【通信工学】って何が学べる?学問の研究内容や学ぶ方法についてご紹介します!
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投稿日:2024年3月14日 | 最終更新日:2024年3月14日
【通信工学】は何が学べる?
現代において、インターネット社会を実現した通信工学。私たちが毎日のように使っているスマートフォンなどの情報端末にも、通信工学の知識が詰まっています。また、画像認識や画像生成、文章生成などが実現されつつあり、今後大きく発展することが期待される人工知能(AI)の技術にも、その基盤となっているクラウドネットワーキング技術は通信工学の賜物といえます。
情報化社会の21世紀において、通信工学がこれまで果たした役割は大きく、言うまでもなくインターネットのもたらした恩恵は大きいものです。さまざまな産業分野でコンピュータや半導体が利用されていますが、今後は家電や産業機械なども情報端末化することで、IoT(モノのインターネット)社会が実現することが期待されています。家庭や社会におけるあらゆる機器がネットワークで繋がると、さらに生活が便利になり、最終的には「スマートシティ」も実現するでしょう。その実現には高速通信規格である「5G」、さらに次世代の「6G」の通信規格が必要とされており、今後ますます通信工学への期待が高まるものと考えられます。
【通信工学】とは、どんな学問?
通信工学は、電気工学や情報工学の一分野で、パソコンやスマートフォンなどのコンピュータ端末からそれぞれをつなぐネットワークについての学問です。送信者から受信者へ情報を伝達する「通信」の対象は広く、ハードウエアとソフトウエア、アナログからデジタルまで多岐にわたります。
通信工学はAIなどを司るソフトウェアのイメージが強い一方、日本の伝統的なお家芸である「ものづくり」の分野、すなわちハードウェアとの協同や連携が期待されています。
そのひとつがロボット分野です。たとえばロボットでいえば動きを与え、命を吹き込むために活用されます。仮にロボットを人間のように自由自在に動かすには、今どのような状態なのかを適切に把握し、それに対応して必要な動きができるようにするための動作プログラムが開発されています。
このように通信工学は、産業用ロボットなど従来のハードウェア領域とソフトウェアが融合する今後の社会において、ますますの発展が期待されています。
【通信工学】に関連する学部
通信工学に関連する学部としては、工学部・情報通信工学部・理工学部・創造理工学部などがあります。また、学科やコース名などに「通信」がついている場合が多いので、注意して検索してみましょう。
通信工学を学べる大学はこちら
【通信工学】で学ぶ科目
通信工学で学べる科目には、情報理論、プログラミング、電磁波工学、光波工学、信号とシステム、通信ネットワーク工学、通信方式、符号理論、デジタル信号処理、パターン認識などがあります。
【通信工学】に向いている人
通信工学に必要な資質としては、プログラミングが得意な人、論理的思考が得意な人、コンピュータやスマートフォンが好き・得意な人に通信工学は向いています。また、さまざまな業種に関わるため、ひとつの専門領域にこだわらず、全体を見通せるように視野が広いことも通信工学に向いています。
また、数学や物理学が好きな人、コンピュータやインターネットの原理や仕組みに詳しい人、技術全般に興味・関心がある人、数理的センスがある人、独創的なアイディアをもっている人など、知的好奇心が旺盛な人が通信工学に向いているといえます。
【通信工学】で目指せる職業/資格
通信工学を学ぶことで目指せる資格には、総合無線通信士、海上無線通信士、航空無線通信士といった国家資格があります。
また、基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティマネジメント、陸上特殊無線技士、海上特殊無線技士、電気通信主任技術者、技術士などを目指すこともできます。
通信工学を学ぶことで目指せる職業としては、ネットワークエンジニア、システムエンジニア、ラジオやテレビの放送・電子通信技術者、製品・回路設計者などがあります。
また、各種プログラマーや通信エンジニア、通信関連の民間企業や、総務省やデジタル庁などの公的機関を目指すこともできます。
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