岡田 竜典さん

2015年 電気電子工学科卒業(高等学校卒業程度認定試験)
株式会社大林組 広島支店建築工事部

広島駅の再開発プロジェクト。
多くの人とともに、街のシンボルをつくる。

◆印象的な大学での学び
目標や探究心を持って取り組むとおもしろさや、やりがいにつながる。

1年次の時に学修した「基礎電気工学」や「微分積分」などはどのように役に立っていくのかが理解できず、
楽しみを見出すことができませんでした。しかし、3年次になると、これまで学んできた基礎学修が、
電気工学にどう活きてくるのか身にしみてわかるようになりました。微分積分等、
それまで煩わしいと感じていた内容も「おもしろい」と感じられるように。味わったことのない、
はじめての経験でした。

その経験は、いまの仕事と人生観にそのままつながっています。「難しさや煩わしさを感じることであっても、
自分の目標や探究心を持って取り組むと、おもしろさや、やりがいになる」ということは、逆に言うと
「自分の目標や探究心が無ければ、おもしろさや、やりがいもない」ということ。
ただ、目の前の仕事をこなすのではなく、常に大きな目標を持って、
仕事をおもしろいものに変えていきたいと考えています。
大学での経験を活かせば、苦労を苦労で終わらせず、おもしろさやかっこよさに変えていくことができると思います。

◆受験生へのメッセージ
自分の努力に対して、結果が得られる環境が、ここにある。

10代後半から20代前半の頃は、将来の目標や目的がなく、
見つかったとしても変わるという状態が普通だと思っています。
電気電子工学科は、建設業だけでなく、製造業、情報通信業、教育関連等、いくつもの選択肢が広がっています。
真摯に取り組めば大企業に就職できる学力を身につけることもできるでしょう。
つまり、自分の努力に対して、結果を得られる場所だと感じています。

わたしも大学で新しい目標を見つけて、いまの仕事に就くことができています。みなさんも、目標を持って前向きに取り組んでください。きっと、自分でも予想もしていなかった未来が拓けると思います。

◆動画◆
https://youtu.be/itf3560iBYw?list=TLGGcvkl-i6_LQAxMzAzMjAyMw

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熊田 悠人さん

2017年 情報工学科卒業(兵庫県 飾磨高校 出身)
TIS株式会社 I T 基盤技術事業部

理想的なインフラ環境を築くために最前線に挑んでいく。

◆印象的な大学での学び
0から学んだプログラミング。卒業研究で筆跡鑑定のプログラムを形にできた。

プログラミング演習では、一人ひとりに演習問題と応用問題が配布され、
それを先生やティーチングアシスタントの先輩たちにサポートしてもらいながら
自由に取り組むことができる演習でした。
それが自分の学修スタイルに合っていて、思った以上にスムーズに
プログラミングの技術を身につけることができました。

演習を通して論理的思考とアルゴリズムを学んだおかげで、卒業研究では、
自分で筆跡鑑定のプログラムを組むこともできました。
タブレットを用意して、特定の文字を誰かに登録してもらい、
本人が書いたのか、他の人が書いたのかを見分けるプログラムで、
他の人がいくら真似して書こうとしても識別できるように、
書いている時間や座標もプログラミングで判断しています。
将来、セキュリティの分野で役に立つものにしたい、その想いで
試行錯誤を重ねたことで、似せて書いた文字は、
ほぼ100%で区別できるところまで品質を高めることができました。

さらに、情報工学科では、班に分かれてのグループワークも豊富で、
いろいろな人とコミュニケーションを図ることができました。
その他の授業でも席が指定されていないことが多いので、
いろんな場所で講義を受けながら、近くに座っている学生と
コミュニケーションを取りながら情報共有を行っていました。
たくさんの人と交流できた経験がいまの仕事にも活きています。

◆受験生へのメッセージ
自信を持たせてくれる環境が、想像以上の世界を拓いてくれる。

情報工学科は、情報工学を一から学んだとしても、
授業をしっかり受けていければ確実に実力をつけることができる環境です。
自分でプログラムを組むことができる力は、他大学の学生にも負けない大きな強みです。
わたしもその経験を自信として持って就職活動に臨んだことで、
いまの会社でシステム開発に携わることができました。
みなさんもここでたくさん学び、自信をつけてください。
そしてその自信をしっかりアピールしてください。
きっと、想像以上の自分に出会えると思います。

