シグマ・セブンに入るには?養成所の入り方・費用・合格のコツを徹底解説

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声優やナレーターを目指すなら、一度は「シグマ・セブン」という名前が気になったことがあるのではないでしょうか。でも、「どうすれば所属できるの?」「養成所って難しそう…」と、最初の一歩がわからないまま時間だけが過ぎてしまうこともありますよね。

シグマ・セブンへの道は、大きく2つあります。養成所で2年間学んで所属審査を受けるルートと、2年に一度の公開オーディションに直接挑む方法です。どちらも未経験から挑戦できるので、まずは仕組みをざっくり知っておきましょう。

シグマ・セブンとはどんな事務所?

ナレーションに強い老舗プロダクション

株式会社シグマ・セブンは1988年3月に設立された声優・ナレーター事務所です。東京俳優生活協同組合(俳協)から独立した槇大輔さんや窪田等さんらが立ち上げた事務所で、設立当初からCMナレーションやテレビ番組のナレーションを中心に事業を展開してきました。

「ナレーションに強い」というのがシグマ・セブンの大きな特徴です。テレビを見ていれば知らず知らずのうちにシグマ・セブン所属の声でナレーションを聞いているというくらい、業界での存在感があります。アニメや吹き替えの分野でも活躍する声優を多数輩出しており、幅広い音声表現の仕事を手がける総合的なプロダクションです。

グループ会社の構成を知っておこう

シグマ・セブングループには複数の会社があります。養成所を卒業して所属審査に合格すると、次の3社のうちどこかに所属することになります。

🎙 シグマ・セブングループ
▼
シグマ・セブン 実績ある声優・ナレーターが多く所属するメインプロダクション
シグマ・セブンe 若手声優が所属。実績を積んで本体へ移籍するケースも多い
シグマ・セブンフェイス 俳優・タレント・モデル・フリーアナウンサーなど顔出し対応(2019年設立)

最初からシグマ・セブン本体に所属するケースもありますが、シグマ・セブンeでキャリアをスタートさせる人も多くいます。


声優になるには?一般的な進路

声優事務所に所属するまでの道のりは事務所によって多少異なりますが、 多くの場合は次のような流れをたどります。

声優になる主なルート
STEP1
専門学校
発声・演技・アフレコなど
基礎を学ぶ
↓
STEP2
声優養成所
事務所付属の養成所で
実践力を磨く
↓
STEP3
声優事務所
オーディション合格で
所属デビュー
 

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シグマ・セブンに所属する2つのルートを比較

まず全体像を整理しておきます。

ルート① 声優養成所
入所オーディション合格 → 基礎科1年(週2〜3回)→ 進級審査 → 専科1年 → 所属審査

開催:毎年10〜3月(5〜6回)
倍率:約4倍(300人中75名)
費用:2年間で約112万円
VS
ルート② 公開オーディション
書類選考 → オーディション審査
↓ 合格:直接所属
↓ 準合格:特待生として入所(入所費・初年度授業料免除)

開催:2年に1度
費用:合格なら大幅免除
🏆 目標:シグマ・セブングループへの所属

費用を抑えたい場合は公開オーディションが狙い目ですが、開催が2年に1度のため、チャンスを逃すと長期間待つことになります。確実に学びたいなら養成所ルートが現実的です。

 
ルート① 声優養成所 ルート② 公開オーディション
開催頻度 毎年(10月〜翌3月) 2年に1度
対象年齢 16歳〜30歳 公式サイトで確認
審査内容 自己PR・セリフ・朗読・面接 公式サイトで確認
入所倍率 約4倍(300人中75名程度合格) 非公開
費用 2年間で総額約112万円(目安) 合格で入所費・初年度授業料免除
特典 2年間の充実したカリキュラム 合格→直接所属 or 特待生入所
未経験 可 可

ルート①:声優養成所に入所する

最も一般的な方法が、シグマ・セブン付属の「シグマ・セブン声優養成所」に入所するルートです。2010年から運営が始まったこの養成所は、赤坂にあるシグマ・セブン本社と同じビルの中に設置されているという、他ではなかなか見られない特徴を持っています。事務所とスタジオが同じ建物にあるため、現役の声優やマネージャーとの距離が近く、早い段階から業界の空気を肌で感じられる環境です。

