【情報工学】って何が学べる?学問の研究内容や学ぶ方法についてご紹介します!
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投稿日:2024年3月14日 | 最終更新日:2024年3月14日
【情報工学】は何が学べる?
情報化社会の21世紀において、さまざまな産業分野でコンピュータや半導体が利用されています。私たちが毎日のように使っているスマートフォンなどの情報端末にも、情報工学の知識が詰まっています。また、人工知能(AI)や最近話題になっている生成AIも、情報工学の応用分野のひとつです。今後大きく発展することが期待されるAIは、画像認識・画像生成や言語応答機能なども実現されつつあり、自動運転車やロケットなど他の工業分野はもちろんのこと、創造力が求められるクリエイション分野なども含め、その影響は計り知れません。
情報工学を学ぶ目的は、今やどのような業界でも欠かせない効率的なシステムを自動的あるいは効率的に制御することにあります。すなわち、活用する現場やセクターが限られないため、幅広い製造現場で専門知識を活かせるということが情報工学の強みになります。情報工学を学ぶことで目指せる職業としては、プログラマーやシステムエンジニアなどがあります。
【情報工学】とは、どんな学問?
情報工学は、コンピュータをハードウェア・ソフトウェアという構成要素の面とコンピュータの工学な応用という面から研究する学問です。情報工学は、情報分野を工学的に活かすための学問ですが、プログラミングとの違いは何でしょうか?情報工学には、さまざまな知識や技術など専門的なスキルが必要になりますが、専門的なスキルのひとつがプログラミングということになります。主に、ハードウェアの設計、生産についての研究や、ソフトウェア開発の研究、またコンピュータの応用技術などを研究します。
情報工学は人工知能(AI)との結びつきが最近ホットな分野です。そうしたソフトウェアのイメージが強い一方で、日本の伝統的なお家芸である「ものづくり」の分野、すなわち産業用ロボットなどのハードウェアとの協同や連携も期待されています。たとえば、ロボットに動きを与え、命を吹き込むために情報工学は活用されます。ロボットを人間のように自由自在に動かすには、今どのような状態なのかを適切に把握し、それに対応して必要な動きができるようにするための動作プログラムが必要です。このように情報工学は、従来のハードウェア領域と最新のソフトウェアが融合する今後の社会において、ますますの発展が期待されています。
【情報工学】に関連する学部
情報工学に関連する学部としては、工学部・情報工学部・システム工学部・理工学部・創造理工学部などがあります。
また、学科やコース名などに「情報」がついている場合が多いので、注意して検索してみましょう。
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【情報工学】で学ぶ科目
情報工学で学べる科目には、論理回路、計算機アーキテクチャ、情報ネットワーク、情報数学、プログラミング演習、デジタル信号処理、パターン認識などがあります。
【情報工学】に向いている人
情報工学では、さまざまな目的のもとで、コンピュータのソフトウェアプログラミングの技能が要求されます。ゆえに、プログラミングが得意な人、論理的思考が得意な人、コンピュータやスマートフォンが好き・得意な人などに情報工学は向いています。また、さまざまな業種に関わるため、ひとつの専門領域にこだわらず、全体を見通せるように視野が広いことも情報工学に向いています。
また、数学や物理学が好きな人、コンピュータやシステムの原理や仕組みに詳しい人、技術全般に興味・関心がある人、数理的センスがある人、独創的なアイディアをもっている人など、知的好奇心が旺盛な人が情報工学に向いているといえます。
【情報工学】で目指せる職業/資格
情報工学を学ぶことで目指せる資格には、基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティマネジメント、CGクリエイター検定、CGエンジニア検定などがあります。
情報工学を学ぶことで目指せる職業としては、各種プログラマーや製造業でのシステムエンジニアや制御エンジニア、データベースエンジニア · セキュリティエンジニア · カスタマーエンジニアなどがあります。また、さまざまな業種の民間企業や、デジタル庁などの公的機関を目指すこともできます。
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