2023/07/28
6月9日(金)、工学部 基礎理工学科の新入生歓迎イベント「卵落としコンテスト」のプレゼン大会が行われました。
「卵落としコンテスト」は、A2ケント紙1枚、はさみ、ものさし、セロハンテープなどの限られた材料を使って卵を守る緩衝器を製作し、学舎5階(約18mの高さ)から落とす競技です。物理などの科学知識だけでなく、アイデアやモノづくりのセンスも問われる頭脳競技です。
授業の初めに、6月2日(金)に行われたコンテスト本選で卵を割らずに落下させ、的中心からの距離が近かった上位3チームを「優秀賞」として表彰しました。
その後、プレゼン大会が行われチームごとに緩衝器製作の過程や工夫したポイント、結果からどのような学びがあったかなどをプレゼンテーションしました。
アイデアがよかった作品には「アイデア賞」、見事なプレゼンテーションを行ったチームには「プレゼン賞」が贈られました。各賞10点満点で、学科教員と学生の投票で決まります。
優秀賞1位、プレゼン賞、アイデア賞共に3位を受賞したチーム「XY」は、製作にあたりまず構造を紙に書き出しパーツごとの作り方をチームで話し合いました。そしてパラシュート型のサンプルを制作し、卵を置く土台の追加や飛び出さないようにカバーを付けるなどの改良を行ったことを説明。結果、パラシュートによる空気抵抗と衝撃吸収の緩衝材や、二重構造により重心が下向きとなったことで、安定した落下が出来たのではないかと考察しました。
プレゼン賞、アイデア賞共に1位を受賞した「チームHardBoiled」は、衝撃吸収型をコンセプトにプロペラ型やクッション型、トゲトゲ型の初期案を制作し、改良を重ねた結果、トゲトゲ型を使用し本選に挑んだ過程を説明。トゲトゲを増やし、設置面積を大きくすることで衝撃を分散させることができた為、卵が割れなかったのではないかと結論付けました。
そのほかのチームもユニークなアイデアや考察があり、各チームのこだわりや努力が垣間見えたプレゼンテーション内容でした。
(後略)