【保育士を目指す人必見】様々な地域の保育士支援をご紹介
群馬県の事例│保育士支援センター開設
開設されたのは「ぐんま保育士就職支援センター」。
就職を希望している保育士と、人材を求める県内の保育園・幼稚園などを仲介する施設とのこと。
潜在保育士の増加が懸念されており、再度保育業界への就職を促す動きが見込まれています。
潜在保育士とは、保育士資格を持っているにもかかわらず、保育士として就業していない人をいいます。
潜在保育士は、結婚・出産・子育てなどの理由で離職した人や、保育士としての経験はあるが現在は別の職種に就いている人など、様々な理由で保育現場から離れています。
保育の専門知識や経験を持っているため、保育士不足の解消に大きく貢献する可能性があります。そのため、近年では、潜在保育士の復職を促進する取り組みが各地で行われるようになってきています。
新潟県の事例│県内移住の保育士に支援金
新潟県では、県内の保育士不足への対策として特定の都道府県から移住してきた保育士に対し、支援金を支給する制度を設けたとのことです。
対象は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に住んでいた人で
2023年3月6日から2024年4月1日までに新潟県内に移住し保育士として勤務する人がいる世帯。
2人以上の世帯で50万円、単身は30万円が支給されます。
兵庫県明石市の事例│『保育士にも優しい町』
以前、兵庫県明石市では「子育てしやすい町」として注目を集める反面
人口増加により一時的に待機児童も増加することになってしまったそうです。
そのため、待機児童を減らす取り組みの一つに「保育士にも優しい町」を目指し
「保育士の子どもは優先的に保育所に入所できる」という要項を追加。
それをきっかけに潜在保育士が復職を目指す事例が紹介されています。
また、明石市と保育所が、保育士の家賃を補助する制度もあるそうです。
これは、採用から5年目まで月額57,000円を上限に補助するといったもの。
保育士に対しての労働環境改善が求められる中、先陣を切って改善に乗り出した明石市に注目が集まっています。
長野県の事例│『病後児保育』という選択肢
長野市富竹の長野市民病院が5月から開始した「病後児保育」。
病気からの回復期であり、集団保育が難しい未就学児が対象になります。
長野県では既に長野赤十字病院で病後時保育を取り入れており、需要の増加から対象の病院を増やしたという背景があります。
共働きの世帯からの注目もありますが、保育士の新たな就職先としての側面でも動向が気になるニュースです。
病後児保育を取り入れているのは長野だけではなく、様々な市町村で行われています。
自分が就職を目指す地域でも対象の施設があるかを調べてみるのもおすすめです。
病後児保育を行うのは、一般的に病児保育士と呼ばれる保育士が行います。
病児保育士とは、病気の子どもや、病気からの回復期の子どもを一時的に預かり、保育を行う保育士のことです。病児保育士は、保育士資格を取得している必要があります。
病児保育士の仕事は、病気の子どもの体調に気を配り、安全に保育することです。また、子どもの遊びや食事などの生活面のサポートも行います。
病児保育士は、子どもの病気や発達について幅広い知識を持っていることが必要となります。
病児保育士は、病気の子どもがいる家庭にとって、とても頼りになる存在です。病児保育士の仕事は、大変な面もありますが、やりがいのある仕事でもあります。
まとめ
保育士を目指す際には、地元での就職はもちろん
補助や支援金のある市町村や、保育士の需要が高まる都道府県での就職を考えるのも良いかもしれません。
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