入所オーディションは毎年10月頃から翌3月にかけて5〜6回実施されており、内容は自己PR・セリフ・朗読・面接など。完全な未経験でも受けられます。例年300人ほどが受験して約75名が合格するため、倍率はおよそ4倍程度とされています。

ルート②:シグマ・セブンオーディションに応募する

もうひとつの道が、2年に1度の頻度で開催される「シグマ・セブンオーディション」への直接応募です。このオーディションで合格すると、事務所への直接所属か、養成所への入所費・初年度授業料が無料になる特典が得られます。準合格の場合は養成所の特待生として入所できます。

こちらも未経験者が挑戦できるオーディションですが、開催のタイミングが限られているので、公式サイトやSNSを定期的にチェックしておくことが大切です。


養成所のカリキュラムと所属までの流れ

 
入所
入所オーディション合格後
基礎科(1年目)
週2〜3回・1日3時間。1クラス25名×3クラスで基礎を徹底的に叩き込む。声優養成所のレッスン頻度は週1〜2回が多い中で、この密度は非常に高い部類に入ります。
アフレコ ナレーション 歌唱 ダンス
審査
1年修了時
進級審査
通過した生徒だけが2年目の専科へ進める。在所生からは「自分の声と向き合う時間が多くとれる」という声が聞かれます。
専科
2年目
専科(2年目)
1クラス制になり、マイクワークや現場を意識した実践的な表現の習得が中心。卒業公演は外部見学が可能で、アニメ・ナレーション業界の関係者が見に来ることもあります。
マイクワーク 実践演技 卒業公演
所属
2年修了後
所属審査 → グループ所属
審査通過者がシグマ・セブン/シグマ・セブンe/シグマ・セブンフェイスのいずれかに所属。在所中から業界の目に触れる機会があるのは、事務所直営の養成所ならではのメリットです。

講師は現役の声優・ナレーター

シグマ・セブン声優養成所の大きな強みのひとつが、現役のプロが直接指導する体制です。野島昭生さん(「ナイトライダー」など)・松本保典さん(「太陽の勇者ファイバード」など)・田中秀行さん(「新世紀エヴァンゲリオン」音響監督)といった第一線の現場を知る講師陣が揃っています。

現役であるからこそ、今の現場で求められていることをリアルに伝えることができる——これが教科書通りのレッスンとは一線を画す部分です。同じ講師陣が2年間継続して担当するため、生徒の成長を長期的に把握してもらえる点も在所生には好評です。


気になる費用:2年間の内訳を整理する

声優養成所を選ぶとき、費用は無視できない判断材料です。シグマ・セブン声優養成所の費用目安をまとめました。

 
2年間の費用内訳(目安) 合計:約112万円
入所金
約20万円
基礎科 授業料
約46万円
専科 授業料
約46万円
2年間合計
約112万円
項目 金額(目安) 備考
入所金 約20万円 入所時に一括
基礎科(1年目)授業料 約46万円 4期分割可
専科(2年目)授業料 約46万円 4期分割可
2年間合計(目安) 約112万円 分割の場合は総額が増加

授業料は各年4期に分けての分割納入が可能です。一括払いよりは総額が増えるものの、経済的な負担を分散させることができます。また、シグマ・セブンオーディションで準合格となり特待生になれば、入所費・初年度授業料が免除される制度もあります。費用の問題が気になる方は、まず公開オーディションに挑戦してみるのも現実的な選択肢です。

なお、上記はあくまで目安であり、年度や改定によって変わる可能性があります。最新の費用は必ずシグマ・セブン声優養成所 公式サイトか説明会で確認してください。


シグマ・セブンが求める人物像

マネージャーが語った「求める人材」

声優グランプリの取材でシグマ・セブンのマネージャーが語った言葉が、志望者にとってとても参考になります。「挨拶や礼儀、マナーがきちんとできている人」「シグマ・セブンを背負って立つという強い気持ちがある方」「声の仕事を一生やっていきたいと思う方」——こうした人材を求めているとのことです。

