2023/07/03
昨年に引き続き2023年6月3日(土)4日(日)に新潟県スポーツ公園で実施された「公園で初めてのファミリーCAMP」(主催:アルビレックス新潟・都市緑花センターグループ)において、全面的な企画運営を行いました。
担当したのは、野外教育・アウトドアスポーツ学科の3年生です。
通常、都市公園ではキャンプでの宿泊を行うことができませんが、昨年より都市公園利用の新たな取り組みの一つとして、新潟県スポーツ公園の指定管理者であるアルビレックス新潟・都市緑花センターグループ様と実施しております。
都市公園でのキャンプということで、レジャーの枠組みを超え、「不便さから学ぶ感謝」をコンセプトに、キャンプだからこそ得られる価値(不便益)の提供を目指して学生たちと共に企画運営に取り組みました。
本事業では、次の3つの価値を提供することを目標とし、キャンププログラムをデザインしました。
①個人の非認知能力の育成と発現を目的とした「自分とつながる」機会の提供
②災害時対応を左右する「自助、共助の経験値」の向上を目的とした「家族とつながる」機会の提供
③都市空間における自然のオアシス・自然への入り口としての公園機能を重視した「自然とつながる」機会の提供。
学生たちは、参加家族の「初めてのファミリーCAMP」をサポートしながら、コンセプトである「不便さから学ぶ感謝」をファシリテートしました。
▼参加した方の声▼
ナイトハイクなど非日常感があるプログラムもあり、食べ物も飲み物もいつもより美味しく、大変満足できました!」
普段、3人の子どもを同時に相手しているとそこまでじっくりと自然観察も出来ないので、今回のスタッフの対応には感謝の気持ちでいっぱいです」
企画と運営の実践を通して、学生たちには即戦力としての実践知を、参加者には活動を通した経験価値を、主催のアルビレックス新潟・都市緑花センターグループ様には新たな都市公園利用の可能性を探る仮説検証の機会を提供する三方良しのスキームを目指して運営を行なっています。
今後は、自然環境の回復(ネイチャーポジティブ)も視野に入れ、「自然」もステークホルダーに取り込んだ四方良しの実現を社会に提案していきたいと思っています!