【LMアドバイザーが回答】今しかない高校生活。両立できる?部活と勉強の取り組み方について

【LMアドバイザーが回答】今しかない高校生活。両立できる?部活と勉強の取り組み方について
        

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投稿日:2023年7月6日 | 最終更新日:2023年12月21日

部活やアルバイト、何かと多忙な高校生が受験勉強を両立させることは?

高校に進学すると、部活動やアルバイト、委員会から校外のクラブチームやボランティアなどで活動を始める方が多いですよね。どれも今しかできない、大切な活動であることは事実です。
しかし、同時に高校卒業後の進路を決めていくための進路活動や、志望校に進学予定がある人は受験対策を進めていかなければなりません。
様々な活動と勉強を両立させることは可能です。常時、両者を100%の割合で調整することは難しいことですが、与えられた時間を意識しながら自己管理を行うことで、今しかできない活動と未来のための勉強、どちらも両立させていきましょう!

志望校は決まっているけれど、部活と勉強の両立に不安が……。

今回は強豪部活に所属する、高校1年生 Bさんからのお悩みをご紹介します。既に志望校が決まっていて、そこに入学するために今後の受験勉強と部活を両立できるかどうか不安に思われています。
部活を諦めて、部活よりも活動時間が制限されない文化祭実行委員に転身するか、仮にそうしても放課後が暇になってしまうか……といった悩みをご相談くださいました。

 

■相談ケース➅

多忙な強豪部活に所属しているけれど、これから受験勉強と両立できるか不安。
だけど、もし部活を辞めたら放課後が暇になってしまうのでは……?どうしたらよいのでしょう?

勉強と部活の両立

—Bさん:部活と受験勉強のことについて質問させていただきます。

週6の強豪部活に所属しているのですが、今年高1になるため、さすがに受験勉強との両立が心配です。私は有名大学への憧れが強く、具体的に行きたい学校が決まっています。
なので、部活を辞めて文化祭実行委員に入ろうかと考えたのですが、もしも部活を辞めたら「放課後が暇になるのでは……」という不安もあります。
どうしたらよいかアドバイスが欲しいです。よろしくお願いします。

 

—LMアドバイザー:部活と勉強の両立って難しいですよね!悩まれてる方、多いです…!

どうしても勉強か部活、どちらかに偏ってしまうと思うので、行きたい大学が決まっていてやるべきことが見えているのであれば、文化祭実行委員に入る道も全然ありだと思います!
ただ、時間が有り余っていると逆に勉強がはかどらず、ある程度、時間に制限がある方が短期集中で勉強が進むというタイプの人もいます。

 

—LMアドバイザー:大変かとは思いますが、部活終わりに毎日1時間だけ勉強して、部活が休みの日は半日勉強するなど短期集中型で勉強するのもありだと思います!

まずは「時間があればその分すべて勉強に回せるタイプ」なのか?
それとも「暇な時間が増えると逆に勉強がはかどらなくなるタイプ」なのか?
自分にはどちらのタイプが適しているかを考えてから、決めることをおすすめします!

 

自己管理を徹底して「文武両道」を叶えよう!

部活動は多くの高校生にとって、学業と同じくらい重要な存在であることが大半です。Bさんのように強豪部活であれば、両立に不安を抱くほど多忙な日々を迎えることになるでしょう。
しかし、勉強のために高校生活でしか経験のできない部活を諦めることは、部活と勉強どちらを優先させようか迷っている人にとってとても悔いが残ることです。
なので、これからご紹介する自己管理のポイントを参考に、部活も勉強もどちらも諦めず、自分が納得できる結果を出せるよう「文武両道」を目指していきましょう!

 

POINT① 自分はどっち?勉強がはかどる生活リズム

LMアドバイザーの回答にあった、以下のタイプを比較してみましょう。

  • 「時間があればその分すべて勉強に回せるタイプ」
  • 「暇な時間が増えると逆に勉強がはかどらなくなるタイプ」

人それぞれ、勉強がはかどる生活リズムがあるものなので、まずは自分がどちらのタイプに適しているか想像してみます。
例えば、小学生の頃から今までに何度も経験してきた「夏休みの宿題」で
置き換えてみましょう。夏休みに入って、早々に宿題を終わらせるタイプの人、夏休みの最終日まで宿題に手を付けないタイプの人、もちろん受験勉強とジャンルは異なりますが、広い意味では勉強にまつわる生活リズムの一つですよね。

「短期集中型」と「長期分散型」

勉強に向き合う時、自分がどちらに適しているかを見極めることで、部活と勉強の両立を図るポイントを見定める指標となるでしょう。

POINT② 時間の有効活用!「しないこと」を決める

部活をしていると、帰宅時間が19時〜20時になる方も多いのではないでしょうか。
練習で身体も疲れているので、気が付いたら眠っていた、という場合もあると思います。帰宅後の勉強は短時間でも毎日、継続することが重要になりますが、それ以外の「スキマ時間」を勉強に充ててみましょう。
電車やバスで通学をしている方には乗車時間がありますし、帰宅後も就寝時間までの間にスキマ時間を作ることができます。それでも時間が足りないと感じる時には「しないこと」を意識的に作りましょう。

  • 今から1時間はスマホに触らない
  • 今日はテレビやYouTubeを見ない
  • 〇曜日と〇曜日は勉強に集中したいから、寄り道はしない

「しないこと」を決めることで、スキマ時間やしっかりと勉強に向き合う時間を確保することができます。最初は窮屈に感じていても、ルーティンにしてしまえば定着させることができます。

POINT③ 貴重な勉強時間!学校の授業に集中する

基本的なことですが、学校での授業は集中して臨みましょう。受験対策はもちろん、定期テスト対策にもなります。帰宅後に勉強時間を確保するのが難しい方にとっては最適な方法で、授業に集中することで勉強時間を増やすことができます。
また、授業中にわからない箇所を記録しておくことで、後で先生に質問をしに行く、自習時間に解決するなど、ポイントを絞った復習方法に役立ちます。「授業での学び→ポイントごとの復習」を重ねることで、学力の基礎を固めていきます。

編集後記

本記事では、「部活と勉強の両立」に関するお悩みに対して、LMアドバイザーとの対談記事、両立を叶えるために行う自己管理のポイントについてご紹介しました。
高校生の皆さんにとって、部活も勉強もどちらも譲れない大切なものなので、可能な限り両立をしてもらいたいと感じます。学生時代にしか経験できない物事は、とても貴重です。忙しい日々の中でも、きっと「こうしてよかった」と思える結果が訪れることを願っています。
また、LMアドバイザーも部活や受験を経験してきた気持ちをもって、皆さんのお悩みに寄り添っていきます。今回のテーマである「部活と勉強の両立」についてはもちろん、進路活動の中でのお悩みなど、お気軽にご相談ください!