通訳になるには?役立つ資格やスキル、向いている人はこんな人!

  • 2020.09.15
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通訳になるには?役立つ資格やスキル、向いている人はこんな人!
   
              

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投稿日:2020年9月15日|最終更新日:2024年11月6日

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「海外の人とスムーズにコミュニケーションを取りたい」「自分の語学力を活かしたい」
そんなあなたにぴったりの仕事が、通訳です。

通訳は、国際的なビジネスシーンや国際会議など様々な場所で活躍する、やりがいのある仕事です。異なる文化を持つ人々の間で言葉の橋渡しをすることで、国際交流を円滑に進めることができます。

この記事では、通訳の仕事内容から役立つ資格や必要なスキル、就職先、年収、将来性、向いている人の特徴などについて詳しく解説します。世界の人々と関わりたいと考えている方は、ぜひ読んでみてください!

通訳ってどんな仕事?

通訳とは

通訳とは、話された内容を別の言語に変換し、円滑なコミュニケーションをサポートする仕事です。違う言語を話すクライアントの間に入って、それぞれが話す言葉を適切な言葉で瞬時に訳し、それを相手に伝えます。

日本では社会のグローバル化が進み、海外での取引や外国人との交流が盛んになってきました。外交でもビジネスでも、さらにはエンターテインメントでも、英語を始めとした外国語が必要とされる機会は増えています。そして、そんな中で重要な役割を果たしているのが、通訳という職業です。通訳は優れた語学力と知識により、言語の違う人々を繋いでいるのです。

近年、英語を学んだり話したりする人は増えていますが、外交やビジネスの場において専門的な内容を通訳するためには、非常に高いスキルが必要です。そのため、プロの通訳として活躍できるのはほんの一部。優れた通訳はさまざまな場面で活躍し、人々の交流を支えています。

通訳の仕事内容とは

通訳の仕事は、言語を訳し伝えることです。
通訳が必要となる場に同行し、クライアントや取引相手の発する言葉を聞き取って訳し、適切な言葉を選んで伝えます。つまり、言語の違う人の間に入り、言葉の中渡しを行うのです。

通訳の仕方には、同時通訳や逐次通訳(話を区切りながら、順に通訳を行う)、ウィスパリング(クライアントの耳元で通訳を行う)、オンラインなど種類があります。しかしどの場合でも、言語を聞きながら理解し、知識を生かして訳すという作業を瞬時に行わなくてはなりません。そのため、語学力を磨いたり知識を増やしたりして常にスキルを高めていくことも、通訳の仕事の一部だと言えるでしょう。

また、通訳は、必要に応じて外国人客の案内を行ったりクライアントとの打ち合わせを行ったりすることもあり、スムーズに業務を行うための下調べや下準備も担います。

通訳になる方法

通訳になるために、必ず必要になる学歴や経歴、資格などはありません。例えば語学力を身につけ、通訳の採用募集をしている会社に応募し採用されれば、誰でも通訳として働くことは可能です。
とはいえ、通訳には語学や海外文化に関する深い知識が必要です。特に語学力はネイティブレベルでなければ、通訳としての採用を勝ち取ることは困難でしょう。
外国語の高い語学力が求められることはもちろん、母語である日本語の語彙力や文法力も重要です。

言語のニュアンスや文脈を正確に把握し、適切に表現する技術を持つ通訳者になるために、外国語学科や通訳翻訳コースなどの養成施設でに通うことは、基礎的な語学力を養うだけでなく、専門的な知識を深めることにも役立ちます。これらの教育機関では、言語の文法や語彙だけでなく、文化的背景やコミュニケーションの技術も学ぶことができ、通訳者としての総合的なスキルを身につけることができます。

そして、通訳としての就職を目指す場合、海外留学を経験したり、また外国語資格を取得したりと、スキルを高める努力やそれをアピールできる経験も必須です。

また通訳は、企業への就職ではなくフリーランスとして活動することもできます。その場合もスキルや経験は重要視されるため、通訳になるためには、常に語学力を向上させる努力を怠らず、通訳スキルを高めておくことが何よりも大切だと言えるでしょう。
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通訳に求められる資格や試験

先述の通り、通訳になるために必須となる資格や試験はありません。しかし、TOEICビジネス通訳検定(TOBIS)などの試験を受けることで、自分の語学力を客観的に評価することができます。

