【機械工学】って何が学べる?学問の研究内容や学ぶ方法についてご紹介します!

【機械工学】って何が学べる?学問の研究内容や学ぶ方法についてご紹介します!
        

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投稿日:2024年3月14日 | 最終更新日:2024年3月14日

【機械工学】は何が学べる?

ロボットからロケットまで、あらゆる業界に不可欠な機械のすべてを学ぶ!
機械工学では、何が学べるのでしょうか?機械工学では、機械やその要素の設計、製作などから、機械の使用方法と運用などを学びます。具体的には、熱力学、機械力学、流体力学、材料力学の四力学を基礎とした機械の設計や製作のための技術機構学、制御工学、経営工学、材料工学(金属工学)を学びます。近年のコンピュータ化に対応するため、ハードウェア及びソフトウェア技術を学びます。

現代社会は機械に溢れており、伝統的な機械工業と産業革命以来の科学技術の賜物である機械の恩恵を受けています。身の回りの時計や室内家電から始まり、コンピュータやスマートフォン、ロボット、病院で使われる医療機器、移動手段として自動車・飛行機・船舶、宇宙開発に用いられるロケットや人工衛星に至るまで、あらゆる機械が製造され、利用されています。伝統と最先端をバランスよく学べるところが、機械工学の強みです。

21世紀はロボットの時代であり、モノづくりの基礎となるメカ・回路・プログラミングを、ロボットという具体的な製品を通して学ぶこともできます。 機械工学を学ぶことで目指せる職業としては、機械メーカーなどの製造業でのエンジニアなどがあります。

【機械工学】とは、どんな学問?

機械についての技術を研究し、新しい機械を開発する学問
機械工学は、機械についての技術を研究し、新しい機械を開発する学問です。生活と産業に使われる機械類の仕組みを研究し、新しい機械を創造するための学問です。

ひとくちに機械といっても幅広く、生産機械や産業ロボットをはじめ、時計やカメラなどの精密機械、自動車などの移動機械など多種多様です。 また、さまざまな社会課題を解決する機械を生み出すため、輸送機械、情報機器、医療機械などの製造・生産について学びます。たとえば、製造業でも利用される三次元CADや3Dプリンターなどを用いて機械設計を学びます。

目的に適した原理を力学的に研究する「設計工学」のほか、機械の安全・安定性を研究する「計測・制御工学」、空気や水の中で働く力について研究する「流体力学」、材料加工をテーマに研究する「加工工学」「材料工学」など、分野は細分化されています。

また、機械工学は、日本の伝統的なお家芸である「ものづくり」の精神が反映されている学問ともいえます。元来、手先が器用な日本人は、生まれながらにして機械工学の資質に恵まれているともいえます。このように、現代社会と日本の工業的発展の象徴ともいえる機械工学は、今後ますますの発展が期待されています。

【機械工学】に関連する学部

工学部や理工学部で学ぶことのできる機械工学
機械工学に関連する学部としては、工学部をはじめ、理工学部・創造理工学部などがあります。
また、学科やコース名などに機械工学科など、「機械」とついている場合が多いので、注意して検索してみましょう。
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【機械工学】で学ぶ科目

工学系の科目を中心に、自動車や航空宇宙についても学べる

機械工学で学べる科目には、基礎である材料力学、熱力学、流体力学、機械力学の4力学と材料工学、加工学、制御工学、自動車工学、航空宇宙工学、原子力工学、バイオメカニクス、機械工学デザイン(機械製図・設計)やものづくり実習などがあります。

【機械工学】に向いている人

工作や実験が得意な人、地道な努力をコツコツ積み重ねていける人

機械工学に必要な資質としては、ものづくりをしたい、なかでも目に見えるものを作りたいという人に機械工学は向いています。試行と分析を何度も繰り返すため、地道な努力をコツコツと積み重ねていける力や、物事を解決する発想力や創造力が求められます。

また、世界にない新たな仕組みの機械を生み出すためには、工作や実験が得意な人、手先が器用な人、身の回りの機械を分解することが好きな人、機械的な原理や仕組みに詳しい人、論理的思考力がある人、新たな技術に興味・関心がある人、理系的センスがある人、独創的なアイディアをもっている人など、知的好奇心が旺盛な人が機械工学に向いているといえます。

【機械工学】で目指せる職業/資格

機械メーカーなど製造業でのエンジニアが中心

機械工学を学ぶことで目指せる資格には、機械設計技術者、CAD利用技術者、中学校教諭一種(数学・理科)、高等学校教諭一種(数学・理科・工業)、エネルギー管理士、計算力学技術者、建設機械施工技士 などがあります。

機械工学を学ぶことで目指せる職業としては、製造業でのエンジニアがあります。なかでも中心になるのが機械メーカーです。 工作機械、建設機械、精密機械、医療機械、産業用ロボット、機械のメンテナンス職など、あらゆる機械関連の職業を目指すことができます。また、玩具メーカーなどの他の民間企業や、学校教員や公的機関の職員などを目指すこともできます。

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