介護職員になるには？仕事内容・資格・年収・やりがいまで徹底解説

投稿日：2020年2月28日｜最終更新日：2024年7月26日

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「介護の仕事に興味があるけど、どんな仕事内容なんだろう？」
「未経験でも介護職員になれるの？資格は必要？」
「介護職の将来性や年収はどれくらい？」

この記事では、介護職員のそんな疑問や、介護職に就くための方法を解説します。

具体的な仕事内容から、必要な資格、平均年収、さらには介護職のやりがいや大変さもお伝えするので、この記事を読めば、介護職員という仕事の魅力や現実を深く理解し、自分に向いているかどうかを判断できるはずです。

介護の仕事に興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください！

1. 介護職員の仕事内容とは？
2. 介護職員になるには？資格の種類と取得方法
3. 介護職員の年収は？
4. 介護職員に向いているのはどんな人？
5. 介護職員の将来性
6. まとめ｜介護職員という仕事の魅力と現実
7. おすすめの介護職員に関連する専門学校

介護職員の仕事内容とは？

介護職員の仕事は、一言でいうと「介護を必要とする方の生活をサポートすること」です。

食事、入浴、排泄といった日常生活の介助から、レクリエーションの企画・運営、ご家族との連携まで、その業務は多岐にわたります。

具体的な仕事内容

●身体介護：食事、入浴、排泄、着替え、移動などの介助
●生活援助：掃除、洗濯、調理、買い物などの家事支援
●レクリエーション：季節のイベントや外出レクなど、利用者様の楽しみや生きがいをサポート
●記録：介護内容や利用者様の状態を記録
●ご家族との連携：介護に関する相談や情報共有

また、介護職員でも一部の医療行為を行うことができます。以前は医療行為とされていたものが、現在では医療行為とみなされないものも多く、それらについては介護職員も行えるようになっています。

介護職員が行える医療行為の例

●体温測定：体温計を用いた体温測定
●血圧測定：自動血圧計を用いた血圧測定
●服薬介助：医師の指示に基づいた薬の服用を支援
●軟膏塗布：床ずれ以外の軟膏塗布
●湿布貼付：湿布を貼る

その他、条件付きで認められている医療行為

●爪切り：重度の巻き爪や化膿している場合などは医療行為となるため、状態をよく確認する必要があります。
●耳かき：外耳道のみに限定され、鼓膜に触れるような行為は医療行為となります。
●歯磨きの介助：日常的な口腔ケアであり、歯石除去や口腔内の処置は医療行為となります。
●市販浣腸器を用いた浣腸：医師の指示や利用者の状態によっては医療行為となる場合があります。

これらの行為を行う際は、利用者の状態をよく観察し、異常があれば速やかに看護師や医師に報告することが重要です。施設の規定や医師の指示に従い、適切な範囲で行います。

また、地域で家族に介護を行っている介護者などを対象とした介護講習会の講師や、福祉系大学や短大、専門学校生に対する介護実習の指導などを行うこともあります。

介護職員のやりがい

介護の仕事は、決して楽ではありません。
しかし、利用者様の笑顔や「ありがとう」という言葉に、大きなやりがいを感じることができます。

また、利用者様の生活を支えることで、社会に貢献しているという実感を得られることも、この仕事の大きな魅力です。
介護職員を目指せる学校一覧

介護職員になるには？資格の種類と取得方法

介護職員になるには、特別な資格は必須ではありません。

しかし、介護の専門知識や技術を身につけることで、より質の高い介護を提供できるだけでなく、キャリアアップや収入アップにも繋がります。

介護職員初任者研修

介護の基礎知識や技術を学ぶための入門的な資格です。

介護職員初任者研修は、これから行う介護の基礎知識やスキルを勉強する人向けの研修となっています。介護職員初任者研修を受講し資格試験に合格すれば、介護の基礎知識やスキルがあることの証明となります。

