【効率良く勉強したい】AIを使った勉強方法について

【効率良く勉強したい】AIを使った勉強方法について
        

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投稿日:2024年2月26日 | 最終更新日:2024年2月26日

今の高校生は、デジタルが当たり前の世界になっており、授業や課題、家庭学習でも、パソコンやタブレット、スマホを使う機会が多いのでは無いでしょうか。解説動画を見たり、学習アプリでクイズを解いたり。
さらにAIを活用すればもっと効果的な勉強ができるかもしれません。今回は、文系と理系に分けてAIの活用方法をご紹介していこうと思います。

文系の人向けの学習方法

言語学習AI

日常英会話や文法の学習に利用します。リーディングやリスニング、スピーキングなど多言語を学べます。AIが学習データを分析して最適な学習レベルを提案してくれるので多くの学生が勉強する英語の学習にも向いています。

例えば「Duolingo」や「Babbel」などのアプリがあります。Duolingoと下で紹介するKhanAcademyは、他の記事の【効率良く学習したい】学習に使えるAIの種類についてでも紹介しているのでぜひご覧ください。

Babbelはヨーロッパの言語が中心で基本言語は英語になりますが、個人の学習記録から、自動復習システムが復習の機会を提供してくれます。

文学や歴史の学習AI

フラッシュカードやクイズ形式で学習できます。AIが提供するフィードバックを元にして勉強するサービスです。
例えば、 AI搭載の学習プラットフォーム「Quizlet」というアプリは、文学や歴史の重要な出来事や用語を学ぶことに向いています。そもそも、Quizletは単語カード形式のアプリで、自分で作るか、他の人が作った学習セットを利用することができるアプリです。
また、AIが搭載されているため、登録されているデータを元に自動で問題や選択肢を作ってくれるシステムがあります。そのため、文学や歴史だけでなく、言語や数学、理科とあらゆる学問でも使えます。

理系の人向けの学習方法

数学や理科の学習AI

AIが提供する動画解説を視聴し、問題に取り組めるサービスがあります。AIが解答のヒントや誤りの指摘を行ってくれるので、徹底的な理解をサポートしてくれます。
例えば、この「Khan Academy」や「Wolfram Alpha」や「QANDA」などのAIプラットフォームを活用し、数学や物理学の問題解決能力を向上させます。

■Wolfram Alpha

数学や科学など事実に関する質問に答えてくれる質疑応答システムです。答えを一発で教えてくれるので、解説や解答がない問題を解くときに重宝されるサービスですね。

■QANDA

画像認識のAIが組み込まれており、写真に撮るだけで同じ問題や似た問題の解答・解説が出てきます。私も使ったことがありますが、本当に写真を撮るだけで解答を見つけてくれるので使いやすかったです。学校で貰う、答えの配布のないプリントの答え合わせや解説のわかりにくい問題集を解くときに使っていました。

プログラミング学習AI

AIが提供するコードの生成機能を活用し、実際のプロジェクトや演習問題に挑戦することができます。AIの生成コードを学習材料として、プログラミングのロジックや構文を身につけます。
例えば、「GitHub Copilot」というAIプログラミング学習ツールがあります。 GitHub Copilot、チャットGPT-4を搭載しており、プログラミングに欠かせないコードの断片や関数の提案を行ってくれます。

勉強のポイントと注意点

■あくまでも参考程度にする

AIはまだまだ発展途中です。間違った解答の提示や海外向けに作られているサービスなら日本語が不自然ということもよくあります。AIを過信せず、分からないことは二重で調べましょう。

■回答を丸ごと写さない

学校の課題をするにあたっても活用することはあると思いますが、答えを丸ごと写さないように注意が必要です。自分の力にならないことはもちろん、先ほど挙げた通り、日本語が不自然なことも多いので写したことが先生にもバレやすく最悪の場合成績が貰えないこともあるでしょう。

■AIの回答・提案に注目する

AIはユーザーの進捗や傾向を分析し、その情報を基に最適な学習プランを提供してくれます。AIの提案に注目して、自身の進捗や今のレベルを意識しながら学習を進めるとより効率的に知識が身につきます。

■答えを知るだけではなく自分の学力を向上させる意識を持つ

AIを使うことで学力を向上させることが目的なので、AIが提示する問題に取り組み、今の自分のレベルを理解することが大切です。

■バランスよく活用する

AIを利用した自己学習と、教育機関や先生との連携を両立させることでより正確な情報を得られます。AIが提供する知識を基に、教育機関での授業や専門家のアドバイスを受け入れながら進めることが一番の近道になると考えられます。

最後に

今回記事を書くにあたって、AIは対話だけでなく、データを分析して情報を提供する裏方の仕事も担っていて様々なサービスに組み込まれていることが印象的でした。また、高校生向けに文系と理系に分けて、勉強方法をご紹介しましたが、文理にとらわれず資格などの勉強にも活用できるようなサービスやアプリもあったので、皆さんもぜひ確認してみてくださいね。