あなたの学びたい学部・学科は?
千葉県立農業大学校の学部・学科情報一覧

目次

農学科

卒業後の主な進路
  • 農業
  • 研究・技術者(農業)
募集定員

80名

修業年限

2年制

初年度納入金

約855,650円
(入学金5,650円/授業料118,800円/寮費、寮光熱費61,200円/諸経費約380,000円/保険等約290,000円)

■教育の特色と内容
◦広い視野を養うための教養科目と専門性の高い科目が両立しています。
◦先進農家への派遣等を通じて、実践農業の体験学習ができます。
◦1年次後期から専攻教室に所属し、自らの課題設定で卒業研究ができます。
◦1年次の寮生活(全寮制)を通じて、自主性や協調性を高められます。(2年次はリーダーシップを発揮できる者が寮生活を許可されます)

■進路の状況
昭和56年3月から令和5年3月まで、43回2.686名の卒業生を社会に送り出しています。また、専修学校化後に580名が専門士の称号を付与されました。最近3か年の進路は、就農33%、JA等の農業関係団体6%、農業関連企業他24%、進学30%となっています。就農者は県内各地で地域農業のリーダーとして活躍し、進学者は主に本校研究科で学んでいます。

■専攻教室の紹介
農学科1年生の後期から専攻教室に所属し、卒論課題を中心にそれぞれの技術を修得します。
・作物
・露地野菜
・施設野菜
・果樹園芸
・花き園芸
・畜産
・情報経営
・生物工学
・食品加工
・土壌肥料
・病害虫

■入学資格
高等学校卒業程度

専攻・コース一覧

  • 作物専攻教室では、様々な農業機械を活用しながら、水稲、ムギ、ソバ等の穀物やサツマイモ、ジャガイモ等のイモ類、ダイズやラッカセイ等のマメ類を栽培しています。酷暑や厳寒期の作業は大変ですが、専攻生全員で作業し、収穫の喜びを分かち合うことができます。

    専攻生は、自分が興味を持った作物に対して、収量向上や品質改善、省力・低コスト化等農業現場でのニーズをとらえて課題を設定し、卒業論文の研究に取り組みます。

  • 露地野菜専攻教室では、露地ほ場と無加温パイプハウスを活用し、キャベツ、ネギ等の葉菜類、ナス、ピーマン等の果菜類、ダイコン、ニンジン、サトイモ等の根菜類など様々な野菜を栽培しています。品種選びから苗づくり、収穫までを実践し、適切な栽培管理を学ぶとともに、生産した野菜を自ら食べて評価します。

    また、出荷調製作業や販売を通じ、作るだけでなく、販売するための視点も養います。体験を通じた課題解決学習により、自ら考え行動できる人材を育成します。

  • 施設野菜専攻教室では、イチゴ、トマト、パプリカ、キュウリ、メロン、スイカ等の果菜類を中心に栽培しています。土耕栽培を基本に、令和4年に新設した環境制御ハウスで
    の養液栽培、その他、高設・隔離床栽培等を行っています。

    専攻生は、自分の責任で育苗から収穫まで日々栽培管理し、施設野菜の実践的な栽培と卒業論文の調査研究を通しながら、栽培技術を身に付けるとともに、収穫する喜びと食べ
    る喜びも体験できます。夏のハウス内作業環境は、暑く厳しいですが、努力の結果、収穫された農産物を手にすると、今までに経験したことのないような喜びを味わえます。

  • 果樹園芸専攻教室では、ナシ、ブルーベリー、ブドウ等の落葉果樹を中心とした基本的な栽培管理技術の習得や農業生産工程管理(GAP)に取り組んでいます。全国的に様々な新品種や品質向上のための新技術が開発されており、当専攻教室でも、それらの実用性の検証や、高品質果実の安定生産のための栽培技術の習得を目指しています。

    更に、収穫物を販売することを通し、消費者視点での栽培についても考える機会を設けています。果樹園芸専攻では、果樹を通し、生産と消費の両側面から農業を学ぶことができます。

  • 花き園芸専攻教室では、切り花や鉢花の栽培技術を学習しています。切り花栽培では、施設栽培を中心に色々な品目を組み合わせた輪作体系や、開花調節による周年生産方法について実習を行います。鉢花栽培では、特定の日の出荷を目指した日長処理による開花調節や、品質向上のための植物成長調整剤の活用技術等に取り組んでいます。
     
    入学式、卒業式を飾る全ての草花を栽培しており体育館を彩ります。また、社稷祭や直売でのシクラメンや花束の販売は、地域の方からも好評いただいています。

  • 畜産専攻教室では、牛、豚、山羊、鶏を飼育しています。飼料給与、除ふん作業の他、牛・豚の飼料の自家配合、山羊の繁殖管理、飼料作物の栽培やサイレージ調製、鶏では集卵、洗卵等を行います。
    各テーマにそって、体重・体尺測定や、飼料設計、行動調査、卵の産卵調査や卵質調査等を行い、卒業論文としてまとめます。

