【LMアドバイザーが回答】推薦入試を受けたいけれど成績が心配…どうすれば受験できる?基準は?

【LMアドバイザーが回答】推薦入試を受けたいけれど成績が心配…どうすれば受験できる?基準は?
        

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投稿日:2023年8月22日 | 最終更新日:2023年12月21日

志望校の推薦入試を受けたい!評定に自信がない場合でも受験はできる?

大学の入試方式のひとつである学校推薦型選抜。
通っている高校の学校長から推薦があり、書類審査・面接試験・小論文などをはじめとした選考で進められるという特長を持っています。

指定校推薦や公募推薦では、高校生活でどのような成績を残してきたか可視化される「評定平均」を用いて、出願条件を定めている大学が一般的です。
それでは、高校3年間での成績に自信がない場合、推薦入試を受けることはできないのでしょうか?

今回はそのようなお悩みを抱えた、進学活動中の高校生AさんからLMアドバイザー(ライフマップの進路相談アドバイザー)に寄せられた相談内容をご紹介します。

【大学】学校推薦型選抜について解説!指定校制・公募制を理解しよう

■相談ケース

推薦入試を受けたいのですが、今までの成績で欠点を取っています。
志望校の推薦条件には詳しい基準が書かれていないので、推薦入試が受けられるのかどうかも不安です。成績面で自信がなく学校の先生にも相談しづらいので、今回相談させていただきたいです……。

推薦入試を受けたいけど成績を見て悩むイラスト

ーAさん:こんにちは。進路のことで相談したいです。

私は推薦入試を受けたいと思っているのですが、それを先生に言いづらいです。
なぜなら、これまでの成績で沢山欠点を取っているからです。
今回の期末テストで挽回して頑張ろうと思っています。
やっぱり、成績優秀者じゃないと推薦入試は受けさせて貰えないですよね……?

 

ーLMアドバイザー:こんにちは!大学の推薦入試ですかね!?

そうであれば、○○学校は成績が▲▲以上、などの推薦基準が決まっていると思うので、それさえ満たしていれば全然可能性はあります。
期末テストで挽回しよう!という気持ちがあるのであれば、より大丈夫ですよ!
推薦基準も学校によってまちまちなので、成績優秀者じゃないいけないという決まりはないです。

 

ーAさん:ありがとうございます!

でも、志望している大学の推薦条件が学力・人格共に優秀としか書かれていないです……。

 

ーLMアドバイザー:そうなんですね!

ですが、他の大学と同じように、必ず「全体評定平均値▲▲以上」という基準があるはずです!
まずはそれを学校の先生に聞いてみるのが最初かのステップです。
それによって期末テストをどのくらい頑張らないといけないのかも分かると思うので!

 

ーAさん:わかりました!

丁寧にありがとうございます、とても参考になりました!

 

ーLMアドバイザー:とんでもないです!

少しでも参考になれば嬉しいです!

 

推薦入試では重要視される?評定平均について知ろう

多くの大学では推薦入試の際に、高校3年間での成績を示す「評定平均」を基に出願基準が定められています。

【評定平均の計算方法】
高校1年生~高校3年生の1学期までの全科目の学年末の評定評価を足し合わせ、科目数で割った数。

指定校推薦・公募推薦など、各大学の推薦種類、出願条件ごとに異なりますが、低くても3.0以上の評定平均を求められることが多いようです。
さらに、人気の大学・学部であれば校内選考が行われる場合もあるので、評定平均が高ければ高いほど推薦入試を受けるために有利であることは事実なのです。

評定平均に自信がなくても諦めないで!進学活動の視野を広げよう

志望校の推薦入試を希望していても、出願条件として提示された評定平均をクリアしていないと、その先に進めないことがわかりました。高校3年間の中で、早い時期に志望校が決まった場合、推薦入試を視野に入れて成績をリカバーすることは十分に可能ですが、志望校を目指し始めるタイミングによっては、入試方式や進学先の検討をもって、柔軟な対応が必要になってきます。評定平均に自信がない方は、以下のポイントを踏まえて進学活動を進めてみてはいかがでしょうか。

POINT① 評定平均3.0以下でも大丈夫!出願条件がクリアできている大学を目指そう

志望校での出願条件に満たなかった場合でも、自分の評定平均から受験可能な大学を探すことは可能です。評定平均3.0以下や、そもそも出願条件に評定平均を考慮しない大学も存在します。「志望校ではないから」と進路の幅を狭めず、学びたい分野や特長を基準に、他の学校をリサーチすることで、新たに希望の学校が見つかる可能性があります。

POINT② 入試方式は推薦だけじゃない!様々な入試方式をリサーチしよう

推薦入試の出願条件をクリアできなかったからといって、すぐに諦めないでください。
多くの大学では、入試方式が複数存在することがメジャーです。推薦入試に比べて競争率は上がりますが、総合型選抜や一般選抜での入試を検討されることをおすすめします。自分の成績や勉強の傾向に合った入試方式について、学校や塾の先生にアドバイスを仰ぐこともよいでしょう。

POINT③ 評定平均が足りない……!まずは頼れる先生に相談をしよう

自分の評定平均が志望校の出願条件に満たない場合、一度、進路指導や担任の先生に相談を持ち掛けてみましょう。目指す学部や学科によっては、100%評定平均だけではなく、高校生活で取り組んできた活動(部活動、生徒会活動、資格取得など)を基に推薦を受けられる可能性もあります。推薦がスムーズに進むかどうかは、校内選抜の競争率や志望校の面接・小論文など選考の配点にもよりますが、自己判断ですぐに諦めないようにしましょう。

編集後記

本記事では、「志望校の推薦入試を希望しているけれど評定平均が足りない」というお悩みについて、LMアドバイザーとの対談記事を交え、ご紹介いたしました。

高校卒業後の進路を決めるタイミングは人それぞれで、高校入学前から決めている人もいれば、高校3年生の卒業間近に決める人もいます。入試方式によっては、高校3年間の評定平均をもって選考が進められるので、高校入学当初から対策を行うことがベストではありますが、自分に最適な入試方式を選び、対策を行っていくことも重要だと思うので、身近な人たちと比べず「自分は自分」のやり方で、自信をもって進路活動を行っていただきたいと感じます。

また、進学活動や学校生活のことなど、先生や友達に相談しづらいお悩みについても、LMアドバイザーを頼っていただけると幸いです。みなさんのお悩み解決に向けて、少しでもお力になれるよう努めてまいります。
ぜひお気軽にご相談ください!