実は中学生の頃からスタイリストになりたいと思い、本校のスタイリストプランを選び、卒業後は東京衣裳㈱の映像事業部へスタイリストとして就職。在学中はイベントではリーダーをすすんで引き受け、とりあえず楽しんでやってみるという姿勢が皆んなに伝わり、それが仕事の人脈にもつながっているように感じます。
独立後も有名俳優さんの専属スタイリストを務める傍ら、人気映画のチーフスタイリストとして参加。
＜ファッションセミナーレポート＞
5月に高校生や在校生に向けて開催したファッションセミナーでは在学中の就活や東京衣裳でのお仕事内容の他、これまでの経験をお話ししていただいた後、別教室で在校生からの質問に一人ひとり丁寧にお答えいただきました！自分が不安だったことは在校生も同じと察し、時間の限りご対応いただきました。今後の活躍が楽しみです。

2003年、オンワードファッション大賞でのグランプリ受賞を機にフランスに渡り、ジャンポール・ゴルチェ氏の下で7年間修行しました。帰国から間もない’11年には自分のブランド「ATSUSHINAKASHIMA」を立ち上げ、’12年の東京コレクションに挑戦。その後、海外コンテストDHL Exportedで日本人初の受賞を果たし、ミラノコレクションに公式参加。海外コレクションでショーを行うというひとつの夢を叶え、現在も継続して参加しています。日本を離れた経験の中で日本ならではの伝統文化の素晴らしさにも気づきました。それをデザインに取り入れてこそ「世界」を引きつけられると考えています。新たな何かを生み出す苦悩は学生時代と変わりません。在学中のあの時代が僕の出発点。名古屋ファッション専門学校は、積極的に学ぶ気持ちを持てば、高いレベルでいろいろなことを吸収できる学校です。

服好きが高じて、アクセサリーブランド「Y.A.Acc」を姉妹で立ち上げ、目標だった新宿伊勢丹での出店も叶いました。勢いと直感の姉、冷静と分析の妹でデザイン・制作・プロモーションの全てを2人で行います。ニューヨーク出店の夢も叶い、これからもワークショップや様々なクリエーターとコラボレーションできる空間を作りたいです。​

テレビや舞台、CM等の衣装制作を行っています。企画デザインの段階から関わった衣装は自分の分身のような存在。その衣装に命を吹き込まれる様子にやりがいと喜びを感じます。パターン制作をはじめ、洋服作りの基礎は名古屋ファッション専門学校で学びました。私の原点は学生時代に経過したショーの感動や達成感です。

毎日、自分のスタイルでファッションを提案できる環境を実現しました。お客様からの反応が励みなっています。年に数回、アメリカへ買い付けに行き、新鮮で刺激的な品揃えを充実させています。東京コレクションも経験した同期の河野氏がオリジナル商品の制作などに参画してくれています。学校は、自分を自立させてくれる場所。最高の友だちにも出会えました。

婚礼衣裳をメインに、成人式、卒業式など人生の節目に関わる衣裳の提案をするのが私の仕事です。学生時代に学んだドレスコードやファッションの歴史の知識が生かされていると感じています。コーディネートでいかにお客様のイメージに近づけるかが大切なのですが、私の提案を気に入ってくださった方が妹さんの結婚式でも私を指名してくれたときは感激しました。