【大学】学校推薦型選抜について解説!指定校制・公募制を理解しよう

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投稿日:2023年7月11日 | 最終更新日:2023年12月21日

大学の入試方式の中でも総合型選抜に次いで出願受付時期の早い入試方式として、学校推薦型選抜があります。大学の入学比率では、学校推薦型選抜は全体の約5割を占めるとも言われています。
本記事では、学校推薦型選抜の制度や指定校制・公募制について解説していきます。自分にどの入試タイプが合っているか、確認していきましょう!

学校推薦型選抜とは?

学校推薦型入試の特徴は、出身高校の学校長による推薦書類が必要になる入試方式を指します。学校長の推薦のうえ、書類審査・面接試験・小論文などを実施して選考が進められます。
また、私立大学では指定校制・公募制どちらの選抜もありますが、国立大学では公募制のみの受付となるので、志望校により確認を行いましょう。
学校長からの推薦を受けるには、学業成績を数値化した評定平均による判断が一般的ですが、部活動(スポーツ・文化活動)での成績や校外活動の実績、資格取得実績など、推薦基準は学校により様々となります。

学校推薦型選抜は「指定校制」「公募制」に分かれ、さらに「公募制」については「一般推薦」「特別推薦」に分けられます。

続いて、それぞれの違いを確認していきましょう。

学校推薦型選抜「指定校制」について

指定校制推薦入試は、大学側が指定する特定の高校に在学する生徒にのみ、受験資格を与えられる入試方式です。さらに「校内で受験できる人数は〇名まで」といった、人数制限が設定されており、大学側からは平均評定や出席日数に関する条件も加えられます。

主に私立大学で多く行われる選抜方法で、推薦枠は少人数であることが多いです。希望者が多い場合は校内選考が行われ、学業成績や部活動・課外活動の実績などを用いて選考が進められます。
定員数が少なく狭き門ではありますが、校内選考を通過し出願できた場合は、大学への合格率が高くなるという特徴を持っています。

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▼こんな人におすすめ

  • 志望大学の指定校制推薦入試の枠が自分の高校にある
  • 日常的な遅刻や欠席が少ない
  • 日常的に苦手科目がなく、大学から定められた評定平均をクリアしている

学校推薦型選抜 公募制の一般選抜と特別推薦選抜の区別

大学が求める出願条件を満たしており、出身高校の学校長から推薦があれば全国どの高校からでも出願できる入試方式となります。「一般推薦」と「特別推薦」に分けられているので、両者の違いを区別していきましょう。

公募制一般選抜

大学が求める出願条件を満たしており、出身高校の学校長から推薦を受けることで出願可能となります。一般的に評定平均が出願基準になり、高校1年生~3年生の1学期までの成績が対象になります。
本入試の特徴として、公募制一般選抜は募集定員が非常に多いことが挙げられます。人気大学・学部によっては倍率が高くなる場合も珍しくなく、出身高校からの推薦を受けたとしても、高確率での合格を目指すことが難しくなるでしょう。

▼こんな人におすすめ

  • 大学の指定校制推薦入試の枠が自分の通う高校になかった
  • 普段から定期テストで好成績をキープしている
  • 大学から定められた評定平均が提示されている場合、その条件をクリアしている

公募制特別推薦選抜

大学が求める出願条件を満たしており、出身高校の学校長から推薦を受けることで出願可能となります。一般的に成績基準がないことも多く、部活動(スポーツ・文化)や委員会活動、校外活動ではボランティアや地域活動などもその対象になります。
公募制特別推薦選抜では、定員枠が定められている場合や、専門学校・総合学科の高校であることが条件に設定されている場合があります。志望校の出願条件をよく確認しておきましょう。

▼こんな人におすすめ

  • 大学の指定校制推薦入試の枠が自分の通う高校になかった
  • 部活動(スポーツ・文化)や校外活動(ボランティアなど)の実績がある、または熱心に取り組んでいた

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学校推薦型選抜が気になったら起こすアクション

POINT① 早めの対策が重要!学校推薦型選抜は高校入学時から意識しておこう!

いずれの学校推薦型選抜でも、高校3年間の評定評価の平均値が重要視されます。
高校入学時に進学先が決まっていなかったとしても、後に入試方式を選択する際に学校推薦型選抜を希望できるよう、勉強や部活動・校外活動に取り組むことをおすすめします。
高校1年生から準備期間が始まるので、長い道程に感じられるかもしれませんが、日々の積み重ねが入試の明暗を分けるので、着実に取り組んでいきましょう。

POINT② まずは 担任や進路担当の先生に相談しよう!

学校推薦型選抜が気になったら、まずは高校の担任、進路担当の先生に相談や質問することをおすすめします。過去の入試傾向や、最新の情報をもって具体的な相談に乗ってくれることはもちろん、在籍高校から専門学校への提出書類の準備期間を含めて、早めに受験意思を伝えるようにしましょう。
また、志望理由書などの提出書類の添削をお願いしたり、面接前の練習をしてもらうなど、入試直前のサポートについてもアドバイスを仰ぎましょう。

POINT③ 志望の大学が開催するオープンキャンパスに参加しよう!

学校型推薦選抜の選考方法は大学により様々ですが、多くの学校が書類選考や面接を実施しています。大学のパンフレットをよく確認することに加えて、大学が開催するオープンキャンパスや学校見学に参加することが重要です。
オープンキャンパスや学校見学に参加して感じた学校の雰囲気や学びの特徴は、必ずメモに残しておきましょう。参加時に得た情報は、出願時に提出する書類だけではなく、面接試験時にも有利に働きます。可能であれば、何度も同じ大学のオープンキャンパスに参加して、教員や在学生とコミュニケーションを取ることもおすすめします。

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入試の評価ポイントを押さえよう!

ここまで、大学の学校推薦型選抜(指定校制・公募制)それぞれの特徴についてご紹介してきました。自分に最適な入試方法は確認できたでしょうか。
高校3年間を評価してもらえる学校推薦型選抜は、勉強や部活動、校外活動を含めて「高校入学時からの努力を積み重ねた結果」ともいえるでしょう。それぞれの入試の評価ポイントを押さえて、志望校にチャレンジしましょう!

 

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