ダンスインストラクターになるには?仕事内容や資格、向いている人の特徴を徹底解説!

  • 2020.09.15
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ダンスインストラクターになるには?仕事内容や資格、向いている人の特徴を徹底解説!
      
              

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投稿日:2020年9月15日|最終更新日:2024年8月19日

この記事は約 5 分で読めます。

ダンスが好きで、その楽しさをもっとたくさんの人に伝えたい!そんなあなたは、ダンスインストラクターという職業に興味を持っているかもしれません。
でも、ダンスインストラクターになるには、一体何が必要なのでしょうか?

この記事では、ダンスインストラクターの仕事内容や、必要な資格、就職、年収、将来性、そしてこの仕事に向いている人の特徴などを詳しく解説していきます。

ダンスインストラクターという仕事に興味のある方はもちろん、これからダンスを始めたいという方にとっても役立つ情報が満載です。ぜひ最後まで読んで、あなたの将来のヒントにしてください!

ダンスインストラクターとは?

ダンスインストラクターとは、ダンス教室やスタジオなどで、生徒にダンスを教えることを仕事とする人のことです。ジャズダンス、ヒップホップ、バレエなど、様々なジャンルのダンスを教えています。

単にダンスのステップを教えるだけでなく、音楽に合わせて体を動かす楽しさや表現することの喜びを伝えることも重要な役割です。

ダンスにはたくさんの種類があります。

例えば
・ヒップホップダンス
・ジャズダンス
・タップダンス
・ショーダンス
・バレエ
・ソウルダンス
・ジャズダンス
・フラメンコ
・社交ダンス
・チアダンス
・エアロビクス
など、挙げるとキリがありません。

ダンスインストラクターは、そんな数あるダンスのうち、自分が専門にしているジャンルのダンスの指導を行います。アマチュアからプロ、キッズまで広い範囲で指導します。

ダンスインストラクターの仕事内容とは?

ダンスインストラクターの仕事内容は、大きく分けて以下の3つに分けられます。

①レッスン指導:生徒のレベルや目的に合わせて、適切なレッスン計画を立て、ダンスの基礎から応用までを丁寧に指導します。
②振り付け作成:発表会やイベントに向けて、オリジナルの振り付けを作成します。
③教室運営:生徒の募集、スケジュール管理、教室の運営など、教室全体の運営に関わる仕事も行います。

ダンスインストラクターが行う主な仕事であるダンスレッスンは、主に次のような流れで行われます。1コマ約1~2時間の間です。

準備運動(ウォームアップ・ストレッチなど)

基礎練習(ステップやターン、ジャンプなどの練習)

振り付け

その他の仕事としては、
・レッスン内容や振り付けの考案
・レッスンで使用する音の編集
・作品作り (発表会などの)
・スケジュール策定(レッスンのゴール目標設定、イベント出演などの年間スケジュール、イベントへのエントリーなど)
・衣装の選定、発注
・スタジオスタッフとの打ち合わせ

などが挙げられます。
想像以上に多くの仕事があるためダンスインストラクターの仕事はとても忙しいということがわかります。
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ダンスインストラクターになる方法(資格取得方法等)

ダンスインストラクターになるために特別な資格はありません。

資格云々よりも、ダンスの経験年数やダンサーとしての実績(入賞実績、バックダンサー実績、メディア出演実績)のほうがダンスインストラクターになるためのセールスポイントとなることが多いようです。

例えばダンススクールで講師を募集している場合、「有名歌手○○のバックダンサーを10年間勤めていました」といった経歴がある方が生徒を集めやすいといったことなどがその理由となるでしょう。

ダンスが好きな人はまずダンススクールや大学、専門学校などで学んだり海外に留学して本格的にダンスを学んだりして実力をつけます。

その後スポーツジムやスタジオと契約してスタッフとして働く、オーディションを受けて芸能事務所や劇団で働く、テーマパークのダンサーとして働くなどの方法で経験や実績を積んでいきます。

有名ダンサーだとTRFのサSAMさんは19歳の時に「全国フラッシュダンスコンテスト」で優勝後に渡米し、ニューヨークでダンスの基礎を学んだそうです。また、最近メディアによく出る菅原小春さんは、DANCE ATTACKやSHONEN CHAMPLEなど数多くのコンテストで優勝しています。高校卒業後はSAMさんと同じく渡米し、ロサンゼルスで修業を積んだそうです。

調べていると多くの有名ダンサーは海外で修業をしたり、自らダンスチームを結成して活動していたりという経歴を持っています。

ただし、気をつけなければならないのは、ダンスが上手いこととダンスを“教える”ことが上手いことは異なります。
どれだけダンスが上手くても、教えるのが下手であれば仮にダンスインストラクターになれたとしても生徒は離れていってしまいます。

もし、教えることに不安がある場合は一般社団法人ダンス教育振興連盟(JDAC)が主催する「ダンス教育指導士」の資格を取得すると良いでしょう。

この資格は履歴書に書くこともできる資格で、主な対象は学校の先生などですが“教える”という意味ではダンスインストラクターが取得する価値のある資格となるでしょう。
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資格難易度や試験について

