~広く深く、多角的な視点から密教を探る~
仏教は宗教的な側面だけでなく、哲学や美術、言語学や物理学など幅広い分野を有しています。また、日本やアジアの国々では文化や習慣の中に深く溶け込んでいます。仏教の文献にあたり研究を深めることは、広範な知識を獲得できるだけでなく考える力を身につけることができます。
仏教学科では、弘法大師空海が開いた真言密教を中心に、「仏教の持つ精神文化・哲学」「弘法大師空海の思想」「密教が生み出した芸術」「現代における仏教の実践」を4つの柱とし、仏教を多角的な視点から探究していきます。
- 募集定員
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15名
- 修業年限
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4年制
<4つの学び>
■仏教の持つ精神文化・哲学を深く学ぶ
仏教、ヒンドゥー教などインド発祥の諸宗教について、その思想や文化を人類の精神文化として学びます。また、チベット・中国・日本と伝わってきた仏教を学ぶために、文献研究の基礎となるサンスクリット語、チベット語などの語学力も養成します。さらに、インドをはじめアジア各地に根付く密教にもアプローチしていきます。
■弘法大師空海の思想、
真言密教を体系的に学ぶ
弘法大師の著作や真言密教の重要な文献・資料を通して、真言密教の思想を探求します。また、実践儀礼として密教の修行方法である修法や法要に必要な儀礼、声明を一流の教授陣から学びます。
■密教が生み出した芸術を学ぶ
日本文化に深く溶け込んでいる密教の精神世界を、密教画・梵字悉曇・仏像彫刻などの密教芸術を通して体感的に学びます。実習科目では、作品などを制作するための高度な技術を学び、密教芸術への理解を深めます。
■現代社会における仏教の実践を学ぶ
常用経典の読み方、実際の法要の行い方、声明、布教法をはじめ、寺院後継者として寺院運営に必要な学問、僧侶としての素養を丁寧に身につけていきます。寺院運営を支える思想、法律、経営など周辺分野とも連携した実学教育も展開しています。
<学びのステップ>
【1年次】学びの基礎を固める
【2年次】理解を深めテーマを絞り込む
【3年次】専門知識を習得する
【4年次】研究テーマをまとめる卒業論文
- 初年度納入金
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1,170,000円