調理師になるには?必要な資格や仕事内容、免許の取れる専門学校を紹介!
記事をシェアする
この記事は約 5 分で読めます。
「料理が好き」「将来、料理の仕事に就きたい」そう考えている高校生のみなさんへ。
調理師になるには、大きく分けて
①調理師養成施設(専門学校など)を卒業する方法と、
②2年以上の実務経験を積んでから国家試験に合格する方法
の2つのルートがあります。
ただし、②のルートは中学卒業後すぐには実務経験がなく選べないため、高校卒業後すぐに調理師を目指す場合は、専門学校などの養成施設に進学するのが現実的な唯一の道になります。
この記事では、調理師になるための2つのルートの違い、調理師免許の取り方、仕事内容や将来性、おすすめの専門学校までまとめて解説します。
調理師になるには?2つのルート
調理師免許は国家資格で、取得方法は次の2つに分かれます。
| ルート | 条件 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ①調理師養成施設を卒業する | 厚生労働大臣指定の専門学校などを卒業(無試験で免許取得) | 高校卒業後すぐに調理師を目指したい人 |
| ②実務経験+試験に合格する | 中学卒業以上かつ2年以上の調理実務経験のうえ、調理師試験に合格 | すでに飲食業で働いている社会人 |
高校卒業と同時に調理師を目指す場合、実務経験がゼロのため②のルートは選べません。つまり、最短で調理師になりたい高校生にとっては、①の調理師養成施設(専門学校など)への進学が実質的な唯一のルートです。養成施設では最短1年で卒業と同時に免許を取得できます。
調理師とは?料理人との違い
調理師とは、人に提供する料理を作る人、またはその職業です。飲食店や施設などに所属し、オーダーや決まった献立に応じて、顧客や利用者が口にする料理を作っています。
ここで押さえておきたいのが、「料理人」と「調理師」の違いです。実は、料理人として働くこと自体に調理師免許は必須ではありません。シェフや板前と呼ばれる人たちの多くも、免許なしで現場に立っています。一方で、「調理師」を名乗って働くには、国家資格である調理師免許が必要です。無資格で調理師と名乗ると、法律違反として罰則の対象になります。
つまり、「料理を作る仕事に就くこと」と「調理師を名乗れること」は別の話です。調理師免許を持っていることは、公衆衛生学・食品学・栄養学などの知識を証明する材料になり、就職や転職で有利に働きます。国内の調理師免許保有者は300万人以上にのぼります。
調理師の仕事内容とは
調理師の主な仕事は調理そのものですが、それだけではありません。仕込みや後片付け、食材の選定・発注、新メニューの試作、店舗運営に関わるミーティングなど、幅広い業務を担当します。また、食の安全を守るため、常に衛生管理に気を配ることも重要な役割です。
就職先は、レストランやホテル、料亭といった飲食店だけでなく、病院・学校・福祉施設・結婚式場・ケータリングなど多岐にわたります。就職後すぐに一人前として働けるわけではなく、多くの場合は見習いとして現場のノウハウを学びながら実力をつけていきます。
調理師免許の取得方法
調理師免許を取得するには、次の2つのいずれかを満たす必要があります。
- 2年以上の調理実務経験ののち、調理師試験に合格する(合格すると免許を申請できる)
- 厚生労働大臣指定の調理師養成施設を卒業する(卒業と同時に免許を申請できる)
調理師養成施設(専門学校など)では、体系的なカリキュラムで基礎から実践的な技術まで学べ、卒業後すぐに調理師として働けます。一方、調理師試験は独学での勉強も可能ですが、受験には2年以上の実務経験が必要なため、働きながら調理師を目指す社会人向けの方法です。
調理師としてさらに実務経験を積めば、「専門調理師」「調理技能士」などの上位資格を目指すことも可能です。
調理師になれる専門学校を探す調理師試験の難易度
調理師試験の合格率は、令和7年度実績で受験者18,600人に対し合格者11,240人、合格率60.4%と、国家資格の中では比較的取りやすい試験です。試験の概要は以下の通りです。
| 受付期間 | 5月~6月(各都道府県による) |
|---|---|
| 受験日程 | 10月など(各都道府県による) |
| 受験料 | 6,400円(各都道府県による) |
| 試験会場 | 各都道府県の指定会場(東京都は東京大学駒場キャンパス) |
| 試験形式 | マークシート |
| 試験時間 | 約2時間 |
| 受験資格 | 中学校卒業以上で、2年以上の調理実務経験があること |
| 合格条件 | 得点率60%程度 |
※試験の日程や会場、受験料などは都道府県によって異なり、上表は主に東京都・令和8年度(2026年度)の例です。最新情報は必ず各都道府県の公式発表をご確認ください。
