パーソナルトレーナーになるには?仕事内容や将来性、向いている人の特徴を紹介!
- 2020.09.15
投稿日:2020年9月15日|最終更新日:2024年10月18日
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「パーソナルトレーナー」という言葉を聞いたことはありますか?
近年、健康や美容に対する意識が高まる中、自分の目標に合わせたトレーニング指導をしてくれるパーソナルトレーナーに注目が集まっています。
この記事では、そんなパーソナルトレーナーの仕事内容、必要な資格、将来性、就職先、年収、向いている人の特徴など、パーソナルトレーナーになるために知っておくべきことを詳しく解説します。
「パーソナルトレーナーに興味があるけど、何から始めればいいかわからない」という方は、ぜひこの記事を読んでみてください!
パーソナルトレーナーってどんな仕事?
パーソナルトレーナーとは?
パーソナルトレーナー(PT)とは、お客様一人ひとりの目標や体力レベルに合わせて、運動指導や食事指導を行う専門家です。顧客の「理想の体になりたい」「健康寿命を延ばしたい」といった願いを実現するため、マンツーマンでサポートを行います。
パーソナルトレーニングとは、顧客がトレーナーからマンツーマンでトレーニングやエクササイズ、栄養管理などの指導を受けること。そしてパーソナルトレーニングの指導を行うのがパーソナルトレーナーになります。
かつては主にプロスポーツ選手などのアスリートを対象に指導を行っていましたが、今では一般の人もダイエットや健康推進のためにパーソナルトレーナーをつけてトレーニングを行うようになりました。
健康推進をしたいならジムに通えば良いのでは?と思ってしまいますが、パーソナルトレーナーをつけることにはしっかりと意味があります。パーソナルトレーナーがどういった仕事をしているのか、チェックしていきましょう!
パーソナルトレーナーの仕事内容とは?
例えばダイエットをしたいと考えている人がいて、その人が今まで学校の体育の授業ぐらいしか運動をしたことがないし、栄養管理も考えたことがないとします。
そうすると仮にジムに行って運動をしたとしても効果的に運動をすることができませんし、無理に食事の制限を行って体調を崩す可能性もあります。
そこで一人ひとりに合わせた運動方法や栄養管理などカラダ作りのプログラムを作成し、しっかりと効果を出していくということを行うのがパーソナルトレーナーの仕事となります。
すごくイメージしやすいのが“結果にコミット…”というあの会社です。
ジムでトレーナーが指導するだけでなく、食事も写真に撮って送って指導を受けるというのをよくバラエティ番組などでも企画されていましたので目にした方も多いでしょう。
具体的な仕事の流れとしては
⇨顧客の身体の状態や目標を確認する。
②カウンセリングに基づいたプログラムの作成をする
⇨年齢や性別、病気や怪我の有無などを考慮するなど。
③プログラムに基づいてトレーニングの指導を行う
⇨一人ひとりにつきっきりでトレーニングを行う。日々の食事についてもアドバイスする。
といったような内容となります。
通常のスポーツジムに比べると料金がかなり高額になりますが、その分確実な効果を出さなければなりませんので大変な仕事です。
パーソナルトレーナーになる方法(資格取得方法等)
パーソナルトレーナーになるために、実は必ずしも特別な資格を持っていなければならないということはありません。
しかし、運動の知識も栄養管理の知識も無い人がパーソナルトレーナーになり、成果をあげることは難しいでしょう。
そのため多くのパーソナルトレーナーは体育系の大学や短期大学、専門学校などで運動生理学やトレーニング科学、栄養学を学んでいます。そのうえで、パーソナルトレーナーとして活躍できることを証明するために民間資格を取得するケースも多いようです。
パーソナルトレーナーの資格にはいくつか種類がありますが、有名なのはアメリカの団体「NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)」や「NSCA(全米エクササイズ&コンディショニング協会)」、日本の団体「JATI(日本トレーニング指導者協会)」が主催している資格です。
NESTAが主催している「PFT(Personal Fitness Trainer)認定」については国際的に高い信頼を得ている資格となっています。
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資格難易度や試験について
PFT認定試験について
PFT認定は、顧客の要求や目的に対して的確なプログラムを提供することができるプロフェッショナルの育成が目的となっています。