では参考に、ダンス教育指導士の入り口となる「ダンス指導研修会Ⅰ」についてチェックしていきましょう。

「ダンス指導研修会Ⅰ」について

ダンス指導研修会Ⅰは、ダンスの技術やセンスを上達させる事ではなく「ダンスの指導方法」に焦点を当てた、スポーツ庁・厚生労働省・こども家庭庁後援の唯一の研修会です。
当研修を受講することによって初級の資格を取得することができます。

研修では、ダンスの技術だけではなく授業の進め方や生徒とのコミュニケーションの取り方、安全対策、指導者マナー向上など、「ダンスが上手く踊れなくてもダンスの指導ができる」講習を行っています。
初級ライセンスの研修会のため、ダンス経験が全く無くても楽しく学べるプログラムとなっています。

●ダンス指導研修会Ⅰの概要
参加対象:16歳以上であれば職業・年齢問わず参加可能。
・保育園、幼稚園、小・中・高校、特別支援学校、大学、専門学校などの先生(ダンス未経験者でもOK)
・ダンススタジオやスポーツジムのインストラクター、オーナー、ダンサーの方など
・高校生、大学生、専門学生の方など
・主婦の方、会社員の方など

資格認定料:12,980円(税込)
(受講料・スポーツ保険料・認定料・登録料・資格認定証作成費・カード発⾏料を含む)

※オンライン可

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今後のダンスインストラクターの将来性

現在は小・中・高校の保健体育の授業の中でダンスは必修科目となっています。そのため習い事としてダンスを習わせる親が増えていることや、ダンスを習うことによって自分に自信を持てるようになった子が増えるなど、様々な面でダンスを習うメリットが増えてきています。

調査したところ、現在の親世代に当たる30代の習い事ランキングにはダンスは入っていませんでしたが、子供たちの習い事ランキングのほとんどで10位以内にダンスが入っています。
今習っている子供たちが継続してダンスを学び続けるとすると、この先も一定の需要がある可能性が高いため、将来性は十分にあるといえます。

ただし、最近のダンスはストリート系とバレエの融合など、様々なジャンルのダンスを組み合わせて行うことが多くなっているようです。
そのため多くのジャンルのダンスの知識があり、受け入れていけていくことができなければ道が狭まっていく可能性がありますので注意が必要です。
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ダンスインストラクターの就職先

ダンスインストラクターの主な就職先には次のような場所があります。

・ダンススクール
・スポーツジム
・フィットネスクラブ
・カルチャースクール
・保育園、幼稚園、小・中学校、高校など(ダンス専任講師)
・フリーランス など

ダンススクールでは子供から大人まで幅広い年齢層にダンスを教えたり、フィットネスクラブではエアロビクスやヨガなどのプログラムの中にダンスを取り入れたレッスンを担当したりします。

フリーランスなら自宅やレンタルスタジオなどで個人レッスンやグループレッスンを行ったり、芸能事務所と契約してアーティストのバックダンサーや振付を担当したりすることが考えられます。
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ダンスインストラクターの平均年収・MAX年収

ダンスインストラクターの年収は、働く形態によって異なります。
例えばダンススクールやスタジオの正社員として働く場合の年収は約200~400万円だとされています。400万円の場合は日本の平均年収と比較してもそう少ない金額ではありませんが、決して多いとは言いがたいでしょう。

平均年収が低い原因としては、所属するダンススクールやスタジオの規模によることと、ダンスインストラクターの平均年齢が低い(平均は約30歳)ことが挙げられます。小さいスクールで若いダンスインストラクターが働く場合、年収が高くないことは安易に想像ができます。

人によっては大きなスクールなどに長く勤めてスキルアップして500万円以上の年収があるというケースもありますので、勤め方によっては低い年収と悲観することはないでしょう。

一方フリーランスとして働く場合、もちろん仕事が少なければ年収はかなり低いことになりますが、成功した場合はかなり年収が高くなります。

例えば有名ダンサーのレッスンは一人あたり1~2時間で数千円のレッスンが相場となっています。仮に2時間3,000円のレッスンで20人集まったとしたら、2時間で6万円。一日3コマ行えば18万円。それを1ヶ月のうち20日行えば360万円。一年続ければ4,320万円ということになります。

ちょっと行き過ぎた計算のようですが、このように人を集めてたくさんレッスンを行うことができれば数千万円の収入を得ることも可能だと言うことになります。
そのためには有名になる必要があることは言うまでもありませんが…たくさんの年収を得ることができる夢のある職業ですね。
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ダンスインストラクターに向いているのはこんな人

ダンスインストラクターに向いている人は、以下のような特徴を持っています。

・ダンスが好きで、その楽しさを人に伝えたい
・人とコミュニケーションをとるのが好き
・責任感があり、生徒の成長をサポートしたい
・常に新しいことに挑戦したい

ダンスインストラクターはダンスが上手いことを大前提として、あとはインストラクターとしてきちんとわかりやすく生徒に教えることができる能力が求められます。

同時に、生徒が怪我や事故を起こすことがないようしっかりと注意することができる注意力や責任感は欠かすことができません。
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ダンスインストラクターに関連する職業や資格