※試験に合格しただけでは調理師にはなれません。合格後、各都道府県で免許の申請が必要です。
調理師の将来性と就職先
外食産業は今後もなくなることのない需要があり、高齢化にともなって病院や福祉施設での食事提供における調理師のニーズも高まっています。極端に衰退することは考えにくく、一定の需要は今後も保たれる見込みです。
就職先はホテル・レストラン・料亭などの飲食店をはじめ、学校・病院・福祉系施設など多岐にわたります。求人自体は比較的多いものの、見習いから始めるケースが多く、実力がものを言う世界です。すでに調理師としての実績がある人の転職では、条件面で優遇されることもあります。
調理師の平均年収
調理師の平均年収は379万円前後で、月収はおよそ30万円になります。しかし、調理師の勤務先は幅広く、それによって年収は大きく変わります。高級レストランやホテルの調理師であれば、平均よりも高い年収が期待でき、中には1000万円以上の年収を得る調理師もいるようです。また、自身で開業している場合には、その店の経営状態が年収にも大きく反映されるでしょう。
ちなみに、調理師の見習い期間は担当する仕事や勤務先によって給与水準が異なります。求人情報を確認する際は、給与だけでなく勤務時間や休日、研修制度なども確認しましょう。
調理師に向いている人
調理師に向いているのは、まず「料理が好き」「自分の作った料理で人を笑顔にしたい」という気持ちがある人です。加えて、技術や味を磨き続ける努力家であること、下積み期間の忍耐力、長時間勤務にも対応できる体力・精神力も求められます。
調理師に関連する職業・資格
関連する職業には、シェフや板前などがあります。シェフはフランス語で料理長を指す言葉で、フレンチの世界でよく使われます。板前は主に日本料理店や寿司店に勤める料理人を指し、こちらも調理師免許は必須ではありません。ただし、シェフや板前として働く人の多くは調理師免許を取得しており、その知識を実務に生かしています。また、「ふぐ」など、自治体の条例によって特別な資格・認定等が必要となる食品を扱う場合もあります。
関連する資格には、「栄養士」「管理栄養士」「フードコーディネーター」などがあります。栄養士・管理栄養士は栄養面から人の健康を支える資格、フードコーディネーターは食のプロデュースに関わる資格で、いずれも調理師の仕事に役立ちます。「野菜ソムリエ」「ハーブソムリエ」といった食材系の資格も、食材選びや調理の知識を深めるのに役立つでしょう。
調理師になれる専門学校を探す調理師に関連するおすすめの専門学校
調理師の専門学校では、座学と実習を通して調理技術はもちろん、食品衛生や栄養学の知識も総合的に学べます。学校選びでは、①卒業と同時に調理師免許を取得できるか、②修業年限(1年〜3年)、③学べる料理ジャンル(和食・洋食・中華など)、④実習時間、⑤就職サポート体制の5点を比較すると、自分に合った学校を見つけやすくなります。
ここでは特に評価の高い調理師を目指せる専門学校を紹介します。気になる学校が見つかったら、オープンキャンパスや資料請求で詳しく調べてみましょう。
調理師を目指せる専門学校をチェック!
山手調理製菓専門学校
渋谷で、調理と製菓の両方を実践的に学べる。

- 年間700時間以上、全国トップクラスの「毎日つくる実習」で調理技術を身につける
- 調理師免許と製菓衛生師の2つの国家資格取得を目指せるWライセンスシステム
- 2年目には海外研修に参加でき、研修費を全額サポートする奨学金制度を用意
東京山手調理師専門学校
毎日つくる実習で、調理の技術を実践的に身につける。

- 年間700時間以上の実習など、「毎日つくる実習」で調理技術を磨く
- 2年目には海外研修に参加でき、研修費を学校がサポートする奨学金制度を用意
- 調理技術だけでなく、現場を意識した実践的な学びを重視
大阪調理製菓専門学校
毎日必ず「つくる実習」で、実践的な技術を身につける。

- 「毎日つくる実習」を重視し、2年間1,600時間を超える実習で技術を磨く
- 学内のレストラン・ショップ・カフェを使った実践的なトレーニングを実施
- 東京の姉妹校とも連携し、東京を含む幅広い地域での就職活動をサポート
大阪調理製菓専門学校ecoleUMEDA
梅田・北新地の食の現場を身近に、実習中心で学べる。

- 「毎日つくる実習」を通して、調理や製菓の技術を実践的に身につける
- レストラン・ショップ・カフェなどの本番トレーニングで、現場を意識した力を養う
- 海外研修に全員が参加できる、返済不要の独自奨学金制度を用意
西武調理師アート専門学校【埼玉県所沢市】
◆関連学科:調理師科(昼間部1年・夜間部1.5年)
●夢に最短!昼1年・夜1.5年で調理師としての基礎を習得
●技術力やサービス経営の知識も学べる
●確実に身につく少人数制実習
●調理師免許(国家資格)は卒業と同時に全員取得!
