福岡で観光業界を目指すには?地元就職のリアルと専門学校で学べること

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福岡の街を歩いていると、韓国語や中国語がふっと耳に入ってくる瞬間があります。空港や博多駅だけでなく、天神のカフェでも観光客をよく見かけるようになりました。「こんなに増えていたんだ」と驚くこともあるほどで、観光が日常の中に溶け込んでいるのを感じます。

実際、福岡市の観光客数は2023年に2,309万人。コロナ前の2019年を超えて、過去最高を記録しました。外国人観光客も390万人を突破し、アジアからの直行便が再び増えています。福岡は今、観光都市として伸びている真っ最中です。

福岡のインバウンド需要は、まだ伸びる余地がある

福岡を訪れる外国人の6割近くが韓国からというのは有名ですが、台湾・香港・中国からの旅行者も多く、街にアジアの空気が自然と混ざります。観光消費額は2,330億円。一人あたりの消費額は国内客の約4.4倍で、飲食や買い物、体験型コンテンツへの支出が大きいのが特徴です。

ホテルの客室稼働率も年平均80%台に回復しました。これは、もう戻ったというより、需要が戻りきらずに伸び続けているという状態に近いと思います。

福岡は空港が市街地に近く、博多港にはクルーズ船が頻繁に入る。地理的な強さに加え、ラーメン・屋台・天神のショッピングなど、旅行者が気軽に楽しめるスポットがまとまっています。この環境はほかの都市にはない魅力です。

観光業界が今ほしいのは、「ちゃんと学んだ若い人」

福岡の観光業界は好調ですが、その裏で悩ましい課題があります。それが人材不足です。

ホテルからは「予約は埋まっているのに、スタッフが足りない」という声が上がります。フロント・レストラン・客室管理だけでなく、インバウンド対応やITを使った集客など、新しい仕事も広がっているためです。

だからこそ、専門学校で基礎を身につけた若い力は歓迎されます。接客が好きとか、語学が得意とか、福岡が好きで街の魅力を届けたいとか。そんな純粋な理由でも、業界にとっては十分な”強み”になるのです。

観光の仕事に必要なのは特別な才能ではありません。お客様に喜んでほしいという気持ちさえあれば、専門学校で実務を学びながら形にしていけます。

専門学校では何を学ぶ?教室より先に『現場』を知れる

福岡には観光・ホテル・旅行系の専門学校がいくつかあり、どこも実習が豊富です。観光業は机の上だけでは身につかないスキルが多い仕事なので、実践型の環境は強みになります。

ホスピタリティの基礎

お辞儀の角度、声のトーン、立ち振る舞い。細かいようで、接客の印象を大きく左右します。専門学校ではロールプレイングを通じて、自然に体に染み込むように練習します。

語学とインバウンド対応

英語に加えて韓国語・中国語の授業がある学校も増えています。福岡では特にアジア圏のお客様が多いため、語学の強さはそのまま就職の強さになります。

旅行会話だけでなく、チェックインでの説明やトラブル対応も想定して練習します。「部屋の鍵が開かない」「予約が入っていない」。そんなシーンで適切に対応できる語学力こそ、現場で本当に役立つものです。

資格取得へのサポート

旅行業務取扱管理者やホテルビジネス実務検定など、就職で武器になる資格を狙えます。独学だと難しい内容ですが、専門学校には試験対策が整っています。

特に旅行業務取扱管理者は、旅行会社への就職を目指すなら持っておきたいもの。法律や約款といった専門知識が問われるので、独学では大変です。学校で対策できるのは助かります。

インターンシップで業界とつながる

福岡の専門学校は、ヒルトン福岡シーホークやグランドハイアット福岡、ホテル日航福岡、西鉄旅行、大手旅行会社の福岡支店といった企業と連携した実習が多く、学生のうちから現場に出る機会があります。

「ホテルの裏側ってこうなっているんだ」と驚く学生も多く、実際に体験することで就職後のギャップが少なくなります。教科書では学べない「現場の空気」を肌で感じられるのは、専門学校ならではの強みです。卒業生が業界で活躍していれば、その先輩ネットワークも使えますから、就職活動では確実に有利になります。

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福岡での就職先はどんなところ?

天神・博多の都市型ホテル、空港関連企業、旅行会社の支店が中心です。北九州もホテルが集まっていて、街自体の観光開発が進みつつあります。

県内の観光客の分布を見ると、福岡地区と北九州地区で78.2%を占めており、宿泊者も両地区で82.0%を占めています。就職先もこの2つの地域に集中しているのが現実です。

地元に根づく旅館や観光施設を希望する人もいますが、糸島や太宰府といった観光地は求人数が福岡市内に比べるとやや少なめです。とはいえ、スキルを身につけた人材の需要はどこも高いままです。

観光業界は「古い」からこそ、変化のチャンスがある

自動チェックイン、自動決済、スマホでの客室管理。昔ながらのホテルのイメージを持っていると、現場を見て驚くかもしれません。

人手不足が続く中で、業界全体が「働き方を変えなければいけない」と動き始めています。人手がかからない仕組みを入れる会社も増えて、デジタル化によって単純作業は減り、より専門的でやりがいのある仕事にシフトできる環境が整いつつあります。

だからこそ、若い人のアイデアや柔軟な発想が必要とされます。「待遇が良くなりつつある」と感じる現場も増えていて、これからの伸びしろはむしろ大きいといえます。

実は観光業界には、「休みが不規則そう」「給料が安そう」といったイメージがありました。実際、宿泊業の労働生産性はコロナ前の2019年時点で全産業平均の715万円に比べ428万円と低い状態でした。
でも、だからこそ今は改善のチャンスです。効率化によって生まれた余裕を、より質の高いサービスや従業員の待遇改善に振り向ける動きが出てきているのです。

まずは資料請求から

福岡県内の観光系専門学校では、オープンキャンパスや学校説明会を開いています。実際に授業を体験したり、在校生と話したりすれば、イメージも具体的になります。

専門学校の資料請求は無料で、学費・就職実績・学科の雰囲気が具体的にわかります。ネット検索だけでは拾えない「この学校はどんな空気なのか」が見えてきます。いくつかの学校を見比べて、自分に合った環境を探すのが進路選択の第一歩です。

福岡の観光分野は企業の需要が確実に増えていて、むしろチャンスだと言えます。20代、30代の若者は福岡の観光地や観光業界についてあまり知らない傾向があるというデータもあります。でも、それは裏を返せば「まだ気づいていない人が多い、穴場の業界」とも言えます。

観光が好き、福岡が好き、人に喜んでもらうのが好き。どれかひとつでも当てはまるなら、ぜひ一度情報を集めてみてください。成長中の福岡の観光業界には、きっとあなたに合った場所があるはずです。
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