【社会人の再進学】働きながら大学・専門学校に通うには?学費の不安も解消します!

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投稿日:2022年8月23日 | 最終更新日:2023年10月20日

「もっと勉強しておけばよかった」社会人の方ならば一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

いざ社会人になってみると「あれだけ嫌だった勉強なのに、もう一度してみたい」と思う人は多いものです。働いているうちに、新しい分野に興味が出てくることもあるでしょう。

しかし、ほとんどの人がその知識欲や新しいことにチャレンジしたい欲を抑えて社会人として働き続けています。しかしそれは絶対に諦めなければならないことなのでしょうか。

社会人になっても再進学する方法はあり、働きながら専門学校や大学に通うことができます。

最近では社会人が再進学するための制度も整えられていますし、全く不可能なことではありません。

そこで今回は社会人が再進学する方法についてご紹介しつつ、働きながら専門学校や大学に通うメリット、不安の解消法や学費、奨学金についてご紹介していきます。

「社会人だけれども、専門学校や大学に進学したい」と思っている方はもちろんのこと、現在学んでいることにあまり納得がいっておらず「もしかしたら就職してから再び進学するかもしれない」と考えている方もぜひ本記事を最後までご覧ください。
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社会人におすすめの再進学方法

社会人が再進学する方法としては、次の選択肢がおすすめです。

  • 夜間部に通う
  • 通信講座で学ぶ
  • 教育訓練給付制度を利用する

ひとつひとつ見ていきましょう。

夜間部に通う

働きながら手に職をつけたい、
今の環境をなるべく変えずに新しいスキルを身につけたい、
そんな方には「夜間部」を設置している学校に通うことをおすすめします。

多くの学校が夕方(18時)以降に授業を行うので、仕事の後に通うことができます。
昼間は仕事をしている人はもちろん、現在大学・短大に通っている方でもWスクールが可能です。

夜間部のある学校の多くは昼間部も併設しています。
夜間部は比較的少ない人数で昼間部と同じ設備を利用できるので、効率的に学べるメリットがあります。

@korekarashinro 再進学を目指す社会人必見!夜間課程のメリットをご紹介! #再進学 #転職したい #転職 #夜間過程 ♬ オリジナル楽曲 – コレカラ進路.JP

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通信講座で学ぶ

働く時間や自由になる時間が不規則で、決まった時間に学校に通いにくい方には「通信講座」がおすすめです。

場所や時間を自由に調整して勉強できるので、子育てや家事の合間に勉強したり、社会復帰の準備をしたりするのにもピッタリです。

一般の学校に通うよりも100万円近く学費が安くなる場合があることも、通信講座のメリットです。

@korekarashinro 再進学を目指す社会人必見✨通信課程のメリットをご紹介! #再進学 #転職したい #転職 #転職活動 #通信課程 ♬ オリジナル楽曲 – コレカラ進路.JP

教育訓練給付制度を利用する

教育訓練給付制度とは、働く人のキャリアアップを支援するため、厚生労働大臣の指定した教育訓練講座の受講費用の一部が教育訓練給付金として支給される制度です。

現在、政府は社会人の「学び直し」、いわゆる「リスキリング」を支援しています。

特に専門職の資格取得を目指す社会人の学費助成を拡充していて、専門的・実践的な教育訓練として指定した講座(専門実践教育訓練)を受講する人には給付金が支給されます。

再進学を検討している社会人の中には、学び直しや進学にかかる費用や学費が心配という方も多いでしょう。

教育訓練給付制度はすでに働いている社会人だからこそ給付が受けられ、再進学にかかるお金を大幅に安くできる制度です。

再進学を考えるなら、教育訓練給付制度についてはぜひ確認していきましょう。

教育訓練給付制度とは

キャリアアップやキャリアチェンジを目指すために厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練を受講・修了した方に対し、費用の一部が支給される制度です。

対象となる教育訓練は約15,000講座あり、レベルなどに応じて
・専門実践教育訓練
・特定一般教育訓練
・一般教育訓練
と、給付率が異なる3種類に分かれています。

教育訓練給付制度は、雇用保険の加入期間が1年以上(専門実践教育訓練を受講する場合は2年以上)などの条件を満たす在職者、または雇用保険を3年以上加入していて離職から1年以内の離職者を対象にした制度です。

雇用保険は基本的にフルタイムで働いている方ならば加入しているはずなので、現在働いている方、もしくは雇用保険に入っていたが仕事を退職したばかりの方が対象と考えれば良いでしょう。

パートやアルバイトであっても勤務時間等によっては加入している場合もあるので、給与明細で雇用保険料がひかれているかを見たり、勤務先に問い合わせたりして確認しましょう。

教育訓練にはオンラインで受講できる講座や夜間・土日に受講できる講座もあり、働きながら受講することができます。

専門実践教育訓練とは

最も教育訓練給付金を受け取れるのは専門実践教育訓練です。

中長期的キャリア形成のための教育訓練として、
介護福祉士や看護師、美容師、歯科衛生士、保育士、調理師などの資格取得を目標とする講座や専門学校の課程(職業実践専門課程)、デジタル関係や大学院・大学などの課程を対象に、受講費用の一部が支給されます。

受講者が支払った教育訓練経費の50%が支給され、さらに資格取得等した場合は追加で教育訓練経費の20%が支給されるため、
最大で受講費用の70%(上限168万円)が支払われます。

特定一般教育訓練とは

特定一般教育訓練では、20万円を上限に受講費用の40%が支給されます。

特定一般教育訓練の対象講座の例として、
介護職員初任者研修、大型自動車第一種・第二種免許、税理士などがあります。

一般教育訓練とは

一般教育訓練では、10万円を上限に受講費用の20%が支給されます。

一般教育訓練の対象講座の例として、
英語検定、簿記検定、ITパスポートなどや、修士・博士の学位などの取得を目標とする課程などがあります。

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再進学できる大学・専門学校の学費は?

