フラワーコーディネーターになるには?必要な資格は?仕事内容・年収・おすすめの学校を紹介

  • 2020.12.04
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フラワーコーディネーターになるには?必要な資格は?仕事内容・年収・おすすめの学校を紹介
   
              

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投稿日:2020年12月4日|最終更新日:2024年9月9日

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「あのお花の飾り付け、素敵だったな」と思ったことはありませんか?
そんな素敵な空間を作るのが、フラワーコーディネーターのお仕事です。結婚式やイベント会場など、様々な場所で、お客様の要望に合わせてお花をアレンジします。

この記事では、そんなフラワーコーディネーターの仕事の魅力や資格、必要なスキル、向いている人の特徴、就職、年収、将来性などを紹介します。

フラワーコーディネーターを目指せるおすすめの専門学校も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!

フラワーコーディネーターとは?

フラワーコーディネーターとは、クライアントからの依頼に合わせて花束やブーケ、フラワーアレンジメントの作成や、冠婚葬祭の会場やイベント会場などの空間ディスプレイなどを行う専門家のことを言います。

フラワーコーディネーターは、ブライダル業界やホテル、結婚式場、フラワーショップなど、さまざまな場所で活躍しています。

フラワーコーディネーターとフラワーデザイナーの違い

似ている職種にフラワーデザイナーがありますが、基本的な仕事内容はそう変わりません。異なる点として挙げられるポイントとしては、フラワーデザイナーはフラワーショップやディスプレイ会社などに就職して自分のセンスでクライアントの希望に沿った作成やディスプレイを行うことが多いと言う点です。

フラワーコーディネーターはどちらかというとフリーランスで活躍している人が多く、クライアントの希望にピッタリと合うように食器やインテリアなどを含めた空間全体のディスプレイやコーディネートを行うことを求められます。

フラワーコーディネーターを名乗る人はフラワーデザイナーの経験者が多いことなどから、フラワーデザイナーの上位レベルだと位置づけていると考える人も居ます。

ただし明白な定義がないため、どちらを名乗っても違和感はないでしょう。
コンテストの受賞歴があり、結婚式場と契約して仕事をしているベテランもフラワーデザイナーを名乗っているケースもあるからです。

明白な違いがないため、この記事では実績や経験がある人=フラワーコーディネーターという前提で内容を記載していきます。フラワーデザイナーの視点から職業を確認したい方は、是非以下の記事をご覧ください。

フラワーコーディネーターの仕事内容

フラワーコーディネーターの主な仕事内容は、イベントや冠婚葬祭の会場装飾、結婚式のブーケ作成、店舗での花束の販売などです。お客様の要望に応じて、植物の種類や色彩の組み合わせを考え、最適なアレンジメントを提案します。

仕入れや在庫管理、スタッフの指導なども業務に含まれ、広範囲にわたる業務をこなすことが求められますが、アレンジメントやディスプレイ自体は、自分が持っている実績や経験を生かして、専門的・限定的な仕事をするフラワーコーディネーターが多いようです。

例えば大手ホテルと契約して結婚式場のディスプレイを専門に行っていたり、企業のフラワーコーディネーターとして専属契約をしていたりといったケースが挙げられます。

契約をしているためやや安定した仕事がありますので、契約の仕事+副業としてフラワーアレンジメントの講師や講演会の講師を行う人も居ます。

人気フラワーコーディネーターになれば、著名人の結婚式のコーディネートの担当をしたり、展示会を開いたり、コンサートの舞台装飾などを依頼されたりするようになります。中には海外で仕事をする人も居るほどです。

フラワーコーディネーターになる方法

フラワーコーディネーターになるための特別な資格はありません。
多くのフラワーコーディネーターは専門学校でフラワーアレンジメントについて学んだり企業に就職して経験を積んだりして実力をつけて、その後大会にエントリーして受賞したり海外で修行したりしてその名を轟かせていきます。

それでも資格を取得することで、専門的な知識や技術の証明となり、就職やキャリアアップに有利になるため、資格を持っているフラワーコーディネーターは多いです。

特にフラワーデザイナー協会(NDF)の「フラワーデザイナー資格検定試験」や、国家資格である技能検定制度の一種の「フラワー装飾技能士」の資格を取得している有名フラワーコーディネーターが多いように感じられます(検索して名前が出てくるような方はそれぞれの協会の名誉講師だったりします)。