さらに「今のシグマ・セブンにいないような人材がいると面白い」という言葉も印象的です。型にはまった優等生よりも、個性があって、それでいて礼儀と覚悟をしっかり持っている人を求めているのが伝わってきます。

 
🤝 挨拶・礼儀・マナーがきちんとできている人
🔥 シグマ・セブンを背負って立つという強い気持ちがある人
🎙 声の仕事を一生やっていきたいと思える人
✨ 今の事務所にいないような個性・可能性を持った人

技術よりも先に「人としての土台」が問われる

声優の仕事は収録現場でのチームワークが欠かせません。遅刻や礼儀の問題があれば、どれだけ声の実力があっても現場に呼ばれなくなる——というのが業界の厳しい現実です。だからこそ、養成所のカリキュラムには「一般的知識・礼儀・作法を学び、社会人として責任と自信と誇りを持った声優・俳優を育てる」という目的が明示されています。技術と人間性の両方を磨くことが、シグマ・セブンへの道を開く鍵になります。


今から準備できること

 
1
毎日の音読で「声の土台」をつくる
本を声に出して読む「音読」は、滑舌・発音・表現力すべての基礎になります。養成所の入所オーディションは未経験者でも受けられますが、合格の可能性を上げるには早めに準備を始めるに越したことはありません。
2
演劇部・放送部でアウトプットの場を経験する
ステージや放送というアウトプットの場を経験することで、マイクの前に立ったときの「あがり」を早い段階から克服できます。養成所に入所した方の中には、放送部での経験がオーディションの場で直接活きたと語る方もいます。
3
ナレーションを「耳で聞く」習慣をつける
多くの声優志望者がアニメの「アフレコ」だけに目を向けがちですが、シグマ・セブンが圧倒的に強いのはナレーションの分野。テレビのバラエティ・ドキュメンタリー・情報番組・CMで使われている声を意識的に聞く習慣をつけると、シグマ・セブンが大切にしている「声の仕事の幅広さ」が肌で感じられます。
4
説明会・レッスン見学に参加する
シグマ・セブン声優養成所では、入所を検討している方向けの「レッスン見学」や「説明会」を定期的に開催しています(基礎科のみ、1人につき1回まで)。実際にどんなレッスンが行われているかを自分の目で確かめられる貴重な機会なので、進路を決める前に足を運んでみることをおすすめします。
見学に行くことで「自分がここでやっていけるか」という肌感覚も得られますし、その場での真剣な姿勢がマネージャーの印象に残ることもあります。
5
自己PRを自分の言葉で磨く
入所オーディションの審査内容は自己PR・セリフ・朗読・面接。中でも自己PRは「演技よりも大切」と言われるほど重要視されています。自分がなぜシグマ・セブンを選んだのか、声の仕事で何を実現したいのか——その言葉がしっかり自分の中にあると、オーディションの場での説得力がまるで違います。朗読や台詞読みは毎日の練習で着実に変わります。感情表現の幅を広げるために、映画や舞台を積極的に見る習慣も長い目で見れば大きな財産です。

💡「声優=アニメ」の思い込みを外すこと

アニメ声優として有名な方でも、下積み時代にナレーションで実力を磨いてきたケースは多くあります。「声優=アニメ」という狭いイメージを超えて、声を使ったあらゆる仕事に興味を持てる人のほうが、シグマ・セブンという事務所の文化には合っているといえます。 日ナレや青二といった大手声優養成所と比較されることも多いシグマ・セブンですが、ナレーションや吹き替えも視野に入れた「音声表現のプロ」を目指したいという方には特にフィットする環境です。

卒業生の活躍に見るシグマ・セブンの実力

シグマ・セブン声優養成所(およびその前身「The・声優塾」)の出身者には、瀬戸麻沙美さん(「ちはやふる」綾瀬千早役)、千葉翔也さん(「月がきれい」安曇小太郎役)、渡部紗弓さん(「恋は雨上がりのように」橘あきら役)、安元洋貴さん、福圓美里さんなど、幅広いジャンルで活躍する声優が名を連ねています。