大学や専門学校の学費はかなり幅があり、一概には言えませんが、一般的には私立大学の学費は4年間で約460万円、専門学校の平均的な学費は2年間で約230万円と言われています。

しかし芸術系の大学や音楽系の大学に進学する場合は学費が高くなる傾向がありますし、一方で1年間で卒業できる専門学校などもあり、そうした学校を利用した場合はより学費は安くなるでしょう。

また、夜間の学校や単位制の学校はかなり学費が安い傾向にあり、もともと安い国立大学も夜間部はさらに半額で通うことが可能です。

例えば大阪教育大学の夜間コースの場合、普通課程の授業料が年間53万円程度である一方で夜間コースの年間授業料は26万円程度です。

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学費の安い学校一覧

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社会人でも奨学金は使える?

進みたい学校が教育訓練給付金の対象にならない…そんな人もあきらめないで!

社会人から大学や専門学校に進学した場合でも、奨学金を利用することが可能です。

社会人でも利用できる奨学金を見ていきましょう。

日本学生支援機構(JASSO)

日本で一番利用者の多いJASSOの奨学金には、大きく分けて「給付型」と「貸与型」があり、さらに貸与型は「第一種(無利子)」と「第二種(有利子)」があります。

このうち、返済不要の給付型奨学金については、収入基準や学力基準が厳しく、高校卒業後2年以内の人が対象となるため、社会人が利用することは難しいといえるでしょう。

無利子の第一種奨学金についても、成績や収入に厳しい基準があるため、通常であれば社会人の利用は難しいと考えられます。

利子をつけて返済する第二種奨学金については、収入基準や学力基準が緩いため、社会人でも利用できる場合が多いでしょう。

教育ローンよりは利率が低く抑えられますが、貸与型の奨学金は返還義務があることを念頭に置き、計画的に利用しましょう。

学校独自の奨学金・学費サポート

社会人が利用できる奨学金として頼りになるのは、専門学校や大学が独自に実施している奨学金や学費サポート制度です。

教育訓練給付金の対象校はもちろんのこと、専門学校には社会人入学を積極的に受け入れている学校が多くあります。

例えばデザインやアート、保育を学べる「専門学校日本デザイナー学院」では、20歳以上60際未満を対象に〔年齢×1万円〕を奨学金として返還不要で支給する「オーバーエイジ奨学金」を実施しています。

専門学校日本デザイナー芸術学院の詳細

その他の学校でも、親族に卒業生がいれば入学金などを減額する減免制度を行っていたり、特定の資格があれば学費の減免や奨学金の支給の対象になったりする学費サポートを行っている場合が多くあります。

学費の相談にのってくれる専門学校も多いので、気になる学校があればまずは調べてみるとよいでしょう。
学校の対応に触れることで、社会人からの入学でも学びやすい環境かどうかの判断にも役立ちます。

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働きながら大学・専門学校に通うメリットは?

働きながら大学や専門学校に通うメリットですが、やはりモチベーションの問題が最も大きいでしょう。

現在の職種に合わせた内容を学んでいる場合は「この内容を理解できればより業務に役立てることができる」というモチベーションになりますし、違う業種に転職するために現在学習を続けているという方は「早くこの業種に就くためにも頑張ろう」というモチベーションになるはずです。

もちろん働きながらなので夜間の学校に進学したりする場合も、一般の専門学校や大学に入学した場合は出席できない授業もあるかもしれません。

しかしそういった問題も教授などと相談しつつ、レポートで出席の代わりとするなど、ありとあらゆる対策を講じていくことは、今後大学や専門学校で得た知識を活かして働いていく上でも非常に役に立ちます。

こうした実践的な学びを得ることができるという点が、働きながら大学専門学校に通うメリットであると言えましょう。
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不安の解消法は?

働きながら学校に通う際に生じる不安はほぼ将来への不安、もしくはお金の不安だと思います。

将来への不安を解消するためには、やはり少しでも優秀な成績を収め、役に立つ知識を身につけることです。
お金の不安を解消するには、現在の仕事でしっかりと収入を確保しつつ、給付金の制度を利用して、可能な限り学費を抑えることが有効でしょう。

また、いざ学校に入ってみたものの、学んでいる内容のレベルが低く感じたり、将来の業務に役立てることができるのか疑問を感じることもあるでしょう。

そうした際は教授の機嫌を損ねることのないよう気を遣いつつ、「こうした学びは実際の現場ではどのような役に立てることができるのか、あらかじめ気に留めて授業を受けたいから教えてほしい」などと聞いてみるのも良いかもしれません。
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まとめ

今回は社会人の方が再進学する方法や、働きながら専門学校や大学に通うメリット、不安の解消法、学費や奨学金などについてご紹介してきました。

社会人の方が再進学するための制度はどんどん整いつつありますし、専門実践教育訓練の給付金を利用すれば最大70%の学費が免除されます。

この制度をうまく利用することで、あまり金銭面に余裕がないという方でも再び学びたいことを学ぶ機会が設けられるでしょうし、今後の職業の選択肢も増えるはずです。

ぜひ参考にして、再進学を実現してください!

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