プロフィールに書けるので確かな技術を持っていることなどを証明するためなど、目的を持って取得されていると考えられますので、フラワーコーディネーターとして活躍するためにはどちらも是非取得しておきたい資格だと言えます。

専門学校で基礎的な知識や技術を学ぶ場合、カリキュラムには、フラワーアレンジメントや植物の基礎知識、色彩理論、デザインなどの科目が含まれます。資格取得のための試験対策も行われるため、専門的なスキルを習得するための環境が整っており、就職先とのネットワークも充実しているため、未経験者のスタートには最適です。

フラワーコーディネーターは経験を積んでフリーランスとして独立することも可能で、将来的には自分の花屋を開業することも視野に入れられます。
フラワーコーディネーターになれる専門学校はこちら

フラワーコーディネーターに向いているのはこんな人

フラワーコーディネーターはなんと言っても花が大好きな人であることが求められます。花の種類や特徴、扱い方、アレンジメントなどは常に勉強し続けなければなりません。そのためには花が好きな気持ちがなければ続けられないでしょう。

また、仕事をする上で欠かすことができないのはセンスです。花や色の組み合わせ、バランス、会場や人物に合わせた装飾など、センスがなければクライアントに合わせたコーディネートができないからです。

そしてコネクションやクライアントの作成、ホテルのスタッフとの連携など人と関わることが多いため、かなり高いコミュニケーション能力も必須です。
特にクライアントが求めていることを確実に把握するためにクライアントの要望を引き出すことや一緒に働くスタッフの士気を高めることなどが得意だとより良い仕事ができるでしょう。

華やかな職業であるフラワーコーディネーターですが、実は体力や気力がなければしんどい職業です。というのも生花を扱うためタイトなスケジュールが組まれるケースも多く、会場に合わせて夜間に作業をすることがあったり、生花を運ぶ=生花は水の中に入っている=つまり重い物を運ばなければならなかったりするからです。

センスやコミュニケーション能力だけでなく、体力もしっかりつけておきましょう。

フラワーコーディネーターの就職先

フラワーコーディネーターの主な就職先(契約先)には次のような場所があります。

・フラワーショップ
・ホテル
・結婚式場
・企業 など

フラワーコーディネーターの平均年収・MAX年収

企業に属さず、フリーランスで活躍することが多いフラワーコーディネーターなので、平均年収を出すことは困難です。
参考として厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagの就業者統計データをあげると、フラワーデザイナーの平均年収は509.3万円、フラワーショップ店員の平均年収は361万円です。

フラワーコーディネーターの年収は経験や働く場所により異なり、仕事がもらえなければ年収はゼロに近づきますし、有名になってたくさん仕事がもらえれば年収数千万円という人もいるでしょう。
年収は自分のスキルとコネクションによるところが大きいと考えられます。

今後のフラワーコーディネーターの将来性

今やフラワーコーディネーターの仕事は大手ホテルや企業だけでなく、個人宅でのホームパーティーのフラワーデザインにまで及びます。イベントやブライダル業界での需要が高まっており、独立やフリーランスとしての活動の幅も広がっています。

活躍する場が広がっていることなどから、将来性は十分にあると言えます。今後も成長が見込まれる分野であり、花とともに生きる仕事に興味がある方にとって、やりがいのある職業といえるでしょう。

ただし、依頼をしてもらえるだけの実力については自らの努力によるところですので、自ら将来性を切り開いていくことになるでしょう。

フラワーコーディネーターに関する資格や試験について

フラワーデザイナー資格検定試験について

では、紹介した資格のうちフラワーデザイナー資格検定試験についてチェックしていきましょう。

この試験は昭和42年に始まった歴史ある試験です。
フラワーデザインの普及や技術・知識の向上を目指すことが試験の目的となっており、花が好きな人は誰でも挑戦することが可能です。

試験は1~3級に分かれており、3級は技術と知識の基礎を学べます。2級は3級の知識に加えて充分な技術と知識を身につけることができるようになります。1級では3・2級で身につけた基礎を元に自ら考えて作り出す力を養うレッスンを受けた後に受験します。

