演劇専攻は、戦後の演劇界に多くの逸材を輩出したことで知られる俳優座養成所を前身とし、千田是也、安部公房、田中千禾夫という日本演劇界の巨星たちにより、専門俳優を大学で養成する目的をもつ日本で初めての教育機関として、1966年に創設されました。劇団の養成機関のように演技指導に力点をおくだけではなく、プロの俳優・表現者に必要な実技訓練に支えられ、幅広い教養と視野を兼ね備えた俳優の育成を目指しています。
- 募集定員
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70名
- 修業年限
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2年
- 初年度納入金
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1,840,000円(入学金330,000円含む)
実技と理論の実践で、プロの俳優を育成します。
【学びのポイント】
❶3つの力を養うカリキュラム
演劇専攻のカリキュラムには、次のような3つの指針があります。
1.本を読む力
ことばを演劇にしていくための想像力を養います。
2.身体の鍛錬
想像したことを実際の動きにかえられる身体能力を磨きます。
3.アンサンブルをつくる力
チームでつくる舞台芸術に必要な協働の精神を養います。
❷4つのセメスター制
2年間のカリキュラムは4つのセメスターに分かれ、各セメスターには明確な目標が定められています。演劇系科目、ミュージカル系科目、声優科系科目を系統にそって履修することで、希望にそった学修プランをつくることができます。
❸少人数によるクラス編成
実技系の科目では、少人数制の授業を展開し、各自の才能を伸ばしていきます。1年前期は「動機づけ」の時期として全員が演劇の基本になる科目を履修。2年生からは専門性の高い授業内容を選択し、本格的な訓練を始めます。2年後期には劇上演実習で総仕上げを行います。
◆表現の領域を広げる3つのコース
演劇専攻は、演劇コースとミュージカルコース、声優コースを設けています。
1年後期から専門性の高い授業を進めていく中で適性と志向を見極め、2年前期にコース分けを行い、後期には劇上演実習に取り組みます。
どのコースでも基本となるのは演技です。
さまざまな課題に取り組みながら、演劇の視野を広げ、演技へのアプローチを実践的に学びます。その土台の上に、それぞれの専門性を積み上げていくのが、演劇専攻のカリキュラムです。
◆演劇専攻の注目授業
・狂言
・日本舞踊
・ミュージカル・トレーニング
・舞台芸術概論
・基礎演劇演習
・ジャズダンス
・演劇英語
・ワークショップ
・ヘアメイク実習
・劇上演実習
専攻・コース一覧
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◆舞台俳優としての基礎となる声と身体を使った表現を学ぶ
ことばを大切にしてつくられるのが演劇です。ことばを魅力あるものにする武器が役者の声、身体です。なにもない舞台に役者が進み出て、一言発するだけで演劇は成り立ちます。俳優としての表現力やその基礎となる力をいろいろな方法で自分のものにしていきましょう。 -
◆演技力や歌唱力をはじめ、ミュージカル俳優としての基礎を学ぶ
演技と音楽とダンス。ストーリーがその真ん中をつらぬいて高め合う良質のエンターテインメント、ミュージカル。ミュージカルコースでは、その夢の舞台をつくるための演技力と歌唱力とダンスの力を鍛えます。ミュージカル俳優に求められる幅広い力を実際的な訓練で身につけていきましょう。 -
◆アフレコ、朗読、ナレーション……声優の基礎を幅広く学ぶ
声優コースでは、肉体訓練、発声訓練を行うほか、読解力、役作り、表現力などを多角的に養い、アフレコのみならず、ナレーション、朗読劇、オーディオドラマなどにも対応できる人材を育てるためのさまざまな授業があります。演技をしっかり学び、実力ある声優を目指しましょう。