●食空間の演出できるクリエイティブ力を学べる
●バツグンの就職!
西武調理師アート専門学校の詳しい紹介はこちら
国際調理製菓専門学校【新潟県新潟市】
◆関連学科:シェフ学科、健康給食学科、カフェ学科、調理師学科、栄養士学科、パティシエ学科
新潟で調理・カフェ・製菓・製パン・栄養の世界を目指すなら
”新潟県で唯一の食の総合専門校”Food(フード)国際調理製菓専門学校
Foodは、食を通じて多くの人を笑顔にする本物の食の職人を目指します。
3つの国家ライセンス[調理師免許・栄養士免許・製菓衛生師免許]取得で食を総合的に学びます。
国際調理製菓専門学校の詳しい紹介はこちら
吉祥寺二葉栄養調理専門職学校【東京都武蔵野市】
◆関連学科:管理栄養士科、栄養士科、調理実践科、調理師科
東京・吉祥寺で調理・栄養・製菓の国家資格取得!食の総合学園FUTABA
開校以来、一貫して講師と生徒のマン・ツー・マン指導による実践的な教育を信条としており、調理器具の扱い方から、基礎的な調理技術をきめ細かに指導します。
ひとりひとりの修得ステップアップを踏まえながら、一段、一段技術の向上を図っていきます。
関東の専門学校で最初に管理栄養士学科を設置した学校として、医療分野、介護福祉分野に強い資格や知識を持つ調理師を目指すことも可能です。
河原調理専門学校【愛媛県松山市】
◆関連学科:調理科
\河原調理専門学校の強み/
●1年間で調理師免許を取得!
日本料理・西洋料理・中国料理のプロ講師陣から料理の基礎から応用まで学べます。
愛媛県内をはじめ、全国で活躍している著名な超一流の講師陣があなたを待っています。
姉妹校・河原外語観光・製菓専門学校へ進学することで、調理師+製菓衛生師のWライセンスも可能です。
河原調理専門学校の詳しい紹介はこちら
調理師に関するよくある質問
Q. 調理師免許がなくても料理人になれる?
A. なれます。料理人として働くこと自体に調理師免許は必須ではなく、シェフや板前の多くも無資格で現場に立っています。ただし「調理師」を名乗って働くには免許が必要です。
Q. 調理師免許は最短何年で取れる?
A. 調理師養成施設(専門学校など)を卒業すれば、最短1年で卒業と同時に免許を取得できます。試験ルートの場合は2年以上の実務経験が必要なため、養成施設のほうが早く取得できます。
Q. 高校卒業後すぐに調理師になれる?
A. 専門課程をもつ高校でない場合、すぐに調理師試験は受けられません。実務経験を積んでからの試験ルートは2年以上の実務経験が受験資格の条件のため、高校卒業直後に調理師になることはできません。
Q. 調理師の仕事内容は?
A. 調理そのものに加えて、仕込み・後片付け・食材の発注・新メニューの試作・衛生管理など幅広い業務を担当します。
Q. 調理師の就職先にはどんなところがある?
A. レストランやホテル、料亭などの飲食店のほか、学校・病院・福祉施設・結婚式場・ケータリングなど多岐にわたります。
Q. 調理師と栄養士の違いは?
A. 調理師は料理を作る国家資格、栄養士は栄養面から健康を支える国家資格です。目的も試験内容も異なりますが、両方の知識を持つ調理師も少なくありません。
調理師になれる専門学校を探す記事をシェアする
-
前の記事
食空間コーディネーターになるには
-
次の記事
サポートエンジニアになるには
専門学校を探す
職種から探す
特徴から探す
学費制度から探す
資格・職業を考える







