【大学受験】模試で差がつく!結果の見方と学習への活用法

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投稿日:2024年11月22日|最終更新日:2024年11月22日

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大学受験の対策として、模試は心強い味方です。模試を受けることで、自分の力がどのあたりにあるのか、合格の可能性がどのくらいあるのかを客観的に見ることができます。

でも、判定だけを見て、一喜一憂していませんか?

模試を受ける目的は、自分の力を客観的に知ることと、これから何をすればいいのかを明確にすることです。模試を最大限に活かすためには、試験前はもちろん、終わった後の結果をじっくりと分析し、今後の学習計画に繋げていくことがおすすめです。

今回は、模試の成績表の見方や分析のポイント、合格につなげる学習に活用する方法を詳しく解説していきます!

模試の結果の見方と活用法

模試の結果となる成績表には、偏差値や志望校の合格可能性など、自分の勉強の成果を知ることができるたくさんの情報が詰まっています。

偏差値の見方

偏差値は、模試を受けた人たちの中で、自分の学力がどれくらいの位置にあるかを示す数値です。一般的に、偏差値50が平均点を表し、これより高い場合は平均以上、低い場合は平均以下ということになります。

偏差値は、ただ単に「何点取ったか」ということだけでなく、受験生全体の学力分布を考慮した上で自分の位置を把握できる便利な目印です。だから、別のテストの結果とも比べやすく、自分がどのくらい成長したのかを確かめるのにぴったりなのです。

ただし、偏差値は受験した集団の学力分布やテストの難易度によって変動します。例えば、全国で幅広い受験生が受ける大きな模試と、特定のレベルの大学を希望する人たちばかりが受ける模試では、みんなの実力や問題の難しさの違いから、同じ点数でも偏差値が違ってしまいます。

そのため、異なる模試での偏差値は単純に比較せず、模試ごとの特徴を考えて、自身の学力レベルを総合的に判断する必要があります。模試の結果を見る時はもちろん、どんな模試を受けるかも考えて選びましょう。

→代表的な模試と結果の特徴

判定の見方

判定は、志望校に対する現在の実力を示すもので、多くの場合AからEの5段階で表されます。

A判定:合格可能性80%以上
B判定:合格可能性60%程度
C判定:合格可能性50%程度
D判定:合格可能性30%程度
E判定:合格可能性20%以下

この判定は、あなたの学力が志望校にどのくらい近づいているか、統計的なデータに基づいて教えてくれています。たくさんの人の過去の受験結果を分析して、「このくらいの点数なら、この学校に合格できる可能性が高い」という目安を作ってくれるのです。そのため、自分の今の位置が分かり、これから何をすれば良いのか、具体的な目標を設定できます。

ただし、模試の判定基準は実施団体によって異なることが多く、「合格圏」「可能圏」「努力圏」など異なる用語が使われることもあります。このような違いを理解すると、受験生は自分に合った模試を選び、より効果的に活用することができるようになります。

教科ごとの結果の見方

模試の結果を見る時は、教科ごとの成績を一つ一つ詳しく見てみましょう。そうすることで、「自分はどの教科が得意で、どの教科が苦手なのか」 がよくわかります。

志望校ではどの教科が大切なのかもチェックしてみましょう。苦手な教科が、実は志望校で大きな配点になっているかもしれません。その場合、その教科を重点的に勉強する必要があることがわかります。どの単元が弱いかも細かく見ていくと、もっと具体的な勉強計画を立てることができるでしょう。


模試の結果には、ただ点数を見るだけでなく、自分の勉強のヒントがたくさん隠されています。このヒントを参考に、次の勉強をもっと効率的に進めていきましょう!
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代表的な模試と結果の特徴

これまで解説してきた通り、模試の偏差値や判定などの結果は実施団体や模試の種類によって異なります。代表的な模試とその結果の特徴を紹介します。

●全統模試(全国統一模擬試験)
河合塾が実施する全統模試(全国統一模擬試験)は、他の大手予備校などが実施する模試よりも受験者総数が圧倒的に多い模試で、受験生は自分の実力を全国規模で比較することができます。

共通テストの出題傾向に基づいて作成されているため、特に国公立大学を志望する受験生にとっては、実践的な準備ができる貴重な機会となります。

●駿台模試(駿台全国模試)
駿台予備学校が主催する駿台模試は、特に難関校を目指す受験生に向けて設計されていて、出題される問題のレベルが高いのが特徴です。

偏差値が厳しく出る傾向があるため、自分の実力をより厳密に評価したい受験生に向いています。

●進研模試
ベネッセコーポレーションが実施する進研模試は、学校単位で実施されることの多い全国規模の模試です。基礎的な問題が多く、偏差値が高く出やすい傾向があります。

基礎学力がついているかを確認できる模試ですが、大学受験を考えていない人も受けることの多い模試なので、結果は慎重に確認しましょう。
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まとめ:模試の結果を活用するために

大学受験では、模試の活用法と結果の見方を身につけることがとっても重要です。模試の結果には、あなたの学力と、志望校の合格レベルとの差が数字で表されるので、自分の位置を把握することができます。

模試の結果を見て、やる気が出たり、ちょっと不安になったりすることもあるかもしれません。でも、模試は、これからもっと成長するためのヒントがたくさん詰まっています。

もし思っていたよりも良い結果が出なかったとしても、どこが伸び悩んでいるのかを詳しく分析して、そこを重点的に勉強すれば、きっと成績はアップします。模試で間違えた問題や理解できなかった部分は必ず復習して、自分の弱点の克服に結び付けましょう。

模試は単なるテストではなく、志望校合格に向けてより良い学習計画を立てるための貴重なヒントをくれる機会です。さらに、本番の試験形式や時間配分に慣れるための貴重な機会にもなります。

模試を味方にして、志望校への合格を目指しましょう!
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