【2024年度最新】外国人美容師について解説 | 在留資格、特区、就労方法について紹介!

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投稿日:2022年8月15日 | 最終更新日:2024年3月22日

日本国内で非常に人気のある職業である美容師。

多くの方が専門学校などに進学し、美容師資格取得に向けて努力しています。

決して年収などの条件が良い仕事とは言えませんが、やりがいがあり、「好きなことを仕事にしたい」と多くの学生が日々スキルアップや知識の刷新をしています。

そんな「なるだけ」でも大変な美容師ですが、外国籍の方の場合、さらに他の条件も必要になってきます。

しかし、近年では「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」という事業が開始され、美容師志望の外国人の方がより美容師として就職しやすいように整備が整いつつあります。

そこで今回は「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」について解説しつつ、特区や就労方法について詳しくご紹介していきます。

外国人の方で、日本で美容師を目指したい方や、知り合いに美容師を目指している外国人の方が居る人もぜひ本記事を最後までご覧ください。

美容師免許だけでは就労ビザが取れない?

外国人の方が日本で働く場合は就労ビザを取得する必要があります。

以前は外国人の方が「美容師資格を所持している」だけでは就労ビザの取得要件には該当しませんでした。

美容師資格に加えて「身分・地位に基づく在留資格」というものが求められ、これが認められるのは相当ハードルが高いので、現実的ではありません。

この問題を解決するために導入されるのが、「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」です。

これには5年という期間の制限こそありますが、美容師として就労ビザを取得することが容易になりました。
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「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」とは?

「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」とは、その名の通り美容師志望の外国人が就労するための環境整備をおもな目的として開始されました。

背景には日本の美容技術や製品を海外に輸出することによるイメージアップ目的などもあるそうです。

この事業の開始によって日本での外国人美容師の雇用状況は改善されつつありますが、まだまだ地域差があるのも事実です。

2022年5月の段階では東京都でも就労環境の準備段階にあり、実際に美容師を志望する外国人の方が就労ビザを取得するにはまだまだ時間がかかりそうです。
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外国人美容師の特区、就労方法は?

外国人美容師の特区、つまり採用が認められるのは東京都及び神奈川県、千葉県千葉市及び成田市となっています。

また、「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」を利用して就労するには以下の要件を満たす必要があります。

・美容師育成施設で知識・技能を習得していること
つまり、資格取得の際に美容師関連の専門学校などで、しっかりと美容師として働くにあたり必要な知識、スキルを身につけていることです。

・成績優秀・素行善良であること
教育機関において成績が優秀であり、かつ素行が良く、講師陣からも信頼を置かれる存在であること。

・美容師免許を取得していること(見込み含む)
もちろん「外国人美容師」として就労ビザを取得し、働くわけですから美容師資格は必須です。
美容師資格を取得していること、または取得の見込みがあることは非常に大切です。

・日本語能力試験N2以上であること
日本で働くということは当然、日本語を話せる必要があります。
「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」で設定されている日本語力の目安は「N2」つまり日常的な場面で使われる日本語の理解はもちろん、より幅広い場面においても用いられる日本語を基本的に理解できる必要があるということです。

・満18歳以上であること
日本は最近の法改正により成人年齢が18歳に引き下げられましたが、この18歳以上になるまでは就労許可はおりません。

・日本式の美容に関する技術・文化を世界へ発信する意思を持っていること
「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」は日本の美容やそれらに関する技術、文化の素晴らしさを世界に発信するために始められたものです。
その事業本来の理念を理解し、積極的に世界に発信する意志があるかどうかも、合否を左右する大きなポイントです。
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まとめ

今回は外国人の方が日本で美容師を目指すにあたって重要になる「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」にスポットを当てつつ、日本で外国人の方が美容師になるにあたって求められるスキルや知識、「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」が適用される特区などについて解説してきました。

「国家戦略特区域外国人美容師育成事業」は外国人の方にとって素晴らしい制度であると同時に、日本の良さを外国に伝えるためにも良い制度です。

日本で美容師を目指す外国人の方はもちろん、お友達に美容師を目指す外国人の方が居る人はぜひ本記事の内容を教えてあげてください。

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