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清水 美玖さん

2016年 医療福祉工学科
※卒業・2018年 本学大学院 医療福祉工学専攻修了
(大阪府 大阪電気通信大学高等学校 出身)※現 医療科学科
大阪大学医学部附属病院
臨床工学部 臨床工学技士

誰かの大切な命を守るため、医療ニーズに応え続ける人になる。

◆印象的な大学での学び
情報量が鍵となる臨床工学技士の仕事。
データを集めることの大切さを学んだ。

学外の講師を招いて行われた人工心肺の授業が心に残っています。
患者さんのバイタルや検査データを確認して、こういう血液検査の状況だったらどうするか、患者さんの血圧が下がっていたらどうするのか、といった実践的な授業を行ってくださいました。

臨床工学技士となって実際に人工心肺を動かすようになったいま、情報を集めて現場に臨むことの大切さを学んだあの授業が、いかに本番を想定したものだったのかがわかりました。
臨床工学技士の仕事は、限られた時間の中で、患者さんの症例、身長・体重、血液検査の結果、レントゲン・CTの結果、既往歴等の情報をもとに、適切な医療機器の操作を行うことが求められます。
もし大学に戻ることができたなら、もう一度受けたい授業です。


◆受験生へのメッセージ
現場のプロフェッショナルから仕事を学び、羽ばたいていける環境。

大阪電気通信大学は、現場経験のある先生から、臨床工学を教えてもらう機会があります。
医療機器の使い方から、プロとしての心構えまで、スペシャリストから直接教わることができるため、在学中から幅広い経験を積むことができました。
臨床工学技士として働く中で、学科で学んだことの中に、不必要なものは何ひとつなく、学生時代に学んだことはすべて入職してからの日々で役立っています。

さらに、医療科学科は、臨床工学技士としての進路だけでなく、医療機器の操作や臨床工学の知識を活かして、メーカーや企業へ就職する道が拓かれています。
自分を信じて進んでください。
学びを深めた先で、きっと、理想のキャリアが見つかると思います。

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鈴木 弘成さん

  (大阪府 吹田東高校 出身)
2017年 情報学科卒業
2019年本学大学院 コンピュータサイエンス専攻※修了
※現 総合情報学専攻 コンピュータサイエンスコース
三菱電機株式会社
情報技術総合研究所

トライアンドエラーを積み重ねて、一歩を進歩に変えていく。

◆印象的な大学での学び
研究室での日々や、展示会での経験。
そのすべてが、LSI開発の仕事に活きている。

大学時代の経験の中でも特に心に残っているのは、学部・大学院にわたって在籍した研究室での日々。
所属していた研究室は、学ぶことのレベルが高く、学修を積み重ねていくうちに三菱電機等の日本を代表する企業にもチャレンジしてみようという自信も育ててくれる環境でした。

研究に当たっては「リアルタイムOS」を題材に選びました。コンピュータの処理待ち時間を有効活用し、動作の高速化をめざす、という研究内容です。
その研究を関西の組み込み展示会「ETWest」で展示したのもいい思い出。
一般企業も参加されている展示会なので、当日はプロのエンジニアの方たちから「実際に動くのか?」「費用は?」といった鋭い質問をいただくこともありました。
この経験を通じて、つくった製品も現場で使えなければ意味がないのだ、と強く感じることができました。

研究室で学んだことの中でも一番活きているのは、制作過程やプロセスについて経験できたことです。
つくっているものは違うものの、課題を見つけて解決するために検証し、トライアンドエラーを繰り返しながら、役に立つ製品となるまで改良し続けるということは変わりません。
この流れを経験できたからこそ、いまも楽しみながら開発に打ち込めています。

◆受験生へのメッセージ
情報学科では1、2年次で基礎を学び、3年次のうちに研究室に配属されてから自分の将来を見定めていくことができます。
学部卒を選択するのであれば、3年次のうちに研究を完了させて4年次の1年間は就職活動に専念できますし、わたしのようにじっくり研究する道を選んで、大学院に進み、3年という長い時間をかけて研究成果の制度を高めることに注力することもできます。

情報学科は、研究熱心な人が多く、技術的な話や進路について語り合っていました。大学院に進学される方も多く、不明点があれば相談に乗ってくださる方ばかり。
この学科は、自分の学びたいことを追求することができ、進路につなげていける場所です。
まずは勉強を楽しむこと。それが原動力になりますし、将来の道へと続いていくと思います。

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