好きだったので、今はや り甲斐を感じながら仕事をすることができています。

■高校生へ
人間関係はとても大切だと感じていますので、高校生の時 から先輩であったり後輩などとのコミュニケーションは大切 にしてください。 チーム医療に携わるわけですから、病院内はもちろん、消防 署の方との連携もありますので、人間関係を磨くことは重要です。
また、よりレベルの高い救急救命士になりたいという強い気 持ちが大切で、その気持ちがあれば仕事をしていても良い 方向へ勧めますので、気持ちを切らさず勉強してほしいです。

入ってゴールではなく、そこからがスタート。 常に勉強していく姿勢が必要です。

大森沙織さん

作新学院高等学校 情報科学部 出身
南那須地区広域行政事務組合消防本部

■きっかけ
中学2年の時に行った普通救命講習で救急救命士の方に憧
れたことがきっかけで、救急救命士を目指すようになりまし
た。
そんな時、新聞で本校の存在を知り、高校1年の時には本 校に進学することを決めていました。

■救急救命士の専門学校で良かった 救急救命士の国家資格を持って消防採用試験に挑めるの はもちろん役に立ったのですが、本校では元消防職員の先 生がいたおかげで、試験対策を練ることができました。
また、実際に消防職員として働いている卒業生が指導のために頻繁に来校してくださるので、より現場で使える内容を 「学生時代に学べたことは大きかったと思います。
また、救急救命士を持っている隊員と、持っていない隊員で は消防学校を終えてからの訓練課程に違いがあります。
私の場合は6か月の消防学校が終わり、所属に戻るとまずは1か月間の病院実習を経て、そこから救急車同乗実習を終えると晴れて一人の隊員として救急車に乗ることができ ました。 そうなると、2~3年目の早い段階で救急救命士が自分一人 の状態で出動することも出てきます。

■ 働き方
基本的には24時間サイクルで勤務しています。
一日置きに勤務と明けを繰り返し、それが3サイクルすると連休がもらえる形です。
勤務の24時間の中では出動はもちろんですが、訓練や事務処理、食事、仮眠の時間もあります。
また、勤務以外で自主トレーニングをすることも多いですし、勤 務明けの時間でも自主トレーニングは積極的行っています。
「高校生へ 男性が多い職場ではありますが、男女平等に仕事をさせてい ただいているので、特に不自由は感じていません。ですが男 女で体力面などに違いがあるのは事実ですので、これから消防を目指す女性の方は、体力での差ができるだけ気にならな
いように日々体力錬成を続けることはもちろんですが、女性としての特性を生かした自分独自の役立ち方を常に考え続けることが大切だと思います。 また、救急救命士として常に最新の技術についての勉強はも ちろん、救急救命士ではない隊員に指導することもあるので、 消防に入ってゴールではなく、むしろスタートだという意識を持って常に勉強していく姿勢が必要です。

先を見据えた上で、どんな選択をするかを 考えることが、とても重要だと思います。

小林光彦さん

栃木県立大田原高等学校 出身 / 北里大学

■編入について
実際に編入してみて直接大学受験をするのと、編入をすることを比べると、編入したほうが比較的入りやすいし、全体として掛かる費用も抑えることができると思います。ですので将来大学を目指すのであれば良い選択肢の一つだとは思います。ですが、入ってみて同級生とのレ ベル差はとても感じるところがありますので、専門学校時代にどれだ け意識をもって学ぶかは重要なことだと思います。 また、編入は2年次、3年次、4年次編入とそれぞれあり、私の場合は4 年次編入だったのですが、専門学校に所属している場合、3年間で国 家資格が取れるので、3年間でちゃんと国家資格を取得してから4年次 編入するのがとても効率は良いと感じています。

■専門学校の有利なところ
就職に関して専門学校と大学を比べると、専門学校は実習先として行 ける病院があると思います。 大学は提携先の病院しか実習に行かないことに対し、専門学校では特 に提携に関係なく色々な病院での実習を体験することができるので、そこから就職に繋がる可能性はとても大きいです。
また、色々な病院を見ることができるので、それぞれの病院の良い点、悪い点を見比べることができるのはとても有益なことだと思います。

■高校生へ
勉強を頑張るのはもちろんですが、先を見据えてその時どんな選択をするかはとても重要なことだと思います。
僕の場合は学歴を気にして大卒を目指していたこともありますが、それ も含めて将来設計ができることは大きいです。 また、将来自分の進みたい道に進むことは両親の理解と助けがあった からだと思いますので、照れくさいかもしれませんがちゃんと感謝の気 持ちは伝えたほうが良いと思います。

他の治療では得られない信頼関係を患者さんと築けることに、とてもやりがいを感じています。

田村 望さん

栃木県立宇都宮高等学校(定時制)出身
臨床工学科 3年程
芳賀赤十字病院 勤務

■やりがい
透析の魅力は長期的に治療に関わることが出来るので、患者さんとの 信頼関係を築きやすい点にあると思います。 治療で関わっていく中で、いつもありがとうなど感謝の言葉を頂けると きがあります。そういう時に喜びや、やりがいを感じます。 そういう信頼関係を築ける事で、患者さんのためにより良い透析をしよ うというモチベーションに繋がり、自分に何ができるだろうと考えるようになりました。 例えば、透析で使用する器具の一つにダイアライザというものがあるのですが、それを患者さんにより合うものを先生に提案したりしていま す。その結果、患者さんの検査のデータが良くなったりするととても嬉しいし、やりがいを感じます。

■高校生へ
今になってすごく思うのが、学生時代は他の人との関わりやコミュニケ ーション能力などはあまり重要視していなかったのですが、仕事をする ようになり、すごく大切なものなんだと思うようになりました。 最近では他の病院の臨床工学技士と交流を持つようにして、そこで情 報交換などを積極的に行っています。
なので、学生時代から友達や先生などと積極的に関わりを持つことを お勧めします。専門学校等に入ると同級生は同じ分野の人しかいませんが、高校生のうちは将来色々な分野へ進む人が集まっています。 仕事するようになった時、そのような繋がりはとても大切な財産になり ますので、意図的に人脈を増やすというのはとても大切です。 コミュニケーション能力は、どのような仕事をしても求められるもので すので、そのような交流の中でコミュニケーション能力を養っていって ください。
のか聞かれました。

■先生について
臨床工学技士として仕事するようになり、さくら総合専門学校の先生は とても有名な方々ばかりなんだと痛感しました。
色々な先輩方と話をしていても先生方の功績の話題が上がりますし、 人脈もとても広いので、就職する際は色々な病院を紹介していただけます。実際に私も芳賀赤十字病院に就職できたのは、当時の担任だっ
た先生に紹介していただけたことが大きいと感じています。

まずは見て学校を知ろう!