京都で文学・歴史・社会・日本文化を学ぶ
- 募集定員
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160人
- 修業年限
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4年
人文学科は1989年に開設され、「行動する人文学」をスローガンに、体験的な学修を通して、世界に向けて開かれた学生の育成に取り組んできました。そして2021年、文学・歴史・社会、そして文化を研究領域において、国際文化学部人文学科として新たにスタートします。
人文学科のグローバル教育は、身の回りの文化について理解を深めながら、異文化を理解することからはじまります。グローバル化する社会で必要となるのは、国や文化の違いを越えて互いの文化を理解しあい、他者と共生することです。そのためにはまず、自身を形成してきた文化と向きあうことが重要。それにより「他者とは何か」「世界とは何か」という視点が生まれるのです。
加えて、体験的な学びを通じて異なる価値観にふれ、新たな考えを身につけていきます。人間を広く研究対象とする人文学の学びによって、広い知識と教養を得て、自分を見つめ、世界を見晴らす力をつけるのです。
■専攻
・文学専攻
時代は上代から近現代、ジャンルは小説や詩歌、戯曲、評論など、幅広い分野を対象に、作品講読や作家研究を行います。さらに、海外と日本の文学作品を比較し、日本文学の独自性を学ぶなど、国際的な視野に立って日本の文学を考察します。
・歴史専攻
京都精華大学のある京都は、かつて天皇が住まい、政治・文化の中心だった街。ここには広い時代にわたる史跡が存在し、歴史を学ぶのに絶好の場所です。この土地柄を活かし、文献研究に加え、実際に史跡に足を運ぶ現地調査を積極的に行います。
・社会専攻
社会専攻が研究対象とするのは、個人と集団との関係のなかで発生する諸問題です。それは教育、環境、メディア、ジェンダー、移民、宗教、貧困、戦争など、身近な問題でありながら世界規模の問題へと発展していった事柄です。これらの問題を解明する第一歩として、社会を多様な側面からとらえる力が必要になります。本専攻ではこの力を身につけるために、社会学の理論や方法論を歴史的背景とともに学びます。
・日本文化専攻
本専攻では、日本古来の能や茶道といった伝統文化から、音楽、マンガ、映画などの大衆文化まで、日本の文化を切り口に、日本社会の変遷を考察します。なぜそれが流行したのか、どのような人たちが、どのように嗜んできたのか、体験的な学びを通じて理解します。
- 初年度納入金
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1,086,000円