ここでいうプロフェッショナルには、単に資格取得をするための知識や技術を身につけていることだけでなく、ビジネススキルや起業家精神、職業の多様化への対応力があることが求められます。
受験要件は次の通りです。
・NESTA JAPAN(又は医学映像教育センター)にてPFTテキストを購入していること
・CPR・AEDの技能に関して定期的なトレーニングを積んでいること(資格認定を受けていることが望ましい)
・日本国籍または、日本で就労可能な在留資格を有していること
・満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者であること
※該当しない場合は次の2つの方法で受験することが可能
・高卒資格を取得する
・NESTAが認定する教育カリキュラム 「ヒューマンアカデミー スポーツカレッジ」にて、カリキュラムを修了する
【該当要件】
・次の①~④のうち、1つ以上の項目に該当すること
①1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある
②1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
③体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している
④ NESTAの認定する養成講座、養成コースを受講済みである
申込方法:ダイレクトコース・ゼミコース・WEBコースのいずれもインターネット申し込み。
以下ダイレクトコース(受験要件の④を受講する必要がない者が受験可能なコース)について記載していきます。
試験地:東京、大阪、名古屋、東北、仙台、九州
試験日程:開催地により毎月0回~1回程度実施
※いずれの日程も事前講習があり、参加することが望ましいとされる。
試験科目:生理学、解剖学、栄養学などの身体に関することから売り上げなどビジネスの成功に関することまで約12項目。
合格発表:米国の機関による採点、NESTA本部(米国)での登録を経て約4〜6週間後に通知。
パーソナルトレーナーに関連する資格や職業
パーソナルトレーナーの仕事に関わりの深い職業には、仕事をしていく上でとチームを組むこともある、医師や理学療法士、リハビリトレーナーなどがあげられます。
パーソナルトレーナーの行うトレーニングは健康や体づくりを目的とすることが多いですが、パーソナルトレーナーとなるための実績として、スポーツや医療系の職業や資格取得を経験している人が多くいます。
どのような資格や職業があるかは、以下の記事をご覧ください。
▼スポーツ業界で活躍する様々な職業を知りたいなら
▼医療業界で活躍する様々な職業を知りたいなら
●管理栄養士
食事管理もパーソナルトレーナーの大切な仕事のひとつなので、管理栄養士も関連の深い職業です。
管理栄養士とは厚生労働大臣が認定する国家資格で、取得することで栄養学のスペシャリストであることを証明することができます。
受験資格はまず大学などで管理栄養士養成課程を卒業し、栄養士の免許を取得します。養成課程が4年制大学卒業ならそのまま受験資格を得ることができますし、その他の場合は必要とされる実務経験を積むことで受験資格が得られます。受験資格を得て、国家試験を受験・合格すれば晴れて管理栄養士となることができます。
管理栄養士については就職活動をする際に採用に有利に働くことや、パーソナルトレーナー以外の仕事をしようと考えたときに使えるため取得するトレーナーもいるようです。
今後のパーソナルトレーナーの将来性
健康推進の需要の増加や高齢化社会の進行によるシニア世代の利用者増加などの理由から、ジムの利用者数は増加する傾向にあります。中でもフィットネスジムの利用者数などは年々増加しています。
ダイエットだけでなく、スポーツパフォーマンス向上、リハビリなど、多様なニーズに対応できるパーソナルトレーナーの需要は高いです。オンラインでのパーソナルトレーニングも普及し、時間や場所にとらわれないトレーニングが可能になり、より多くの人々が利用できるようになったことも利用者の増加を助けています。
世界的にもパーソナルトレーニングの人気は上昇していると言いますし、これから日本でもさらに人気が上昇し、需要が高くなっていくことが見込まれています。このことからパーソナルトレーナーの需要は増加し続けると考えられますので、将来性は十分にあると言えるでしょう。
一方で、パーソナルトレーナーは競争が激化しており、専門性や差別化が求められる職業です。パーソナルトレーナーとして成功するためには、専門知識の習得はもちろんのこと、コミュニケーション能力やマーケティング能力、そして常に学び続ける姿勢が重要です。
どのようなトレーナーになりたいのか、目標を明確にしながら経験を積むことで、選ばれるパーソナルトレーナーとなれるでしょう。