有名なフラワーコーディネーターは1級取得者が多いようです。上を目指すのであれば1級を取得して、確かな技術を証明できるようにしたいところです。

●フラワーデザイナー資格検定試験の概要
※下記は2023年時点の概要です。
受験案内の配布:インターネットまたは書面での申し込み。

受験書類の受付:試験実施日の3ヶ月前から2ヶ月前まで
※受付期間内でも定員に達した場合は締め切りとなるので注意してください。

試験地・試験日程:
札幌(10月)
仙台(11月)
東京(5月、7月、10月、11月、2月、3月)
名古屋(6月、10月)
金沢(11月)
大阪(11月、3月)
岡山(10月・隔年・奇数年度の実施)
広島(6月・隔年・偶数年度の実施)
松山(6月・隔年・偶数年度の実施)
福岡(2月)

試験科目:試験は3級~1級となっており、すべて学科試験と実技試験があります。
資格検定試験の試験日程は6ヶ月前、出題テーマ、支給花材は試験日の1ヶ月前の同日に発表されます。

3級の試験内容は以下の通りです(参考まで)
・学科試験
・実技試験
① アレンジメント
( 3テーマから1テーマを指定)
・共同形態
・並行-装飾的
・トライアンギュラー(指定花器:ホルン)
② 花束
・丸い花束
③ ブーケ
・モダン-装飾的ブーケ

合格発表: 実施後2週間以内に書面で発送されます。

フラワー装飾技能士試験について

前述した資格のもう一つ、フラワー装飾技能士試験についてもチェックしておきましょう。

フラワー装飾技能士は花束やウエディングブーケ、コサージュの作成の技術、ホテルや結婚式場、百貨店などの施設の卓上装飾の技術を持っていることを証明することができる資格です。
1~3級の試験に分かれており、それぞれ受験要件が設定されています。

3級は要件がなく誰でも受験可能なのですが、2級は実務経験2年以上、または3級合格者、1級は7年以上の実務経験または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験があることという要件を満たさなければ受験することはできません。

経験ありきの試験とも言えますが、それだけの実力がなければ取得できない資格とも言えます。フラワーコーディネーターと言うだけの実力を証明するためには取得しておいたほうが良いでしょう。
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フラワーコーディネーターに関連するおすすめの専門学校

ここからは、おすすめのフラワーコーディネーターに関連する専門学校をご紹介します。
いずれもフラワーコーディネーターに関連する分野でとても評価の高い学校なので、フラワーコーディネーターについて専門的に学びたいという方には最適な学校です。

専門学校 東京ビジネス・アカデミー(東京スクール・オブ・ビジネスより校名変更)【東京都渋谷区】

◆関連学科:フラワービジネス学科

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東京テクノ・ホルティ園芸専門学校【東京都千代田区】

◆関連学科:【フラワービジネス学科】フラワーデザインコース・ブライダルフラワーコース

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専門学校 東京ホスピタリティ・アカデミー(2024年4月 東京観光専門学校より校名変更)【東京都新宿区】

◆関連学科:ブライダル学科

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「好き」「おもしろそう」といった気持ちがスタートでした。
大切なのは、自分の「好き」という気持ちを信じること

ブライダル学科ブライダルフラワー専攻では、あらゆるシーンを彩るフラワーの美しさを追求。ブライダルを華やかに演出するプロフェッショナルを育成します。
基礎知識を習得し、会場を花で装飾するために必要な空間デザインやコーディネート、ディスプレイに関する専門分野を学びます。
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専門学校 大阪ビジネス・アカデミー(2024年4月 大阪ビジネスカレッジ専門学校より校名変更)【大阪府大阪市】

◆関連学科:フラワービジネス学科

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門学校 大阪ビジネス・アカデミーの詳しい紹介はこちら

専門学校 福岡ビジネス・アカデミー(2024年4月 専門学校 九州スクール・オブ・ビジネスより校名変更)【福岡県福岡市】

◆関連学科:フラワービジネス学科

花は、いつの時代もさまざまなシーンで役割を持つ大事な存在です。
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