【高校生必見】探究授業とは|自主的な思考とは?進路選びへの活かし方
投稿日:2023年4月10日|最終更新日:2023年4月28日
この記事は約 5 分で読めます。
2022年度から高校で導入されている「総合的な探究の時間」について詳しくご紹介していきます。
どのような授業なのか、一緒に確認していきましょう。
「総合的な探究の時間」とは?
2022年度から、日本の高校において「総合的な探究の時間」が導入されることになりました。この授業は、従来の科目分割された教育の枠を超え、様々な分野から学び、考え、問題解決力を身につける探究的な時間です。
この授業では専門分野や学科を超えたテーマを設定し、調査やディスカッション、実験、課題解決などの方法を通じて、そのテーマについて深く掘り下げることができます。例えば、「食と健康」や「地球環境問題」、「地域の文化や歴史」などのテーマがあります。
この授業の特徴は、生徒が自ら問題を発見し、自ら解決することが求められる点です。班で協力して課題解決に取り組む場合もあります。また、教師は指導者として、生徒たちが自ら学びを進められるようにファシリテーション(働きかけ)を行います。
探究的な学びを通じて、生徒たちは課題解決能力、コミュニケーション能力、情報リテラシーなどの能力を身につけることが期待されます。さらに、異なる専門分野の教員がチームを組み、幅広い知識や視点をもって授業を進めることにより、従来の科目分割された教育とは異なる、豊かな学びを提供することができるとされています。
なお、「総合的な探究の時間」は、進学先の大学や就職先においても評価されることが期待されます。大学入試でも、探究的なアプローチや実践的な能力を重視する傾向が高まっていますので、この授業が生徒たちの将来につながることが期待されています。
自主的に思考できる人材になるには?
探究授業において大切にされている、「自主的に思考できる人材になる」ことについてしっかり考えていきましょう。
自分自身と向き合う時間を持つ
自分自身と向き合うことで、自分自身の考えや感情を深く理解し、自分自身についての洞察を深めることができます。自分自身と向き合うためには、瞑想や散歩など、自分自身と対話するための時間を設けることが大切です。
多様な情報を収集する
多様な情報を収集することで、自分自身の見識や考え方が広がり、新しいアイデアや知識を得ることができます。新しい知識を得るためには、本やニュース、情報サイトなどからの幅広い情報収集が有効です。
自分自身の考えを整理する
自分自身の考えを整理することで、自分自身の考えや判断を明確にすることができます。考えを整理する方法としては、マインドマップやアウトラインを使ったり、自分自身に問いかけることが有効です。
行動に移す
自分自身の考えや判断を持っていても、行動に移さなければ何も変わりません。自分自身の考えを基に、行動することが大切です。行動することで、自分自身の能力や自己肯定感が高まり、自ら考え、行動できる人物になることができます。
失敗を恐れず、挑戦する
自ら考え、行動できる人物になるためには、失敗を恐れず、積極的に挑戦することが必要です。失敗を恐れず、挑戦することで、自分自身の成長や学びを得ることができます。
探究授業を通して、進路を決めるきっかけを作ろう
目標とする進路が決まっていない方はもちろん、おおよその目標がある方でも、学校の友人らと一緒に考える機会は大切です。
探究授業を通して、進路を決めるきっかけを作ることは進路選びにおいて非常に有益といえるでしょう。
進路選びのポイントとは?
進路選びのポイントについても、それぞれ一緒に確認していきましょう。
自分自身の興味・関心を把握する
進路選択の第一歩は自分自身の興味や関心を把握することです。自分が何に興味を持ち、どのような分野に興味を抱いているかを見つめ直すことで、自分に合った進路を選ぶことができます。
自分の能力を知る
進路選択においては、自分が持つ能力を正確に把握することが大切です。自分の得意な科目や能力を知り、それに合った進路を選ぶことで、将来のキャリアにつながる可能性が高くなります。
進路についての情報を収集する
進路についての情報を収集することも重要です。自分が進むべき分野について、インターネットや書籍、イベントやセミナーなどを通じて情報を集め、自分にとって最適な進路を選ぶための判断材料にすることができます。
大学や専門学校の情報を確認する
進路を選ぶ場合、自分が進学したい大学や専門学校の情報を確認することも重要です。その学校の入試要件や学費、就職情報などを把握することで、進路選択の判断材料になります。
将来の目標を設定する
進路選択には将来の目標を設定することが大切です。将来何をしたいのか、どのようなキャリアを目指したいのかを明確にすることで、自分にとって最適な進路を選ぶことができます。
まとめ
今回は探究授業について解説するとともに、探究授業で育んだ思考法などをもとにした進路選びのポイントについてもご紹介しました。
本記事が皆さんの参考になれば幸いです。
-
前の記事
-
次の記事
高校生で有名になるには|向いている人、ストレス管理法も紹介! 2023.04.10