【語学(日本語学)】って何が学べる?研究内容や学ぶ方法についてご紹介します!

【語学(日本語学)】って何が学べる?研究内容や学ぶ方法についてご紹介します!
        

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投稿日:2024年2月28日 | 最終更新日:2024年4月1日

【語学(日本語学)】では何が学べる?

日本語の魅力と多様性を深く探る学問
日本語には、古典や方言、文化や社会、教育やコミュニケーションなどさまざまな側面があります。
日本語の語学とは、日本語によるコミュニケーションについて研究する学問です。日本語学ともいいます。

日本語学を学ぶと、日本語の成り立ちや構造、活用法などを国際的な視点から理解することができます。また、言語の背景となる文化や思想、社会とのかかわり、外国人向けの日本語教育なども研究分野になります。日本語を学ぶことで、日本語の魅力と多様性を深く探ることができるのです。

【語学(日本語学)】とはどんな学問?

3つの分野から日本語の特質を明らかにする学問
日本語学とは、日本語を対象に言語学の研究を行う学問です。日本語学には、大きく分けて3つの分野があります。

一つ目は、日本語の文法や音韻、意味、歴史などを研究する言語学分野です。
二つ目は、日本語と他の言語の比較や、社会や文化との関係を研究する個別研究分野です。
三つ目は、日本語の習得や教育、コミュニケーションなどを研究する応用研究分野です。
日本語学とは、これらの分野を通して、日本語の特質を明らかにするための学問です。

【語学(日本語学)】に関連する学部

文学部や外国語学部などで学べる
日本語学を学べる学部は、大学によって異なりますが、一般的には文学部や外国語学部などに設置されることが多いです。

文学部では、日本語や日本文学とともに、日本の文化や歴史、思想などを幅広く学ぶことができます。
外国語学部では、日本語や日本文化とともに、外国語や外国文化、国際関係などを学ぶことができます。

また、教育学部や国際学部などにも、日本語学に関連する学科が設置されている場合があります。自分の興味や目標に合わせて選びましょう。
日本語学を学べる大学はこちら

【語学(日本語学)】で学ぶ科目

日本語の文法、発音から歴史、異文化との関係まで学ぶ
日本語学で学ぶ科目は、日本語の基礎から応用までをカバーするものが多くあります。例えば、以下のような科目があります。

  • 日本語文法論:日本語の言葉の構造や文章の構造など文法を研究する。
  • 日本語音韻論:発音や音韻など、日本語を音から研究する。
  • 日本語意味論:日本語の意味や内容から日本語を研究する。
  • 日本語史:日本語のルーツや、日本語の移り変わりについて研究する。
  • 比較言語学:類似性を持っていたり、同じ系統の言語間の比較を通して、個々の言語の特性を明らかにする。
  • 対照言語学:関連性が不明な言語同士を比較することで、個々の言語の特性を明らかにし、言語の本質を解明しようとする。
  • 社会言語学:性別や年齢、立場による言葉の違いなど、言語と社会の関係について研究する。
  • 認知言語学:言葉を脳がどのように認識するかを研究する。認知心理学や脳神経科学との隣接研究分野。
  • 日本語習得:日本語を習得する過程を研究し、より効率的な習得法を探るなどする。
  • 日本語教育:外国人に日本語を教えるために必要な知識や技能を身につけたり、その手法を研究する。
  • コミュニケーション:異文化コミュニケーションを含め、言葉(日本語)によるよりよいコミュニケーションを研究する。

【語学(日本語学)】に向いている人

日本語はもちろん外国の言語や文化にも興味関心がある人
日本語学に向いている人は、日本語に興味や関心がある人はもちろん、外国語にも関心を持ち、客観的な視点からも日本語を研究できる人です。
日本語は、自国の言葉であるからといって、当たり前に使っているだけではなかなかその奥深さに気づくことができません。日本語と他の言語を比較したり、外国人とコミュニケーションしたりすることで、日本語の構造や特徴、歴史や変化、文化や社会との関係などをより深く知ることができることもあるでしょう。
日本語および外国語にも興味や関心がある人は、日本語学に向いていると言えます。

また、語学を学ぶには、論理的な思考や分析力、表現力などが必要です。
日本語の研究には、さまざまな資料やデータを扱うことがあります。そのため、情報を整理したり、仮説を立てたり、論文を書いたりする能力が求められます。

【語学(日本語学)】で目指せる職業/資格

日本語教師、翻訳家、編集者など
日本語学を学んだ人は、日本語の専門家として活躍できる職業や資格があります。例えば、以下のようなものがあります。

  • 日本語教師:
    日本語を教える職業です。日本国内や海外の学校や教育機関で働くことができます。日本語教育能力試験などの資格があると有利です。
  • 翻訳家:
    日本語と他の言語の間で文書や音声を翻訳する職業です。出版社や企業、政府機関などで働くことができます。通訳案内士や翻訳家協会の認定試験などの資格があると有利です。
  • 編集者:
    日本語の文章を校正や修正する職業です。出版社や新聞社、広告代理店などで働くことができます。日本語検定や日本語音声表現力検定などの資格があると有利です。
  • 執筆者:
    日本語で文章を書く職業です。小説家やエッセイスト、コラムニストなどがあります。出版社や雑誌社、ウェブサイトなどで働くことができます。日本文学検定や日本語能力試験などの資格があると有利です。
  • 言語学者:
    日本語を研究する職業です。大学や研究機関で教育や研究を行うことができます。博士号や学術論文などの研究成果が必要です。
日本語学は、日本語の歴史や変化、方言や外来語、文化や社会との関係なども学びます。日本語学を学ぶことで、日本語の特徴や多様性、美しさや魅力を深く理解することができます。
日本語学を学べる大学はこちら