年齢や学歴に関係なく、誰でも受講できます。旧ホームヘルパー２級に該当する研修です。

介護職員実務者研修

初任者研修の上位資格で、介護に関するより専門的な知識や技術を学ぶための資格です。
そのため初任者研修と比べて受講科目が多くなりますが、修了試験はありません。

国家資格である介護福祉士試験の受験資格を得るには、3年以上の実務経験のほか、介護職員実務者研修を修了することが必要になります。

旧ホームヘルパー１級に該当する研修です。

介護福祉士

介護職唯一の国家資格です。

厚生労働大臣が指定した大学や専門学校などの養成施設を卒業するか、３年以上介護などの業務に従事した人などが国家試験を受験することができます。合格後は介護福祉士として介護や介護指導を行うことができます。

実務経験と介護職員実務者研修で資格取得が可能で、キャリアアップにも繋がるため、介護職を長く経験している方は目指してみてはいかがでしょうか。

コレ進レポート - コレカラ進路.JP

【高校生必見】介護福祉士になるには？資格取得からやりがい・将来性まで徹底解説

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介護支援専門員（ケアマネージャー）

介護サービス計画（ケアプラン）を作成し、利用者様やご家族の相談に乗る役割を担います。

ケアマネージャーは、要介護者や要支援者から相談を受けて状況を把握し、さまざまな介護支援やサービスが受けられるようケアプランを作成、実行したり、他職種との連携を図ったりします。

居宅介護や施設介護におよび、要介護者や要支援者が介護サービスを利用するためには、なくてはならない存在です。
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介護職員の年収は？

厚生労働省が発表しているデータは、下記の６つの施設形態のものです。

６つの施設形態の平均給与を比較します。
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
・訪問介護事業所
・デイサービス
・グループホーム

月給が最も高いのは、
特別養護老人ホームで３３２，２６０円でした。
ついで、介護老人保健施設の３１７，３５０円、
訪問介護事業所の２９１，９３０円、
介護療養型医療施設の２８５，３６０円、
グループホームの２７６，３２０円、
通所介護事業所の２６２，９００円となっています。

介護職員の中でも、介護支援専門員や介護福祉士などの有資格者のほうが給与は高くなっています。
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介護職員に向いているのはどんな人？

介護職員に向いている人は、お年寄りを敬い、関わることを楽しむことができる人です。お年寄りは体が少しずつ自由に動かなくなっているため、ゆっくりとしたペースで会話や行動をしています。お年寄りのペースに合わせて穏やかな気持ちで、ゆったりと過ごせる人が介護職員に向いていると言えるでしょう。

ただしゆっくりと過ごすだけではなく、命を預かる仕事でもあるため小さな変化に気づいたり、何かあったときのために危機意識や責任感を持って勤めることができなければなりません。

また、トイレの介助や入浴介助も行いますので、裸を見ることに抵抗がある、下の世話をしたくないという方は向いていないでしょう。

高齢者の方の多くは体が自由に同じように動く人とペースで生活をすることができないので、相手を思いやって体の世話をしてあげることができる人が向いていると考えられます。

若い介護職の方は夜勤勤務をすることも多いので、夜勤勤務が苦ではないひとが重宝されます。
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介護職員の将来性

日本は超高齢化社会を迎え、介護ニーズはますます高まっています。

そのため、介護職員の需要は今後も増加していくと予想されており、将来性のある職業と言えるでしょう。

しかし、一方で、介護業界は人手不足や低賃金といった課題も抱えています。

これらの課題を解決するため、国は介護報酬の引き上げや労働環境の改善に取り組んでいます。

まとめ｜介護職員という仕事の魅力と現実

この記事では、介護職員になるための方法や仕事内容、年収、将来性について解説しました。

介護の仕事は、決して楽ではありませんが、人の役に立ち、社会に貢献できるという大きなやりがいがあります。

この記事が、介護職員を目指すあなたの参考になれば幸いです。
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