【翻訳家になるには】向いている人の特徴、収入&将来性について解説!

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投稿日:2019年12月4日 | 最終更新日:2023年10月6日

外国語で書かれた文章を日本語に訳す翻訳家。

翻訳家は主に、海外の文芸作品を訳す「文芸翻訳家」、ビジネス関連の文書を訳す「実務翻訳家」、映像作品の音声を訳す「映像翻訳家」の3種に分けられます。

どの場合も翻訳家は優れた外国語のスキルを生かし、世界の文化と日本を繋げています。

今回はそんな翻訳家について、翻訳家に向いている人の特徴や翻訳家になる方法、翻訳家を目指せる大学や専門学校、そして収入や将来性について解説していきたいと思います。

翻訳家はどんな人に向いている?

まずは翻訳家に適性がある人はどのような人なのかを考えていきましょう。

外国語や日本語能力に長けている人

翻訳家になるには、と考えるとき語学力に注目しがちですが、外国語が達者というだけでは難しいというのも実情です。

特に小説などの文芸や映画などの翻訳の際に細かなニュアンスを伝えるためには、豊富な語彙力や豊かな表現力が必要になるため日本語の能力にも長けていなければなりません。

翻訳家には、外国語だけでなく日本語の知識や表現力にも長けている人が向いていると考えられます。

情報収集が得意な人

翻訳家の仕事には文芸作品や映画などにとどまらず、研究論文の翻訳なども含まれています。

自分の専門ではない分野の翻訳を担当する場合には、参考文献などを集め、正確に翻訳するための情報収集能力が必要不可欠になります。

デスクワークが苦にならない人

翻訳家の仕事はPCに向かって黙々と行うことが多いため、長時間のデスクワークが苦にならない人に向いています。

直接タイピング能力を問われることはありませんが、スキルがあればあるだけ効率は上がります。

翻訳家になるには資格や免許は必要なの?

実は翻訳家になるために必須とされる資格・免許などは存在しません
学歴も特には関係なく、語学力さえあれば誰でも可能な職業です。

独学でもなれる職業ですが、翻訳家になるには人並み以上の外国語の知識が必須となるので外語系の大学や専門学校出身の人が多く活躍しています。

また、翻訳の専門会社への入社を目指す場合にはTOEICやTOEFL、実用英語技能検定(英検)などでの点数や級が入社条件となることもあるため、自分の実力を試すためにもそれらの資格は取得しておいて損はありません

翻訳家を目指せる大学・専門学校は?

翻訳家になるには必ずしも学歴は必要ありませんが、翻訳家を目指すのに適した大学や専門学校で学んでおくことも翻訳家に近づくひとつの方法でしょう。

コレカラ進路.JPでは、翻訳家を目指せる大学として、東京外国語大学(言語文化学部)秀明大学(英語情報マネジメント学部)吉備国際大学(外国語学部 外国学科)などを見つけることができます。

翻訳家を目指せる専門学校では、外語ビジネス専門学校(ビジネス日本語学科)日本外国語専門学校(英語通訳翻訳科、アジア・ヨーロッパ言語科など)麻生外語観光&ブライダル専門学校(グローバルコミュニケーション科)などがあります。

やはり外国語関連の学部が多くなりますが、自分が携わりたい翻訳の知識を深めるために関連する分野について学ぶことが、翻訳家の仕事に大きく役立つでしょう。
翻訳家を目指せる大学はこちら 翻訳家を目指せる専門学校はこちら

翻訳家になる方法

翻訳家になるには、一般的には大学の外国語の学部や、専門学校の外語系学科で語学力を磨き、語学力を身につけることからスタートし、主に3通りの働き方があります。

翻訳専門会社(プロダクション)に就職する

求人数は多くなく狭き門となりますが、専任で翻訳家として活躍することが出来ます。
実務経験を積んで就職するのが一般的です。

一般企業で翻訳の仕事をする

翻訳専門の会社ではなく、商社や事務所などの企業内で翻訳の仕事を行います。
キャリアを積んで翻訳専門会社に転職する人も。
大学・専門学校を卒業したばかりの場合、派遣社員として就くことが多いようです。

フリーランスになる

多くの翻訳家がこの形式で活躍しています。
他の働き方よりもより、締め切りを守る意識やコミュニケーション能力・スケジュール管理力が必要となります。
また、他の仕事と掛け持ちし、兼業という形でフリーランスで仕事をする人もいます。

翻訳家の収入はどれくらい?

どの勤務形態を選ぶか、どれほどの実力があるのかという点で大きく異なります。
基本的には技術職になるため一般的な事務よりも給与の水準が高いことが多いです。
また、フリーランスの場合は、文字数×単価となるため翻訳だけで生計を立てるには数をこなすことが必須となります。

実力が知られるフリーランスの場合、年収1000万円以上にもなりますが、単価が安い場合は副業にとどまってしまうこともあります。

語学力+コミュニケーション能力を高め、自分の仕事に勝ちを作ることが重要になっていきます。

翻訳家の今後・将来性

ITの発達により、クラウドソーシングサービスなどで単価を安く請け負うフリーランスが増えてきているため正社員雇用は減少、単価も減少傾向にあると言われています。

インバウンドが急増する観光業界や、貿易などの国際関連事業での需要はあるため、フリーランスで自分の力を発揮する舞台は十分にあります

また、近年は英語のみならず、韓国語・中国語など経済的に発展した国や観光客の多い国などの語学力が求められる傾向にあるため、アジア圏を始めとした語学力も合わせて修得しておくと良いと思われます。

数多いるフリーランスの中で活躍できる翻訳家になるには、コミュニケーション能力や多言語対応などのアピール力が重要になっていくるでしょう。

翻訳家についてはこちらもチェック! 

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