集大成となる卒業制作では、 実習で鍛えられた能力を 最大限に引き出せました。

鈴木 麻希子さん

奈良県立高円高等学校出身

◆美術を総合的に読み解いて、より深く自分らしい表現方法を習得。
大阪美術専門学校の絵画専攻は、様々な表現技法に挑戦できるのが魅力。また、教室が アトリエっぽく、自由に描ける環境も決め手でした。実際この2年間で、表現の幅を広げながら、自分らしさを確立する経験ができたと思います。そのひとつが、マンガやデザインなど、絵画以外のあらゆる技法を試みるカリキュラム。バラエティに富んだ先生方から、違う視点でのアドバイスがいただけるので、視野や表現の幅を広げることができました。


◆シンプルな作品ですが、2年間に学びが詰め込めたと思っています
卒業制作では、作品のベースとなる構図を考えるのに苦戦したのですが、3、4度の修正を繰り返すうちに、余分な描写を削って行こうと思って。最後に残ったのが、布とヌードの女性でした。特にこだわったのは、女性モデルならではの柔らかなライン。1ヶ月に約300枚をこなしたヌードクロッキーの実習を活かして、筋肉や関節の動きを意識しながら描き進めました。また、モデルを優しく包み込む布は、2種類の白い絵の具を使い分けて、透明感と奥行きを両立。この2年間で学んだことを余すことなく表現できた作品になりました。

自由な制作環境だから日常の中のひらめきを作品で表現できました

宮口 実可子さん

陶芸専攻
大阪桐蔭高等学校出身

◆形や装飾で“オリジナリティのあるもの”を追求していきたい。
この作品は、「ユーモアカップをつくろう」という授業の課題で制作したものです。最初、イチゴをイメージしてつくったのですが、造形や装飾などに凝っていくうちに、オリジナリティあふれるカップが完成しました。大阪美術専門学校の陶芸専攻は、自分がやりたいことを自由に表現できる環境だから、「人とは違うものを土で表現したい」という私にピッタリ。今後もふとした瞬間に思いついたアイディアを、形にしていけたらと思います。

◆陶芸を十二分に学び、土の魅力に取りつかれました。
強く印象に残っているのが、先生の「作品は洋服と一緒」というアドバイス。最初は理解できなかったものの、土の種類や釉薬のかけ方、装飾方法で自分色にアレンジできるという意味だと分かって。土という限られた素材の中、新たな挑戦に難しさを感じていましたが、すっと肩の荷が下り、つくることが楽しくなりましたね。実習はもちろんですが、ろくろや土、歴史などについての講義を通して、「陶芸とは何か」を考えられたのもいい経験。何より、陶芸が好きで仕方ないことに気づけたことが、最大の収穫です。

幅広いジャンルを通して自分に合った方法を

泉 恵梨菜さん

空間デザイン専攻
堺市立工業高等学校出身

◆あらゆるデザインを通して、自分にぴったりな表現を獲得。
空間デザイン専攻を選んだ理由は、平面・立体の造形とデザインの基礎が習得できるなど、多角的なカリキュラムが構成されているから。インテリアデザインに興味はあったものの、将来の目標を決めかねていた私にとって、さまざまな領域を経験できるのは、専門性を見きわめる上で申し分のない環境でした。また、この専攻に在籍している先生方は、プロの空間デザイナーとして活躍されている人ばかり。普段は気さくでユニークなのに、授業となれば丁寧かつ厳しくレクチャーしてくださった点も、とても人生の糧になったと思います。

◆プロの先生に導いてもらった、プロを目指したいという目標。
デザイナーを目指したいと思うようになった転換期は、先生の会社を見学させてもらったとき。実際にプロの仕事現場を目の当たりにして、素直に「カッコいい」と感じました。その後の卒業制作では、「水の都である大阪をもっと楽しむ提案をしたい」という思いから、河川の上でお茶を楽しめる“飲み処”を企画。デザインの楽しさに気づいたからこそ、一生の仕事にして、多くの人を喜ばせたいですね。

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