アニメ主演から脇を固める実力派、さらにナレーションや吹き替えまで、多彩なフィールドで存在感を発揮しているのがシグマ・セブン出身者の特徴です。「一芸に秀でた人」だけでなく、幅広い仕事に対応できる「総合的な声の表現者」を育てるという方針が、こうした多様な活躍につながっているのでしょう。


よくある質問(FAQ)

 
Q1 シグマ・セブン声優養成所の入所対象年齢は何歳からですか?
A 入所対象は16歳から30歳までとされています。保護者の同意が求められる場合もあるため、公式サイトで条件を確認してください。週に2〜3回のレッスンがあるため、全日制の学校に通いながら同時並行で通うのはかなりハードです。学校卒業後、または声優専門学校・大学と組み合わせながら通所するケースが多いようです。
Q2 未経験でも養成所のオーディションに合格できますか?
A 合格できます。入所オーディションの内容は自己PR・セリフ・朗読・面接で、実技の経験がなくても受験できます。倍率は約4倍ですが、演技の巧みさよりも「この人と一緒に仕事をしたい」と思わせるような人間的な魅力や、声の仕事への明確な意志が評価されやすい傾向があります。自己PRをしっかり練り、音読や台詞読みの練習を積んでおくことで合格の可能性を高められます。
Q3 養成所を卒業すれば必ず事務所に所属できますか?
A 卒業しただけでは所属できません。基礎科修了後に専科への進級審査があり、専科修了後にはシグマ・セブンへの所属審査が行われます。審査を通過した人だけが事務所に所属できる仕組みです。厳しく聞こえるかもしれませんが、その分、所属審査を通過した人は確かな実力を持つプロとして業界に認められたということになります。養成所に入ることは「所属確約」ではなく「プロへの挑戦の場」だと理解した上で臨むことが大切です。
Q4 日ナレや青二塾と比べてシグマ・セブン養成所はどう違うのですか?
A 日本ナレーション演技研究所(日ナレ)はアニメ声優の輩出数が業界トップクラスで、週1回レッスンが基本の大規模養成所です。青二プロダクション付属の青二塾も長い歴史を持ちます。シグマ・セブン養成所の最大の違いは「事務所と同じビルでレッスンが受けられる距離感」と「ナレーションを含む音声表現全般を重視するカリキュラム」です。アニメ声優一本に絞るというよりも、幅広い声の仕事を視野に入れたい方に向いている環境といえます。
Q5 シグマ・セブンはアニメ声優よりもナレーターの方が向いていますか?
A どちらも活躍している声優・ナレーターが所属しています。ただし、事務所の設立経緯や所属タレントの特性から、ナレーションや吹き替えの分野での実績が特に豊富です。アニメ声優として大きくなりたいという夢を持つ方にも可能性はありますが、ナレーションや幅広い音声表現の仕事にも興味を持てる方が、シグマ・セブンの環境をより活かせると思います。

まとめ:シグマ・セブンへの道は「今」から始められる

📌 この記事のポイント

✓ 所属ルートは「声優養成所(2年制)」と「公開オーディション(2年に1度)」の2つ。どちらも未経験から挑戦できる

✓ 養成所の入所倍率は約4倍。費用は2年間で約112万円(目安)。特待生制度・分割払いあり

✓ 養成所修了後に所属審査があり、通過者のみシグマ・セブングループに所属できる

✓ 求められるのは技術だけでなく礼儀・覚悟・個性。マネージャーが強調するのは「一生この仕事をやり続ける意志」

✓ シグマ・セブンの強みはナレーション。「声優=アニメ」の枠を超えた音声表現のプロを目指す人に向いている事務所

今できることから動いておくことに意味があります。毎日の音読・演劇部や放送部での経験・ナレーションへの関心・説明会への参加——小さな一歩の積み重ねが、オーディションの場での自分の言葉に力を与えてくれます。「声の仕事を一生やっていきたい」という気持ちがあるなら、それを行動で示すことが一番の準備です。

 

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