また、観光業界で働く場合は「全国通訳案内士」の資格を取得しておくとよいでしょう。

TOEIC

「TOEIC(トーイック)」は語学に関する代表的資格です。「Test of English for International Communication」を略したもので、ビジネスに利用できる実用的な英語力を測る試験です。世界約160カ国で開催されるグローバルスタンダードな試験として、さまざまな場面に活用されています。

そんな「TOEIC」は、以下の5種の試験に分けられます。

●TOEICの試験種類

  • TOEIC Listening & Reading Test
    英語でのコミュニケーション能力を測るテスト
  • TOEIC Speaking & Writing Tests
    英語でのコミュニケーションに必要な話す・書く能力を測るテスト
  • TOEIC Speaking Test
    英語でのコミュニケーションに必要な話す・書く能力を測るテスト
  • TOEIC Bridge® Listening & Reading Test
    英語学習の初級者から中級者を対象とした、聞く・読む能力を測るテスト
  • TOEIC Bridge® Speaking & Writing Test
    英語学習の初級者から中級者を対象とした、話す・書く能力を測るテスト

この中でもっとも受験者が多いとされているのは、「TOEIC Listening & Reading Test 」コースです。
また、TOEICの成績は、級ではなく点数で表されます。目安としては、これが600点以上であれば、一般企業への履歴書や面接でのアピールに利用できます。しかし、通訳を目指すなら少なくとも700点以上は持っておきたいところでしょう。

ビジネス通訳検定(TOBIS)

ビジネス通訳検定(TOBIS)は、通訳者がビジネスシーンで必要とされるスキルを評価する試験です。
TOBISを取得することで、企業や人材派遣会社が通訳者を選定する際の基準となり、通訳者としての専門性を高め、より多くの業務機会を得ることが可能になります。

TOBISは、4級~2級を判定する「逐次通訳試験」と、1級を判定する「同時通訳試験」の2種類があり、通訳音声を吹き込む録音形式で実施します。同時通訳試験は過去2年以内に2級を取得した方が対象です。

通常年2回(7月、12月)、オンラインで実施するので、インターネット環境がある自宅や会議室などで受験することができます。通訳音声を録音する試験であるため、インターネットカフェやレストランなどの公共スペースではない静かな環境で受験しましょう。

全国通訳案内士

「全国通訳案内士」は、日本国内で外国人観光客に対して通訳案内を行うための国家資格で、観光庁が毎年実施しています。国家試験に合格したのち「全国通訳案内⼠」として都道府県に登録すると、通訳案内士法において、報酬を得て旅⾏に関する案内通訳業務ができるようになります。

現在の日本では、特に資格がなくても有償で通訳案内業務を行うことができますが、その場合「通訳士」や「通訳ガイド」といった「全国通訳案内士」と混同されるような名称を使用することはできません。

全国通訳案内士試験は筆記試験と口述試験の2段階で実施され、外国語(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語から選択)のほか、日本全国の歴史・地理・文化に関する知識も問われます。

2023年度の試験の合格率は12.0%、英語試験の免除条件がTOEIC900点以上など、難易度の高さが伺える試験ですが、そのレベルの高さから、近年では自身の外国語レベルを測るために受験する人もいるようです。10種と対象言語も幅広く、この資格はガイド以外の通訳業務にも役立つでしょう。

通訳に関連する資格

外国語関連の資格は、「TOEIC」以外にも「中国語検定」や「実用フランス語技能検定」、「ドイツ語技能検定」など数多く実施されています。通訳を行う対象によって実務に役立つ言語は変わるので、英語以外の資格については、通訳として活躍する分野や将来的なビジョンによって、適したものを選び、学習しておくと良いでしょう。

また、特定の分野の通訳に必要な専門知識を評価する試験もあります。例えば、医療に関する専門用語や患者とのコミュニケーションに必要な通訳スキルを問う「医療通訳技能認定試験」などです。取得することで、用語などを正しく理解していることを証明でき、通訳業務に従事する際の信頼性を高めることができます。

今後の通訳の将来性

社会では、グローバル化が進んでいます。ビジネスの分野でもエンターテインメントの分野でも、海外との取引や交流が当たり前になりました。今後もこのような流れは続き、それに伴い高い語学力を持った通訳者の需要は増えていくと考えられます。

