時計修理技能士になるには?国家資格の内容・試験・学校をわかりやすく解説
- 📅 投稿日 2026年01月28日│最終更新日 2026年01月28日
- 📁 ◯◯になるには
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スマートフォンで簡単に時間が確認できる今でも、機械式時計の人気は衰えていません。むしろ世界的には需要が伸びていて、それを支えるメンテナンス技術者が足りていない、という声も聞こえてきます。
時計修理技能士は、そんな業界で技術をきちんと形にできる国家資格です。組織や肩書きに頼るよりも、積み重ねた手の感覚と経験がものを言う世界。腕一本で評価される力強さがこの仕事の大きな魅力と言えるでしょう。
時計修理技能士とはどんな資格?
時計修理技能士は、厚生労働省が所管する技能検定の一つで、国家資格です。中央職業能力開発協会が問題を作成し、各都道府県が試験を実施しています。
1級・2級・3級の違いと受験資格
実務経験が少なくても受験可能。まずはここからスタート。
実務経験2年以上。
専門学校卒業時に取得を目指す一般的レベル。
実務経験7年以上。
「現代の名工」への入り口となる最高峰。
試験の内容
試験は実技と学科の両方。実技では実際に時計を分解・組み立て・調整する作業を行い、学科では時計の歴史や機械材料、電気工学などの知識が問われます。
資格を取るための2つのルート
この仕事に就くためには、大きく分けて「専門学校に通う」か「現場で修業する」かの二つの道があります。
専門学校で学ぶ
- 実務経験の短縮が可能
- 体系的な学習と設備
- 就職サポートが充実
現場で弟子入り
- 接客・見積もりなど実務に強い
- 現場の空気を直接学べる
- 求人が少なく、独学の意志が必要
専門学校で基礎から学ぶ
今、時計技術者を目指す多くの人が選んでいるのが、専門学校へ進学するルート。学校では、時計の分解組立はもちろん、旋盤(せんばん)を使って部品をゼロから作る技術も学びます。
代表的な学校:
ヒコ・みづのジュエリーカレッジ、近江時計眼鏡宝飾専門学校、大阪府時計高等職業訓練校など
専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
東京(渋谷)と大阪(心斎橋)に展開する、国内最大級の時計技術者養成校。業界内の信頼も厚く、確かな技術習得を目指せます。
- ウォッチメーカーコース(3年制)
複雑時計の修理から、旋盤を用いたオリジナルパーツ製作までを網羅。
※キャリアスクールウォッチメーカーコース(夜間週2回/1年間)あり - 高い希望職種就職率
ウォッチコースの希望職種就職率は98%以上(2024年3月実績)。
- 専門的なカリキュラム
2年制・3年制を選択可能。資格取得に向けた実践的な演習が充実。 - 安定した就職実績
ウォッチコースの就職率は97.4%(2024年3月実績)。
【国家資格の合格実績】
2024年3月実績ではウォッチコース在校生の時計修理技能士2級合格率は54.5%。半数以上の学生が在学中に中級レベルの国家資格を手にしています。
時計修理の現場で求められること
「腕時計が止まった理由を、感覚ではなく理屈で突き止める」。時計修理技能士という仕事は、そんな静かな探究心から始まります。
▼ 必要な3つの適性
- 1. 根気強さと観察眼
原因を突き止める探偵のような思考 - 2. 手先の技術と集中力
極小パーツを扱う指先の感覚 - 3. 信頼を築く力
思い出の品を預かるための対話力
進路を選ぶ際のアドバイス
オープンキャンパスで確認すべきポイント
良い職人は道具を大切にします。実習室が整然としているか、在校生がどんな表情で作業に向き合っているか。そういうところが、意外と良い判断材料になります。
あなたが今できること
まずは、気になる学校のオープンキャンパスに参加してみましょう。自分の指先がその細かな作業に馴染むかどうか、実際に体感してみるのが一番の近道です。
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