画家になるには

  • 2020.09.15
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画家になるには

画家の概要や仕事内容

画家とは

画家とは、絵画作品を制作する芸術家です。キャンバスや紙などに絵を描き、それを作品として発表したり販売したりして生計を立てています。
画家には手掛ける絵画のジャンルや作風によって種類があり、その主なものとしては以下のような例が挙げられます。

  • 日本画家
    日本の伝統的な手法を用いた日本画の作画を行う画家。墨や岩絵具などを主に使用する。
  • 洋画家
    明治時代以降に海外から流入した手法を用いた洋画の作画を行う画家。油絵具や水彩画絵具が主に使用され、陰影のある立体感などの特徴を持つ。
  • デジタル画家
    CGなどのデジタル技術を用いた作画を行う画家。コンピューター技術やインターネットの発達により、近年増加傾向にある。

日本画と洋画は区別が難しい場合もあり、また現代では作画の手法や画法が多様化しているため、その分類は絶対ではありません。また、水墨画や油彩画、水彩画、版画など、作画の手法によって分類する方法もあります。
さらに、法廷画家と呼ばれる、裁判の様子を絵で表す専門性の高い画家も存在しています。

画家の仕事内容とは

画家の仕事は、作画を行うことです。作画には、油絵や水彩画、コンピューターグラフィックなどさまざまな手法がありますが、画家は自身の求める表現に合った手法を用い、絵を描いていきます。
また、画家は作画以外にも、個展の開催や展覧会への参加、商談などに対応し、自身の作品を発表したり販売したりします。時には、イベントへの参加やグッズの作成を行うこともあるでしょう。
画家は会社としてではなく個人として活動することが多いため、多くの場合、絵画の制作から発表、販売まで自身でこなします。ただし、有名な画家になると、専門のアートディーラーが就いて、作品の売買を担うこともあるようです。

画家になる方法

画家になるために、定められた学歴や資格はありません。絵の上手い下手に関わらず、誰でも画家を名乗って活動することはできます。
しかし、画家として成功するためには、基本となる絵画の知識や技術を身に付けておかなければ難しいでしょう。そのため画家を目指すなら、まずは美術・芸術大学や美術系の専門学校、民間の絵画スクールなどで絵画を学ぶのが一般的です。
その後の進路は、独自に活動を続けたり、画家に弟子入りしたり、美術講師を経たりとさまざまですが、その中で自身の作品を展覧会やコンテストに出して評価されれば、プロの画家としての道が開けます。
また、展覧会に出品せずとも、インターネットで作品を公開したり個展を開いたりして作品を販売するという方法もあります。
画家は他の仕事と掛け持ちで活動する人も多く、そのなり方も活動の仕方も多様です。

画家に求められる資格や試験

画家には、求められる資格や試験はありません。重要なのは、作画の技術やセンスです。これらを高めるための練習や試行錯誤こそが、画家には求められます。
また、自身の作品の発表の仕方や売り出し方を創意工夫することも、画家には必要です。現代ではインターネットやソーシャルメディアという便利なツールがあるため、これらを使って作品を発信するのも良いでしょう。
つまり、画家には資格や試験よりも、技術を磨く努力や作品をアピールする工夫が必要なのです。

今後の画家の将来性

画家という職業は、いつの時代も芸術家として、美しく独創的な作品で人々を魅了してきました。これは人間の文化のひとつであり、今後も画家という職業や絵画の需要がなくなることはないでしょう。
また、近年ではインターネットやソーシャルメディアの普及により、これらを通して自身の作品を発信する画家が増えています。インターネットでの作品発表はより多くの人の目に入るため、画家活動の裾野は広がりつつあると言えるでしょう。コンピューター技術の発展による表現の多様化も相まって、今後はデジタルにおける芸術活動の活性化が期待されます。
ただし、画家という職業で成功することは、非常に難しいことです。ただ絵が上手いだけでも、創造力があるだけでも、評価される画家にはなれません。そして、常に優れた絵画のアイディアを出し続けられるとも限らないでしょう。
そのため、成功する、および長く続けられるという意味での画家の将来性を保証することはできません。しかし、作品作りに対する強い熱意や忍耐は、画家の将来性を高めてくれるでしょう。

画家の就職先

画家が一般企業に就職することは、まずありません。多くの場合、フリーランスとして活動し、個展を開いたり作画の依頼を受けたりして、個人で活動することになるでしょう。
とはいえ、画家としての知識や技術を生かし、美術教員や絵画教室の講師として、学校や民間教室に就職することは可能です。ただし、小中学校や高校などで美術教員として勤務する場合には、美術教員免許の取得や教員採用試験への合格が必要です。また、美術教員免許の取得には、指定の美術系大学でのカリキュラム修了が必須になります。

画家の平均年収・MAX年収

画家には、著名な画家からアマチュアの画家まで、さまざまな知名度やレベルの人がいます。1枚の作品に何百万円もの値が付く画家も、ほとんど作品が売れない画家もいるでしょう。
また、本業や副業、趣味程度など、働き方も仕事量も人それぞれです。そのため、画家の平均年収を挙げることはできません。画家の主な収入は絵画の評価や販売数によって決まるため、その時々で年収も変わるでしょう。
画家を目指す人は数多くいますが、その仕事だけで生計が立てられているのはほんの一部です。ただし、美術館に作品が飾られるような有名画家になれれば、かなりの高収入が期待できます。

画家に向いているのはこんな人

画家に向いているのは、絵を描くことが好きで、その技術に長けている人です。ただし、それだけではなく、絵画にはその人ならではの感性や見る者を魅了する表現が求められます。そのため、独創性やセンスも、画家として成功するためには必要です。
また、ひとりでこつこつと仕事をすることが苦にならず、精神的にタフな人も、画家には向いています。画家は、ひとりキャンバスに向き合って作業を行う職業です。作業中に話をする相手もなければ、スランプと戦わなくてはならないこともあるでしょう。それでも絵を描くことが嫌にならず、強い精神力を持って作品作りを続けられる人であれば、画家という仕事を続けていけるでしょう。
さらに、優れた作品を生み出すための努力や熱意も、画家には必要です。画家としての成功は決して簡単ではありませんが、努力と熱意はそれを手助けしてくれるでしょう。

画家に関連する職業や資格

画家に関連する職業

画家に関連する職業としてまず挙げられるのは、イラストレーターです。イラストレーターは、商業イラストを描く職業で、書籍の挿絵や日用品の絵柄などを描きます。絵を描く職業として、画家とイラストレーター は共通していますが、画家が芸術性を重視するのに対し、イラストレーターは商業性を重視するという違いがあります。
また、漫画家も画家に関連する職業に数えられます。画家が1枚の静止画で表現を行うに対し、漫画家は何コマもの絵でストーリーを表現します。しかし、優れた日本文化として注目される漫画を制作する漫画家は、画家と同じ芸術家の一種とも言え、これらの職業は絵を描く仕事という点でも共通しています。

画家に関連する資格

画家に関連する資格には、「色彩検定」や「カラーコーディネーター検定」といった色彩関連の資格があります。色彩は作画にあたって非常に重要な要素であり、また検定には美術史の内容も含まれるため、これらは画家という職業との関連性がある資格だと言えるでしょう。
また、「絵画インストラクター」という民間資格も存在します。これは、技法や道具の使用方法といった作画の専門知識を測るものであり、実際に作画を行う実技試験で構成されています。作画の基本を見直すためには、このような資格試験も役立てられるでしょう。

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