ダンスインストラクター以外にも、フィットネスインストラクターやヨガインストラクターなどの資格を取得することで、活躍の幅を広げることができます。

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おすすめのダンスインストラクターになるための専門学校

ここからは、おすすめのダンスインストラクターになるための専門学校をご紹介します。
いずれもダンスインストラクター分野でとても評価の高い学校なので、ダンスインストラクターになるために専門的に学びたいという方には最適な学校です。

専門学校 東京ビジュアルアーツ・アカデミー(専門学校東京ビジュアルアーツより校名変更)【東京都千代田区】

◆関連学科:ダンス学科

誰だって、最初は「好き」 から始まった。
クリエイティブとエンターテイメントの分野で37,000人のプロを送り出してきた東京ビジュアルアーツ・アカデミー。
ゼロから始めるキミに、プロに必要な知識と技術を、教え、伝え、「好き」に向かって、歩き始めようとするキミを全力でサポートします。
専門学校 東京ビジュアルアーツ・アカデミーの詳しい紹介はこちら

TOKYO STEPS ARTS【東京都新宿区】

◆関連学科:昼間部 ダンスコース、短大卒業資格取得クラス、一般会員制オープンクラス

ダンスが好き!歌が好き!たくさんの仲間が集まる!
ダンサー、歌手、女優・俳優、モデルを目指す専門学校を200%超えたダンス&芸能専門学院

TOKYO STEPS ARTSの詳しい紹介はこちら

尚美ミュージックカレッジ専門学校【東京都文京区】

◆関連学科:ダンス学科

SHOBIは、音楽を仕事にする学校!
ミュージシャン・ヴォーカル・声優・音響・映像・ミュージカル・ダンス・作曲・楽器演奏など音楽・エンタテインメントのプロを養成します!

尚美ミュージックカレッジ専門学校の詳しい紹介はこちら

専門学校 大阪ビジュアルアーツ・アカデミー(ビジュアルアーツ専門学校 大阪より校名変更)【大阪府大阪市】

◆関連学科:ダンス学科

大阪ビジュアルアーツ・アカデミーの目標は、単に就職・デビューすることだけではありません。
クリエイターとして、業界の最前線で長く活躍し続けることです。
そのためにプロの世界を熟知した講師陣や本格的な設備を整え、学生一人ひとりが卒業後すぐに業界で活躍できる力を身につけます。

授業では専門の知識や技術の指導はもちろん、実践授業でモノづくりの楽しさや魅力を体感。
プロとしての活動に必要不可欠な“創作への意欲”を高めていきます。

この学校で目指す仕事はどれも多くの職業の人達と一緒に活動するものです。
クリエイティブ分野(声優・音響・ミュージシャン・TV・映画・写真)の総合校である本校では、プロの高い技術・設備・ネットワークを完備。在学中から現場を想定したクリエイティブワークが実現できます。生きたいグランドデザイン力をしっかり持ち、知識、技術力、方法を育て、自立することを目的として、次のステージに立てるように、クラス担任制のもと少人数で明るく楽しく一人一人の個性を見い出し、社会に送り出すことをお約束します。

専門学校 大阪ビジュアルアーツ・アカデミーの詳しい紹介はこちら

専門学校ESPエンタテインメント福岡【福岡県福岡市】

◆関連学科:音楽アーティスト科

ESPミュージカルアカデミーは、教育部門の中心として国内では最大規模の総合音楽教育専修学校です。日本で、世界で、音楽・芸能界をリードし続けるESPグループESPグループは、ギターの製造販売部門、総合音楽プロダクション部門、教育部門を主要な柱とするグローバルなネットワークを展開しています。

アメリカのハリウッドには音楽、映画、演劇、テレビジョンまでエンタテインメントのすべてをカバーするグローバルな教育環境を有し、今後は世界のエンタテインメントシーンで活躍するプロアーティストやスタッフの育成へと、そのネットワークを広げていきます。

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国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校【新潟県新潟市】

◆関連学科:音楽アーティスト科、ダンス科、K-POPエンタテイメント科、音楽ビジネス科、映像・空間デザイン科、音響・照明科、サウンドクリエイター科、総合芸能科、大学併修・総合芸能科、
エンタテイメント研究科

⼤好きな⾳楽・ダンス・K-POPを仕事にするための⾳楽専⾨学校。
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まとめ

ダンスインストラクターになるためには、ダンスのスキルはもちろん、指導者としての資質も必要です。しかし、情熱と努力さえあれば、誰でもダンスインストラクターになることができます。

専門学校や講習会でインストラクターとしての専門的な教育を受けることは、決して無駄な時間にはなりません。この記事を参考に、あなたもダンスインストラクターという素晴らしい道に挑戦してみてはいかがでしょうか。