    また、畜産スマート機器の牛行動モニタリングシステムを導入し、活用しています。家畜・家禽管理の難しさ、厳しさを知り、また動物の飼育を通し、命の大切さや畜産業の意義を学習しています。

  • 経営は人・物・金・情報などの経営資源と知恵を活かし、継続的に行っていくものです。現状を分析し、計画を立てて、実行し、目的を達成していきます。失敗したら何が原因だったのか反省し、改善します。このような論理的思考は、人間形成に役立ちます。情報経営専攻教室では、生産・販売・流通・経営や地域農業の振興など「実論」についての課題研究に取り組んでいます。

    また、研究科生が運営している模擬会社と密接に連携し、生産から加工・販売など様々な視点で調査研究する専攻教室です。

  • 食品加工専攻教室では、ほ場で栽培した農産物を教材として、その加工特性、加工貯蔵技術を学習しています。営業許可を取得している食品加工室を用い、規格外野菜や果物に着目し、農作物の生産(1次産業)だけではなく、製造・加工(2次産業)、販売(3次産業)に向けて取組を行っていきます。

    農産物に新しい価値を付け、農業所得の向上につながる6次産業化への研究を進め、新しい地域産業を創出する取組を目指していきます。

  • 土壌肥料専攻教室では、環境に配慮しながら高品質な農産物を生産する持続可能な農業のための土壌管理技術を習得します。具体的には、「農業は土力4 4(どりょく)」を合言葉に、土壌診断に必要な各種成分の分析方法や土壌改善方法、環境保全型施肥技術、土づくりのための堆肥化技術と施用法などを学んでいます。

    露地ほ場とビニールハウスを有し、学生の希望にあわせた様々な作物の栽培と土壌改良資材や肥料を用いた環境にやさしく、より経済的な農業を探求しています。和気あいあいとした実習や分析を通じて、知識の深化を図るとともに、課題解決能力を身に付けます。

  • 生物がもつ様々な能力を活用した技術がバイオテクノロジー(生物工学)です。生物工学専攻教室では植物の組織培養技術を主軸として、無病(ウイルスフリー)苗や育種素材の作出法、クローン苗の効率のよい増殖法の確立等を目標に、地域の生産農家の要望や研究機関のアドバイスも取り入れ、課題に取り組んでいます。

    植物生理の基礎から農作物栽培に必要な技術まで幅広く学ぶことのできる専攻教室です。私達は、植物の生命としっかり向き合いながら勉強・研究をしています。

  • 病害虫専攻教室では、農作物に被害を及ぼす病害虫の生態や防除対策について学んでいます。令和4年度には水稲苗を食害するジャンボタニシの捕殺トラップを開発し、減農薬栽培を進めることで、絶滅が心配されるトウキョウサンショウウオを保護することができ、収穫したお米をブランド米販売につなげ、その成果は、全国農業大学校等プロジェクト発表会で農林水産大臣賞を受賞しました。

    また、平成30年には害虫のアブラムシを食べる「飛ばないテントウムシ(商品名:テントロール)」を商品化し、農薬を使わない栽培方法を提案するなど、毎年、環境にやさしい農業を支える研究成果を発表し、全国大会で多数の入賞経験があります。学会発表では第62回日本応用動物昆虫学会大会にてポスター賞を受賞、さらに第49回毎日農業記録賞では最優秀賞を受賞するなど、高い評価をいただいています。

学科の詳細や学費の内訳を詳しく知ろう 資料を請求する 無料

研究科

卒業後の主な進路
  • 農業
  • 研究・技術者(農業)
募集定員

20名

修業年限

2年制

初年度納入金

通学生:約324,450円(入学金5,650円/授業料118,800円/諸経費約200,000円)
寮生:約545,650円(入学金5,650円/授業料118,800円/寮費、寮光熱費61,200円/食費含む諸経費約360,000円)

■教育の特色と内容
◦「模擬会社」の運営を通じて生産から販売の過程を総合的に学習でき、経営感覚を身に付けられます。
◦授業科目では座学が3割、実習と演習が7割を占め、実践的な技術や課題解決能力を高められます。
◦進路・志望に応じたインターンシップ研修等のキャリア教育が充実しています。

■進路の状況
昭和60年3月から令和5年3月まで、39回532名の卒業生を社会に送り出しています。また、専修学校化後に126名が専門士の称号を付与されました。最近3か年の進路は、就農19%、公務員32%、農業関係団体14%、農業関連企業他32%となっています。多くが農業関連の指導者として活躍しています。

■入学資格
本校農学科、短期大学卒業程度もしくは同等以上

学科の詳細や学費の内訳を詳しく知ろう 資料を請求する 無料

資料請求で充実情報を入手!
まずは見て学校を知ろう!