中卒でも行ける専門学校はありますか?

中卒でも行ける専門学校はありますか?

結論から言うと、中卒でも入学できる専門学校はあります。

POINT

  • 不登校だった/高校を中退した人も安心して通えます
  • 学べる分野は高卒者の専門学校と同じですが、学科の選択肢は狭く、就職に直結する分野が多いです
  • 3年制の学校を選べば。高校卒業と同等の資格を得られることも

中学卒業後に入学できる高等専修学校(専修学校高等課程)

「専門学校」と呼ばれる学校は正式に言うと「専修学校」の一種。
専修学校は、高校卒業後に入学できる「専門課程」、中学校卒業後に入学できる「高等専修学校(専修学校高等課程)」、入学資格が特に存在しない「一般課程」の3種類があります。
中学校卒業者が進学できる「高等専修学校(専修学校高等課程)」は全国に約500校あり約4万人程の方が学んでいます。
設置の目的は「職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、または教養の向上を図ること」とされているため、実務に生かせる能力を身につけることを目指している点は高校卒業後に入学できる専門課程と変わり有りません。

どんな人が高等専修学校(専修学校高等課程)に進学するの?

高等専修学校(専修学校高等課程)の中には不登校の人や、高校を中退した人の受け入れを積極的に行う学校もあります。
中学校で学校に馴染めず通えなかった人も、高校進学をしたものの様々な事情から中退してしまった人、基礎学力の定着を目指そうと考えている人なども、高等課程に進むことがあります。

もちろん、中学校卒業の時点でやりたいことがハッキリしており、いち早く社会に出ることを目指して職業に直結する実践的なスキルを身につけるために、高等課程で資格取得や能力向上を目指したいと考える人もいます。

高等専修学校(専修学校高等課程)の学科

認可されている高等専修学校(専修学校高等課程)はこちらの8分野を学ぶことが出来ます。

  • 1.工業(情報処理、自動車整備、放送技術など)
  • 2.農業(農業、園芸、畜産、造園など)
  • 3.医療(看護、歯科衛生、理学療法、作業療法など)
  • 4.衛生(栄養、調理、理容、美容など)
  • 5.教育・社会福祉(保育、社会福祉、介護福祉など)
  • 6.商業実務(経理・簿記、旅行・観光・ホテル、医療秘書など)
  • 7.服飾(ファッションビジネス、スタイリストなど)
  • 8.文化・教養(公務員、デザイン、音楽など)

とはいえ、高卒者が入れる専門学校に比べると、学科の選択肢は狭いと言われています。
調理師、理容・美容、自動車整備、准看護師、服飾関連など、就職に直結しやすいの学校が多い傾向にあります。

高校卒業と同じ資格を取得できる

高等専修学校(専修学校高等課程)は学ぶ学科によって1~5年制まであります。
3年制の高等専修学校であれば、定められた単位を取得できれば高校卒業と同じ資格を付与されます。
専門的な学びをしながら、高校卒業と同資格を得られるので、学歴の面でも安心ですね。
また、なかには大学入学資格付与の指定を受けている学校もあり、高等専修学校(専修学校高等課程)での就職につながる実践的な学習をした後、大学や短大への進学も可能となります。
ただし、調理系の学科では1年制、准看護/理容・美容系は2年制が多いため、注意しましょう。

補足:看護師の場合、高等専修過程で得られる資格は准看護師のみです。

准看護師は、2年で受験資格が得られるため、基本的に高校卒業同等の資格は得られません。
3年間の実務の後、2年間看護師学校養成所に通うことで正看護師になることができます。

※一番早く正看護師の受験資格を得る方法は高等課程の看護学科(3年)から専攻科(2年)の合計5年で目指す方法があります。
准看護師のメリットは2年という比較的取得できること。
キャリアアップを目指すなら正看護師が有力ですが、できるだけ早く安定した職業に就きたいという人には高等専修過程もおすすめです。