また、最近ではSkypeやzoomなど、オンラインを使用した通訳の募集も増えてきています。このように、通訳の働き方が多様化することにより、通訳という職業の間口も広がっていくでしょう。

ただし、最新技術を用いた通訳(翻訳)ツールの開発は進み、その利用も今後は増えていくことが予想されます。よって、通訳として長く活躍するためには、語学能力や専門知識を伸ばし、機械に代替できないスキルを伸ばす努力が必要でしょう。

通訳の就職先

通訳の主な就職先は、貿易関連会社や観光会社、航空・船舶会社、ホテルなどです。これらの会社では海外との取引が多いため、通訳という役割は非常に重要で、通訳担当者は商談や会議の通訳を担当します。さらに、近年では海外との取引が一般的になり、さまざまな一般企業でも通訳を採用しています。

また、政府や地方自治体などの行政機関も、通訳の就職先に数えられます。その場合は、外国人のための窓口や担当者の海外訪問、外国人客の案内などにおいて、通訳を行うことになります。

とはいえ、会社や行政機関に属さず、フリーランスとして活躍する通訳も少なくはありません。その場合は、自ら営業活動を行いながら、企業や個人と契約し、通訳業務を行うことになるでしょう。

通訳の平均年収・MAX年収

通訳の年収は、400万円前後が相場です。ただし、雇用形態や業界によって待遇は大きく変わります。重要なポジションを任され正社員の通訳として働く場合には、平均を大きく超える年収を得られる場合もあるでしょう。

また、通訳はさまざまな業界で活躍していますが、中でも観光業界で働く通訳は年収300万円程度と、平均よりもやや相場が低い傾向にあります。

さらに、通訳には正社員ではなく、フリーランスや派遣社員など、時給制で働く人も少なくはありません。その場合の時給は、1,200〜4,000円ほどと幅があり、仕事内容やスキル、実績、仕事数によって得られる年収は異なります。金融や医療などといった専門分野を通訳できるスキルがある通訳は、より良い待遇を受けられるでしょう。

通訳に向いているのはこんな人

通訳は、語学力に長けていることはもちろんですが、他にもこの仕事に向いている条件として、さまざまな要素が挙げられます。

●向学心のある人
その中でも、向上心や向学心を持っていることは、通訳にとって非常に重要でしょう。なぜなら、通訳は語学だけでなく、それぞれの国の慣習や宗教についても知った上で、言葉を伝えなくてはならないためです。何も知らずにただ通訳をしてしまっては、適した伝え方ができず、時にはマナーに反してしまう可能性もあります。より効果的なコミュニケーションを実現するために、通訳は常に最新の情報を学び続ける姿勢が求められます。

●慎重な人
また、このようなリスクを避けるためには、あらゆる可能性を考えて仕事ができる慎重さも大切です。知識を生かして慎重に、そして適切に通訳を行うことが、通訳者には求められます。

●集中力とコミュニケーション能力のある人
さらに、通訳は外国語を聞きながら瞬時にその言語を変換し、伝えなくてはならないため、高い集中力や頭の回転の速さも必要です。加えて、人と人とを繋ぐ役割としての高いコミュニケーション能力もあると良いでしょう。

通訳に関連する職業

●翻訳

通訳に関連する職業のひとつに、翻訳があります。翻訳は、ある言語で書かれた情報や文学を、より多くの人が読めるよう、他言語に訳す職業です。

通訳と翻訳は、どちらも言語を他言語に変換する職業であるという点で共通しており混同されやすいですが、これらには大きな違いがあります。
それは、「話す」か「書く」かということ。通訳が口頭で言語を訳すのに対し、翻訳は記述で言語を訳します。そのため、翻訳者には通訳よりも表現的な能力が、また通訳者には翻訳よりも臨機応変な対応力が求められるでしょう。

●語学力が求められる仕事

また、通訳と同じように語学力が求められる職業は多く、外国語講師やツアーガイド、客室乗務員、海外営業職、さらには外交官まで、その分野もさまざまです。社会のグローバル化に伴い、通訳のように多言語の知識が求められる職業は、今後も増えていくでしょう。

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