パーソナルトレーナーの就職先
パーソナルトレーナーの主な就職先には次のような場所があります。
・スポーツクラブ
・フィットネスクラブ
・フリーランス など
フリーランスの中には自分でジムを構えてトレーナーをする人もいますし、施設費などがかからない形でフリーランスとして業務委託などを受けるトレーナーもいます。
パーソナルトレーナーの平均年収・MAX年収
パーソナルトレーナーの平均年収は約370万円となっており、日本人の平均年収からすると低めの傾向にあります。
その要因は業界の特徴としてジムやクラブで働くトレーナーの年齢が低いことにあるようです。むしろ働き続けた場合は例えば30代で約560万円、40代で約650万円というデータもありますので、平均年収と比較しても決して少ない年収にはならないと考えられます。
また、フリーランスで活躍しているトレーナーの場合、仮に一年のうちに20万円のコースの人が月に5人入会したとすると20万円×5人×12ヶ月=1,200万円の売り上げになります。
施設費などを考えずに単純な売り上げだけだと1,000万円を越える計算になります。つまり成功すれば十分な年収を得ることができると言うことになります。
パーソナルトレーナーに向いているのはこんな人
運動が好きで、顧客が納得のいく身体作りをするための豊富な知識や新しい情報を持っていることはもちろんのことですが、その上でその知識を持って“必ず顧客の目標を達成させる”という責任感は欠かすことができない要素のひとつです。
それだけでなく見た目や言葉遣いなども非常に重要な要素となります。当然太っていたり姿勢が悪かったり、清潔感がなかったりしていれば『この人で大丈夫かな…』と思うでしょうし、変な言葉遣いや傷つけるような言葉を発する人であれば顧客はマンツーマンでやる気を失ってしまうでしょう。
顧客が安心して任せることができるように見た目をきれいにすること、丁寧な言葉遣いややる気が出る声かけができる人であることが望ましいです。
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パーソナルトレーナーに関連するおすすめの専門学校
ここからは、おすすめのパーソナルトレーナーに関連する専門学校をご紹介します。
いずれもスポーツや医療に関連する分野でとても評価の高い学校なので、パーソナルトレーナーについて専門的に学びたいという方には最適な学校です。
東京リエイチ整体アカデミー【東京都渋谷区 】
◆関連学科:リラクゼーションプロコース、整体プロコース、整体マスターコース、総合エキスパートコース、国家資格者専用コース
柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師など国家資格者も通う整体スクール。独自のカリキュラムやサポートシステムがあり、様々な生徒様から支持されています。
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◆関連学科:ライフケア学科 パーソナルトレーナーコース
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総合学園ヒューマンアカデミー スポーツカレッジ【東京都新宿区 】
◆関連学科:スポーツカレッジ、スポーツトレーナー養成講座(週1日~)
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2⃣業界トップレベルの現役トレーナー講師陣から学ぶ
3⃣NESTA認定校として数多くのトレーナーを輩出
総合学園ヒューマンアカデミー スポーツカレッジの詳しい紹介はこちら
東京栄養食糧専門学校【東京都世田谷区 】
◆関連学科:管理栄養士科
栄養士・管理栄養士を目指すなら東京栄養食糧専門学校!
食品、医療、美容、スポーツ、福祉と様々な分野で求められる食と栄養と健康のスペシャリストを育てます。
アルファ医療福祉専門学校【東京都町田市】
◆関連学科:柔道整復学科、鍼灸学科
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◆POINT1:少人数・担任制で手厚いサポート
◆POINT2:企業連携による実践的な学び
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◆POINT5:満足度の高い就職を目指す
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東京YMCA社会体育・保育専門学校【東京都江東区】
◆関連学科:スポーツトレーナー科
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